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楽しくいこう!!

最中を考えてみる②

2012年01月17日 | Weblog
さて、

先回に続き最中(もなか)を考えてみます。




歴史もあり、その地位も確立している最中ですが、
個人的にあまり好きではありませんでした。

その理由が、『なんとなくもさっとして、甘ったるく、歯にくっつくから』
なんですが、意外と同じようなことを言う人が多いのです。


では、なぜそうなってしまうかですが、

その原因は、中のあんこに含まれる水分にあります。

寒天を使うなど、かために仕上げてあるあんこですが、
どうしても水分を含んでいます。
時間がたつとこの水分が、もなかの皮に移っていくのです。


実は、もなかの皮は、最初はパリっとしています。

ですから、作りたての最中は、パリっとして、
普段食べる最中とちょっと違う感じがします。
個人的には、とっても好きなんですが・・・


(あんこと抹茶クリーム)





(抹茶アイスクリームを入れた最中)


いずれも作りたてを割ってみました。
パリッとしています。




でも、時間がたつとやはり、もなかの皮はやわらかくなってしまうのです。




そしてもうひとつは保存の問題。

一般的に糖度がたかければ高いほど痛みが少なく、
保存期間を長く設定できます。

昔から、保存が長くきくように糖度を高くしていたのでしょうが、
必然的に甘ったるいパサッとしたあんこになってしまうのでしょうね。


要するに、なるべく保存がきくように、
糖度の高く、水分の少ないあんこを最中の種につめます。
作りたては、最中の皮はパリパリしてますが、
時間とともに、あんこの水分が最中の皮に移っていきます。

よって、食べるときには、もさっとした甘ったるい感じがしてしまう。




好ききらいがハッキリわかれる原因は、こんなところにあったんですね。





もうちょっと考えてみます。

では!!  



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