去る4/13、愛知県立芸術センターコンサートホールで催された坂本龍一さんの「Playing the Orchestra 2014」に行ってきました。
大阪公演もありましたが、曜日の関係で名古屋までやってまいりました。
名古屋駅から地下鉄で2駅、栄駅に直結しているホールというか、美術館や大小のホールもある立派な建物でした。
エスカレーターで4階に上がって、4時15分開場。
客層はやっぱり男性率高いかな。大体40歳代後半から50歳代中心。親子連れの方もちらほら。
中央にデーンとパイプオルガンがある、クラッシック音楽専用のホールです。
思ったより大きくなく、舞台がかなり近い。
ピアノって普通下手に指揮者側を向いて置いてあるじゃないですか、今回は教授がピアノ・指揮ということでセンターに鍵盤がこっち向いている状態に置いてありました。どんなことになるのかとワクワク。
奏者の方が出てこられて練習?ウォーミングアップ?(なんていうのかわからない)で八重の桜の八重のテーマとか聴こえてきて、またわくわく♪
5時開演。
奏者の方が入られてきて、コンサートマスターさんが立って弾かれて音あわせ?(クラッシックに疎いワタクシお許しを)して、教授登場。
黒いスーツに黒いネクタイ黒縁の眼鏡をかけてらっしゃいました。
1曲目。なんだかわからない。ものすごくゆったりした曲。わからん。咳やら、お子様のグスるお声などがよく目立ってなんともものすごい曲になっていました。
ピアノの前に立って指揮する教授。すごいな。
2曲目は多分聴いたことあるかなあという感じ。セットリストみたら「キズナ」でした。
わからん曲が続き、おもむろにピアノの左側に置いてあるマイクを手に取り、いきなり喋りだす教授。
もともとぼそぼそ系の話声なのに、音響がいいのでマイクの声が反響して半分くらいわからない
「今日は石川から始まってツアー7箇所目で千秋楽です、1回ごとに演奏が良くなっていく。オーケストラの方たちと話しているとYMOをご存知で、あれもやりたい、これもやりたいと声があがった。新旧取り混ぜて今日は演奏します。」みたいなお話でした。
やっとわかった(寝そうになってました)「美貌の青空」。
トリオツアーも良かったけど、フルオーケストラもいいなあ。
「名古屋に良く来てる、最近は日帰りで名物も食べられない。」とぼそぼそ。
続いて「キャスタリア」。
YMOの曲が来ました!
と思ったのですが、聴いてるときは次々フレーズを口ずさむことができたのですが、曲名が浮かばずモヤモヤしてました。管弦楽にかかると、この曲すごいですね、盛りあがるところでは太鼓(?)がどどどどんっときて、何かのサントラのようでした。
続いて映画「一命」より。
作曲されたのが3月11日だったそうで忘れられない曲という紹介でした。
本当良い曲ですね。映画は全く観る気がしないので困ったものです。
6時過ぎ、休憩15分
「ボレリッシュ」
サントラのようですね。知らない曲でした。教授らしいピアノの綺麗な曲でした。
真正面に(?)背を向けてピアノを弾く教授が良く見えて不思議な感じでした。
「ハッピーエンド」YMOの曲ですね。演奏前に教授が紹介してくださったのでバッチリわかりました。
「ラストエンペラー」
「4月11日はアカデミー賞受賞の日でした。この曲をやります。」というような紹介でした。
二胡や中国琴が無かったのは残念でしたが、私にとっては初めてのフルオーケストラバージョン(生では)。
管楽器で二胡風の「ふうぇ~ん」の音がしてたのですが、何だろう。
オリジナルよりティンパニ?太鼓?がゆっくりでとっても大きくて、体にずどーぉんと響いて、最高でした。
この曲を聴くと、この映画は坂本龍一が作曲だから観に行ったことや、今は芝居小屋になっている松竹座で見たなとか、立見ですごいことになってたなとか、初めて買ったCDはこのサントラだったとか、アカデミー賞にノミネートされて授賞式の日はむちゃくちゃ緊張したなとか、その後映画館で何度も観に行ったとか、ジョン・ローンにもハマったとか、いろいろな思い出がたくさん出てきたのと、嬉しさとで涙がぼろぼろ止まりませんでした。
最後の盛り上がって終わるところでは、教授は人差し指を上に上に立てていて、私も席から立ち上がりそうになりました。
拍手もいちばん大きく激しく長かったかな。私も頭の上で拍手しそうになりました。
続いておまちかねの「バレエメカニック」
教授のお話によると、30代半ばの若手の作曲家?さんのアレンジらしく音数が多くて大変とか。楽団の方も頷いていらした。
オーケストラになったらどんなかな?と思ってたら、意外や意外、オリジナルよりむちゃくちゃかわいい曲でした。鉄琴?金属音がとってもかわいい♪弦楽器の方々はずっと弦をはじいていて演奏が大変そうでした。
「アンガー」
4楽章ある曲のうちの2楽章目らしいです。ロシアの女性のジャーナリストのインタビューを受けてこの曲が好きだと言っていたと、それならやってみようかとなったそうです。
初めて聴きましたが、「anger」な曲でした。ロシアのジャーナリストさん怒ってたのかな?
