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♡知っておくと便利!看護師の小ネタ集【麻疹(はしか)】

2018-05-12 18:33:05 | SMILE

看護師の中では常識とされていることも、



改めて聞かれると説明に戸惑ったり、



気になるけど忙しくて調べるひまがない様なことを



ご紹介していきます。



看護師の方もそうでない方もお役に立ててもらえたら



嬉しいです。



今回は【麻疹(はしか)】についてです。























愛知県で麻疹(はしか)の感染が拡大している、という



ニュースがありました。



感染者は今年の3月以降、沖縄県の90人をはじめ



全国で123人に拡大しており、4月25日の78人から



10日余りで45人も増加しているそうです。



(FNNニュースより)



大人が麻疹(はしか)にかかると危険!とか、



予防接種は受けていない場合は受けた方がいい、



とかいろいろ聞き不安がつのるので、



少し整理してみます。







【麻疹(はしか)とは】





国立感染症研究所によると、



麻疹(はしか)とは



「麻疹ウイルスによっておこる感染症」で、



人から人へと感染します。





感染経路としては空気(飛沫核)感染のほか、



飛沫や接触感染など様々な経路があります。



感染力はきわめて強く、麻疹(はしか)の免疫



がない集団に1人の発症者がいたとすると、



12~14人の人が感染するとされています。



不顕性感染(感染はしても発症しない=症状がでない)



はほとんどなく、感染した90%以上の人が発症します。





発症した人が周囲に感染させる期間は、



症状が出現する1日前(発疹出現の3~5日前)から



発疹出現後4~5日目くらいまでで、



学校は解熱後3日を経過するまで出席停止と



なっています。







【麻疹(はしか)の症状】





麻疹ウイルスに感染すると、10日から12日の



潜伏期間を経て、発熱、咳などを伴い発症します。



38度前後の発熱が2~4日間続き、倦怠感、



咳・鼻水などの上気道の炎症症状、結膜炎症状



が続きます。





乳幼児では下痢・腹痛などの消化器症状をおこす



こともあります。



この段階で特徴となる「コップリック斑」



(口腔内の頬の裏側に白色の小さな斑点)



が現れます。





その後、再び発熱するとともに鮮紅色の発疹が



体表全体に現れ、発疹・発熱や上気道の症状、



結膜炎はひどくなりますが、これらの状態が



3~4日続いた後解熱し、症状は軽快していきます。





合併症のないかぎり7~10日後には主症状は



回復しますが、免疫力が低下しているため、



他の感染症に罹ると重症になりやすく、



また体力などが戻って来るまでに結局1ヶ月位を



要することが珍しくありません。







【麻疹(はしか)の合併症について】





全体の約30%が合併症を引き起こすと



言われています。



最も多い合併症は肺炎ですが、比較的頻度の高い


合併症として中耳炎などがあります。




中耳炎を起こすと難聴になることもあります。



そのほか、頻度は高くないものの脳炎を合併



することもあります。



また、心筋炎、クループ症候群(喉頭の炎症に


より、犬の吠えるような咳や、声のかすれ、



吸気性喘鳴、呼吸困難などの症状を示す)など、



麻疹にかかった数年後に発生する亜急性硬化性脳症等



の中枢神経疾患があります。







【麻疹(はしか)の予防法】



麻疹(はしか)は、マスク、手洗いやうがいなど



では予防できません。



唯一の予防法は、ワクチン接種によって



麻疹(はしか)に対する免疫をあらかじめ



獲得しておくことです



(ただし、妊婦のワクチン接種は避けてください)。



そして、人混みの多い場所を避け、



予防接種前にはしかに感染している、あるいは



感染の可能性がある人に接触してしまったときは、



保健所あるいは病院に電話で連絡をして事前に



指示を仰ぎ、相談しに行きましょう。













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