若杉山に、香椎宮の綾杉(神功皇后手植え)から枝分けしてこの地に植えた杉があるというので、調べていましたら、なんと平成12年、地元にて「森の巨人たち百選」が発表されると、地区の人達から、もっと大きな木があるとの話があり、調査の結果「大和の大杉」を確認したという話題の巨木があるのを知って早速出かけて見ました。
下からすぐに枝が5本に分かれ合計の幹回りが16.15m樹高40mの巨樹で、近くでは大きすぎて写真が撮りにくい状況でした。恐らく、離れて見ていると、普通の大杉が寄り添って伸びているぐらいにしか見えなかったので、発見が遅れたのではないでしょうか?
遠くからではまず気付かないところです。しかし、木の根元まで近づきますと、木元が一本からなっているのに気付きます。
香椎宮からの枝分けとして有名な綾杉もかなり大きくて、本当にこんなところまで綾杉の分け木を植えに来たのか?と疑問になるのですが、立派な綾杉です。
そして、大和の大杉は、その綾杉から500m程登ったところにあります。その大杉を見る観覧台の足場まで篠栗町が作ってくれていました。でも、こうして人に知られてしまうと、特に普通は人がめったに入らない森の中ですから、心無い人が誰もいない時、この大杉の外皮を剥いで持って帰る人がいるみたいで、木の育成に悪影響を及ぼすようです。現にその痕が見受けられました。
本当に、巨木にとっては、人に知られることは不幸なことですね。大和の大杉は推定樹齢が2000年とのことですが、私自身、他の巨木を見ていてもそれぐらいは経っている次第です。
2000年前の福岡市と篠栗近郊一帯は、野と山とそして海岸線だけのシンプルな美しい風景だけだったことを想像するだけでも気持ちの良いものです。
今回は、遠くに出かけなくても、すぐ近くの山に、こんなに大きなそして樹齢を重ねた巨木が存在しているなんて・・・「神秘な世界は実は、すぐ傍にあるのだよ」という不思議な実感を味わってしまいました。
by 大藪光政
下からすぐに枝が5本に分かれ合計の幹回りが16.15m樹高40mの巨樹で、近くでは大きすぎて写真が撮りにくい状況でした。恐らく、離れて見ていると、普通の大杉が寄り添って伸びているぐらいにしか見えなかったので、発見が遅れたのではないでしょうか?
遠くからではまず気付かないところです。しかし、木の根元まで近づきますと、木元が一本からなっているのに気付きます。
香椎宮からの枝分けとして有名な綾杉もかなり大きくて、本当にこんなところまで綾杉の分け木を植えに来たのか?と疑問になるのですが、立派な綾杉です。
そして、大和の大杉は、その綾杉から500m程登ったところにあります。その大杉を見る観覧台の足場まで篠栗町が作ってくれていました。でも、こうして人に知られてしまうと、特に普通は人がめったに入らない森の中ですから、心無い人が誰もいない時、この大杉の外皮を剥いで持って帰る人がいるみたいで、木の育成に悪影響を及ぼすようです。現にその痕が見受けられました。
本当に、巨木にとっては、人に知られることは不幸なことですね。大和の大杉は推定樹齢が2000年とのことですが、私自身、他の巨木を見ていてもそれぐらいは経っている次第です。
2000年前の福岡市と篠栗近郊一帯は、野と山とそして海岸線だけのシンプルな美しい風景だけだったことを想像するだけでも気持ちの良いものです。
今回は、遠くに出かけなくても、すぐ近くの山に、こんなに大きなそして樹齢を重ねた巨木が存在しているなんて・・・「神秘な世界は実は、すぐ傍にあるのだよ」という不思議な実感を味わってしまいました。
by 大藪光政