「リトルブッダ」
先ほどと違い静かな始まり。キアヌ・リーブスがこんなに人気が出るとは当時思わなかったなあ。とか、また思い出が。
7時過ぎ、一旦終了。
アンコール
「八重の桜」
フルオーケストラで聴けて嬉しかったです。やっぱり迫力ありますね。後半の「かんっ」ってのは木琴じゃなかったんですね。茶色い拍子柝じゃないな、なんでしょうかね。
聴いていていつも思うのですが、もう少し長いバージョン作ってくださらないかなあと。
積もる話もあるがということで始まったお話。中高生?のオーケストラで福島で演奏したときのお話。(NHKで放送されてたのを見逃してました)年をとると汚れがたまるから浄化してもらったと笑いが起きていました。
「シェルタリングスカイ」
オリジナルに近かったのではなかったでしょうか。サントラのCDそっくりと思いました。
この映画は試写会で見に行きました。淀川長治さんがCMで大絶賛されていましたが、私は全くわからなくて(子供だったので)、でも曲は大好きなという思い出。
今もう一度見たら感動するかもしれないかな。
「戦場のメリークリスマス」
教授のピアノソロから。正面向いてるのでやっぱりなんだか不思議。
おしまいのほうはピアノを弾かずに立って指揮に集中。ピアノのだんだかだんだんっ!っていうところが好きなのでちょっと残念なような気もしました。
「かんっ!」っていう印象的な音は絶対拍柝だと思います。「かんっ!」っていうより「ちょんっ!」でしたもん。木の色も薄い色でしたし。
これで終演かと思ったら、アンコールその2
「パロリブル」教授の繊細なピアノソロから入る曲。というかずっとピアノでいくのかと思ったら合奏になりました。後で調べてみたら「未来派野郎」の曲だったんですね。すっかり忘れてました。これまたサントラみたい。
拍手が鳴り止みません。2回くらいカーテンコール(緞帳がないから、教授が舞台に出たり入ったり)があり、最前列のお客さんが立っていると、教授のほうから握手されたり。
千秋楽ってこんなのかぁ、改めて思いました。
7時半前終演。
一曲、一曲ごとにマイクを持って何かお話される教授でした。
こんなにおしゃべりさんだったかなあ。
「前半は緊張感を強いる曲で、後半はぐっと盛り上げる構成」だったとか。
「昨年も東京フィルだったが、今年は音が違う。どうしてなんでしょうねえ。」と楽団の方に語りかけるようなお話。「これからが始まりです。」なんておっしゃって、客席は拍手するときもありましたかね。
コントラバス(?)さんが6人(多分)もいらっしゃって、ぼんぼん弦を弾く音がよく響いてドラムっぽかったなあ。
途中、打楽器や吹奏楽系の方が入ったり出たり。鉄琴?木琴?の女性の方が行ったり来たりしていろんな楽器を演奏されてて大変そうでした。曲の途中であってこっちされてたり。
長唄の三味線と同じでコンサートマスターさんが激しく弾いておられ、舞台外側にいくにつれてだんだん弱く弾いておられるようでした。(何と比較?)
