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校長室の窓

子どもたちの様子を記録

心の温まるあいさつ

2010-01-22 09:07:06 | 日記
寒い朝になりました。白い息を吐きながらも、子どもたちは元気に登校してくれました。
 校門で朝の挨拶を交わしていると、「おはようございます。きょうは頑張ります。」「おはようございます。今日は寒いですね。」と声を掛けてくれる6年生がいました。これまでは、「おはようございます」だけだったのですが、一言つなげて挨拶をされただけなのに心が温かくなってくるのが分かりました。そして、とても爽やかな気分になります。このように一声掛けたのには訳があって、国語の時間に「私たちの言葉」で、相手のことを気遣って心が通い合う挨拶をすることが大切であることを学習したんだそうで、さっそく実行してくれていたことが分かりました。このように、素敵な挨拶が学校中にいやもっと町中に広がったら素晴らしいと思いました。
 さて、挨拶も人と人をつなげる大切な一言ですが、学校では担任が子どもたちに掛ける言葉掛けも大切で、その子を勇気づけたり前向きにさせたりすることもできる代わりに逆に自信をなくさせたり落ち込ませてしまったりすることもあるので気をつけています。ご家庭での言葉掛けでも参考になるので、老婆心ながらこの前勉強した「ことばかけのヒント」を紹介します。
①「しっかり」「ちゃんと」ではなく、具体的に
「ちゃんとしなさい」とはよく使いますが、漠然としていてどう振る舞えばいいか分からず困ってしまう子どももいます。「どうすべきか」を具体的に伝えてあげると、あっそうか、と行動に移せるかも知れません。
②一度に沢山言わない
やって欲しいこと、行動して欲しいことがあると、つい沢山のことを言ってしまいがちです。しかし、次から次へ指示を出されると、最初に言われたことさえ忘れてしまい混乱を招き、結局何一つ出来なくなってしまうことさえあります。沢山伝えるときには、メモにするとか、言葉での指示はせいぜい2つ位に押さえると良いでしょう。
③「~しないで」より「~しよう」
危ないとき・止めて欲しいとき、どうしても「はさみを振り回してはダメ」「人の物を無理に取っちゃダメ」と、言いがちです。「ダメなのは分かっている、どうしたらいいの?」と思っている子どももいます。次のように言うと、素直に正しい行動に移れます。
・「はさみを振り回してはダメ」→→「はさみは物を切るときだけ持とうね」
・「人の物を無理に取っちゃダメ」→→「人の物を借りるときは『貸して』と言おうね」
④ポジティブルールで説明しよう
「終わらなかったら○○させないぞ!」こんな言葉を使ってしまうことがあります。あせってパニックになったり、あるいは「もうやらない」とあきらめてしまう子もいます。「もし○○ならば◎◎できる」というポジティブなルールがあると、安心して行動できます。

さあ、今日は、お子さんを心温まる言葉で迎えてやり、やる気が出てエネルギーが得られる言葉かけで励ましてみませんか?

 

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