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スタートライン


保育園に勤務をしていた10年前…。
同居していた主人の母が癌になられて余命1年と宣告され、
私は当時、園長という職責にあり仕事をまだまだ頑張ろう!
大好きなこの保育の仕事をもっともっと極めたい!と思っている時でした。

これまで働く母としての私を支え、孫を二人大切に大切に育てる支援をしてくれた義母の為に
このまま看病も十分できず、病院にいる義母にどう恩返ししたらいいだろう、
仕事を辞めて義母の命ある限りを寄り添うことをすべきだろうか…。
いや、仕事は辞めたくない! 辞めるべきか辞めないでいいかと自問自答の毎日。

そんな時に親友が「いい歌を唱わはる馬場俊英ていう人のライブに行かないか?」
と、誘ってくれたのが大阪フェスティバルホールで平成18年12月にあったライブ!

また当日、職場から駆けつけようと職員室を出ると
「園長先生、ちょっとご相談が…」と悩みを抱えた保護者の方が。
ライブには遅れるのを覚悟で悩みを聞き、
そして電車にとびのりフェスティバルホールに着いたときにはすでにライブは始まっていました。

フェスティバルホール真ん中ぐらいの席につきホッとした時に
馬場さんが唄われたのが♪「スタートライン」でした。
もう涙が止まりませんでした。私は何を悩んでるんだろう。
仕事に未練はあるけれど辞めてもまた次へのスタートラインがある!

馬場さんにポーンと背中を押してもらった気持ちになり、
スタートラインの歌が終わったときには、
「仕事は辞めておばあちゃんを看よう」と答は出ていました!

それから翌年3月31日に退職、その年の10月におばあちゃんは
最後に「ありがとう」の言葉を嫁の私に言って、天へと召されていきました。

ステキな義母でした。
あれから9年経ち縁あり、今は保育専門学校や短期大学で
幼稚園教諭や、保育園の保育士になる学生たちに幼児教育を教える立場になりました。
毎年、羽ばたいていく学生たちにはメッセージとして、
馬場さんの「スタートライン」を必ずかけさせていただいています。

見えない『スタートライン』…私は馬場さんに本当に勇気と希望を頂きました!一生の恩人です!
今の私があるのも馬場さんの素晴らしい「スタートライン」に出逢えたからです。
ライブに連れて行ってくれた親友に感謝!
そして一生の宝物の歌をプレゼントしてくださった馬場さん!!ありがとうございました!

60歳を迎えた今からもまだまだ私のスタートラインは続きます(*^_^*)



(60代女性)

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