激しく終わる曲ではバイオリンやビオラ?さんの弓?が一斉に楽器の上に止まったまま。かっこいい~。
三味線ではないもんな、こんなの。
行ってよ良かったです。いろんなものが浄化された感じです。
最後に教授は「来年も一緒にやりましょう。」ということでしたので、楽しみにしています。
■□■
Still Life
KIZUNA
kizuna world
aqua
美貌の青空
CASTALIA
逃げられない(映画「一命」より)
一命
休憩
Bolerish
Happy End
The Last Emperor
Ballet Mechanique
anger (「untitled 01」より)
Little Buddah
アンコール1
八重の桜
The Sheltering Sky
戦場のメリークリスマス
アンコール2
Parolibre
大阪公演もありましたが、曜日の関係で名古屋までやってまいりました。
名古屋駅から地下鉄で2駅、栄駅に直結しているホールというか、美術館や大小のホールもある立派な建物でした。
エスカレーターで4階に上がって、4時15分開場。
客層はやっぱり男性率高いかな。大体40歳代後半から50歳代中心。親子連れの方もちらほら。
中央にデーンとパイプオルガンがある、クラッシック音楽専用のホールです。
思ったより大きくなく、舞台がかなり近い。
ピアノって普通下手に指揮者側を向いて置いてあるじゃないですか、今回は教授がピアノ・指揮ということでセンターに鍵盤がこっち向いている状態に置いてありました。どんなことになるのかとワクワク。
奏者の方が出てこられて練習?ウォーミングアップ?(なんていうのかわからない)で八重の桜の八重のテーマとか聴こえてきて、またわくわく♪
5時開演。
奏者の方が入られてきて、コンサートマスターさんが立って弾かれて音あわせ?(クラッシックに疎いワタクシお許しを)して、教授登場。
黒いスーツに黒いネクタイ黒縁の眼鏡をかけてらっしゃいました。
1曲目。なんだかわからない。ものすごくゆったりした曲。わからん。咳やら、お子様のグスるお声などがよく目立ってなんともものすごい曲になっていました。
ピアノの前に立って指揮する教授。すごいな。
2曲目は多分聴いたことあるかなあという感じ。セットリストみたら「キズナ」でした。
わからん曲が続き、おもむろにピアノの左側に置いてあるマイクを手に取り、いきなり喋りだす教授。
もともとぼそぼそ系の話声なのに、音響がいいのでマイクの声が反響して半分くらいわからない
「今日は石川から始まってツアー7箇所目で千秋楽です、1回ごとに演奏が良くなっていく。オーケストラの方たちと話しているとYMOをご存知で、あれもやりたい、これもやりたいと声があがった。新旧取り混ぜて今日は演奏します。」みたいなお話でした。
やっとわかった(寝そうになってました)「美貌の青空」。
トリオツアーも良かったけど、フルオーケストラもいいなあ。
「名古屋に良く来てる、最近は日帰りで名物も食べられない。」とぼそぼそ。
続いて「キャスタリア」。
YMOの曲が来ました!
と思ったのですが、聴いてるときは次々フレーズを口ずさむことができたのですが、曲名が浮かばずモヤモヤしてました。管弦楽にかかると、この曲すごいですね、盛りあがるところでは太鼓(?)がどどどどんっときて、何かのサントラのようでした。
続いて映画「一命」より。
作曲されたのが3月11日だったそうで忘れられない曲という紹介でした。
本当良い曲ですね。映画は全く観る気がしないので困ったものです。
6時過ぎ、休憩15分
「ボレリッシュ」
サントラのようですね。知らない曲でした。教授らしいピアノの綺麗な曲でした。
真正面に(?)背を向けてピアノを弾く教授が良く見えて不思議な感じでした。
「ハッピーエンド」YMOの曲ですね。演奏前に教授が紹介してくださったのでバッチリわかりました。
「ラストエンペラー」
「4月11日はアカデミー賞受賞の日でした。この曲をやります。」というような紹介でした。
二胡や中国琴が無かったのは残念でしたが、私にとっては初めてのフルオーケストラバージョン(生では)。
管楽器で二胡風の「ふうぇ~ん」の音がしてたのですが、何だろう。
