道の途中で・・・

人生の折り返し地点を通過。自分の生き方を探す日々の記録。

王子誕生

2008-08-14 | 愛すべき人々

夏の楽しみの一つは昼寝をしながら読書・・

けれど今年はオリンピック観戦という楽しみが加わった。

仕事の休みと男子体操団体が重なって、

銀メダルの感動を味わうことができた。

 

なかでも注目は、新星☆内村航平選手。

十分にその役割を果たしたのに、初めてのオリンピックにちょっとぎこちない。

表彰台に上がるときも、先輩たちを盗み見て続いた。

そして首に掛けられた銀メダルを珍しげに眺める様子がカワイイ。

19歳の内村くん(あえて”くん”呼び)がなんだか身近に感じられた。

 

翌日の”めざましTV”を見てると、

体操男子を取材中の渡辺アナをつかまえて

ちゃっかり2ショット写真をせがむ元気な女性・・・

なんと内村くんのお母さんだという。

わが子がオリンピックに出てるというのに、

そのミーハーぶりがほほえましい。

「試合を見てるだけで感動して涙が出ちゃう」と潤んだかと思えば、

記者団に囲まれた息子(内村くん)をデジカメで”追っかけ”。

そして「内村選手と2ショットを!」との記者の声に

腕を回す母から息子は嫌がって逃げ回っていた(!?)

 

うふふ。

その姿がぽん太と私、

その他、周りにたくさんいる今どきの親子を思い出させ

とっても親近感を覚えた。

 

今日もたまたま仕事が休みで男子個人総合を観ることが出来た。

「内村くんが出るよ~」ってもんで、

”近所の子が運動会で活躍してるような感覚”でTVに釘付け。

あん馬を終えたときは23位。

もうメダルからは遠く離れたと思ったのに、ひょうひょうと演技を続け

終わってみればなんと銀メダル!

・・・・本当はタダモノではなかった。

(ご両親とも体操を教えるいわばサラブレッドだと後で知った。

自分たちと一緒にするなんて失礼しました。)

 

怖いもの知らずでプレッシャーにめっちゃ強い。

何やら、”ナントカ王子”の風格を感じさせる。

当然”追っかけ”も増えるだろう。

”元祖追っかけ”のお母さんは

メダルより何より、我が子の頑張っている姿を見て

きっと今日もウルウルされていたことだろう。

そして4年後もロンドンまでカメラを抱えて追っかけていくんだろうな。 

母はいつでも息子の応援団だ。

 

 

明日。

我が家にも、久々に我が家の”王子”が帰ってくる。

 

 

 

 

 


華麗なる・・

2008-08-05 | ・今日の気持ち・

7月に夏休み分を遊んでしまったので、

8月は健康維持のため、病院通いの日々だ。

目医者に歯医者に形成外科に・・・。

ずっと右目が見えにくいと思っていたら

眼科で「もう白内障、始まってますよ!」

と、なんともショッキングーなことを言われてしまった。

 

 

行きつけだった歯医者は、昨年院長が亡くなられたが、

若い息子が跡を継いだというので、迷った末に行ってみた。

実はこの息子、高校時代は相当のワルだったらしく

入学先の高校で大暴れして、

その先何年間か後輩がその高校には入学させてもらえなかった

・・・それほどのエピソードをお持ちの方。

今ではどんな大人になっているのだろうと興味津々、ダメでもともと。

 

 

診察室は少しリフォームされ、デザイン重視になっていた。

そして診察台に現れた息子は・・・

かなりのイケメン!目元も涼やか!これはモテるだろうな~。

「院長の息子の○○です」謙虚でありながら如才ない。

診察は丁寧、最新機器の導入、説明もわかりやすい。

 

(意外といいかも!)と思っているところへ

切れ長目のイケメン君が私を見つめて申し訳なさそうに言った。

「申し上げにくいんですが、華麗によって・・・」

「え?華麗な何ですって?」

「歯にもアンチエイジングが必要です。」

 

はぁ。。。加齢ですか。

しかし、定期的に通うことによって加齢を遅らせることはできるそうだ。

アンチエイジング!私の反応しやすい言葉をよくご存知で。

 

そういうわけで、今日もせっせとイケメン先生に会いに通う。

眼科でつっけんどんに「白内障!もう歳だからね!」

と言われたときより思いやりがあった。

昔の不良息子も、紆余曲折を経て今や立派な歯医者さんになった。

「頑張る若い子を応援してやろう」

そんな気持ちもあって、このイケメン先生をかかりつけ医に決めた。

 

 

イケメン相手に口を開けるのだから、診察のたび気分は少し若返る。

おっしゃる通り、通うことです!アンチエイジングには。


夏の匂い

2008-08-02 | ・今日の気持ち・

今日、職場に来た迷子ちゃんを囲んでの会話・・・

「この子、女の子だわ~」

「誰か連れて帰ってくれる人いないかしら?

ここで放したら車にひかれちゃうかもしれないし・・・」

 

この子=ちっちゃい女の子・・? ノンノン

仔犬か仔猫? いえいえ違います。

 

 

職場の隣に小さな福祉ショップがあって、

扉ひとつでつながっている。

その扉を開けたSちゃんが、突然

「カブトムシの匂いがする~!」

というので、どれどれ私も行ってみた。

 

ホント!カブトムシの匂いだ!!

みんなは「すごく敏感なお鼻ねぇ」なんて感心してたらしいけど、

カブトムシの匂いってあるのだ。

どうやら福祉ショップの居心地がよかったらしく、

あちこち歩きまわってマーキング(?)したらしい。

 

 

・・・・・というわけで正解は、

迷子のメスのカブトムシが捕獲され、

大事そうに(?)ティッシュの布団に包まれて

職場に来たときの会話。

福祉ショップでは植物も扱っているので、

そんなものに紛れこんで遊びに来たのかもしれない。

 

誰か!・・と言われ、

昆虫好きな宇宙くんへのお土産にしようか、

と一瞬考えたが、職場の周りの数少ない木に帰してやることにした。

 

 

カブトムシの匂いか・・・

子ども達が小さかった頃、

この匂いは”夏休みの始まり”の匂いだった気がする。

 

小さかった子どもたち3人を引きつれて、

虫網を持って公園を歩きまわった夏休み。

ただでさえ暑いのに、まとわりつかれて、疲れ果てて、

4人でゴロゴロ昼寝をするしかなかった午後。

お庭プールやおやつのスイカや、

近所の子どもをみんな誘って大はしゃぎした花火。

夏草の匂いも、線香花火の匂いも、スイカの匂いも、

ビニールプールの匂いも(あるって!)みんななつかしい。

 

 

冷房のガンガン効いた職場にいて忘れそうになってた夏の匂いを

ちょっと思い出した午後・・・・でした。