・ むうぶな気持ち ・




限られた人生 素敵に生きよう!

『密やかな結晶』読了

2006年05月11日 | Weblog
kakoに教えてもらった小川洋子さんの著書の中から
『密やかな結晶』という本を読んでみました



とある島に住む人は1つずつ 自分の周りの物とその記憶を強制的に消滅させられていき
最後にはすべての消滅に繋がっていく・・・
物語の中で主人公が書く小説も 読んでいて引き込まれる不思議な世界でした
『博士の愛した数式』も小川洋子さんの著作だって今日知りました
映画館で見損なっちゃったから DVD観とかなきゃですね
萩原浩さんの『明日の記憶』も『博士の愛した数式』も『密やかな結晶』も
失くしたくない記憶を失くしてしまう人を支え、見守る周りの人が持て余す哀しみや辛さとどう向き合うかが描かれているんだと思った

いずれは無に還る人間だけど、その誰にも輝いた人生を送っていた時があったことを周りの者が心に留めてあげるしかないよね