オリジナルよりティンパニ?太鼓?がゆっくりでとっても大きくて、体にずどーぉんと響いて、最高でした。
この曲を聴くと、この映画は坂本龍一が作曲だから観に行ったことや、今は芝居小屋になっている松竹座で見たなとか、立見ですごいことになってたなとか、初めて買ったCDはこのサントラだったとか、アカデミー賞にノミネートされて授賞式の日はむちゃくちゃ緊張したなとか、その後映画館で何度も観に行ったとか、ジョン・ローンにもハマったとか、いろいろな思い出がたくさん出てきたのと、嬉しさとで涙がぼろぼろ止まりませんでした。
最後の盛り上がって終わるところでは、教授は人差し指を上に上に立てていて、私も席から立ち上がりそうになりました。
拍手もいちばん大きく激しく長かったかな。私も頭の上で拍手しそうになりました。
続いておまちかねの「バレエメカニック」
教授のお話によると、30代半ばの若手の作曲家?さんのアレンジらしく音数が多くて大変とか。楽団の方も頷いていらした。
オーケストラになったらどんなかな?と思ってたら、意外や意外、オリジナルよりむちゃくちゃかわいい曲でした。鉄琴?金属音がとってもかわいい♪弦楽器の方々はずっと弦をはじいていて演奏が大変そうでした。
「アンガー」
4楽章ある曲のうちの2楽章目らしいです。ロシアの女性のジャーナリストのインタビューを受けてこの曲が好きだと言っていたと、それならやってみようかとなったそうです。
初めて聴きましたが、「anger」な曲でした。ロシアのジャーナリストさん怒ってたのかな?
「リトルブッダ」
先ほどと違い静かな始まり。キアヌ・リーブスがこんなに人気が出るとは当時思わなかったなあ。とか、また思い出が。
7時過ぎ、一旦終了。
アンコール
「八重の桜」
フルオーケストラで聴けて嬉しかったです。やっぱり迫力ありますね。後半の「かんっ」ってのは木琴じゃなかったんですね。茶色い拍子柝じゃないな、なんでしょうかね。
聴いていていつも思うのですが、もう少し長いバージョン作ってくださらないかなあと。
積もる話もあるがということで始まったお話。中高生?のオーケストラで福島で演奏したときのお話。(NHKで放送されてたのを見逃してました)年をとると汚れがたまるから浄化してもらったと笑いが起きていました。
「シェルタリングスカイ」
オリジナルに近かったのではなかったでしょうか。サントラのCDそっくりと思いました。
この映画は試写会で見に行きました。淀川長治さんがCMで大絶賛されていましたが、私は全くわからなくて(子供だったので)、でも曲は大好きなという思い出。
今もう一度見たら感動するかもしれないかな。
「戦場のメリークリスマス」
教授のピアノソロから。正面向いてるのでやっぱりなんだか不思議。
おしまいのほうはピアノを弾かずに立って指揮に集中。ピアノのだんだかだんだんっ!っていうところが好きなのでちょっと残念なような気もしました。
「かんっ!」っていう印象的な音は絶対拍柝だと思います。「かんっ!」っていうより「ちょんっ!」でしたもん。木の色も薄い色でしたし。
これで終演かと思ったら、アンコールその2
「パロリブル」教授の繊細なピアノソロから入る曲。というかずっとピアノでいくのかと思ったら合奏になりました。後で調べてみたら「未来派野郎」の曲だったんですね。すっかり忘れてました。これまたサントラみたい。
拍手が鳴り止みません。2回くらいカーテンコール(緞帳がないから、教授が舞台に出たり入ったり)があり、最前列のお客さんが立っていると、教授のほうから握手されたり。
千秋楽ってこんなのかぁ、改めて思いました。
7時半前終演。
一曲、一曲ごとにマイクを持って何かお話される教授でした。
こんなにおしゃべりさんだったかなあ。
「前半は緊張感を強いる曲で、後半はぐっと盛り上げる構成」だったとか。
「昨年も東京フィルだったが、今年は音が違う。どうしてなんでしょうねえ。」と楽団の方に語りかけるようなお話。「これからが始まりです。」なんておっしゃって、客席は拍手するときもありましたかね。
コントラバス(?)さんが6人(多分)もいらっしゃって、ぼんぼん弦を弾く音がよく響いてドラムっぽかったなあ。
途中、打楽器や吹奏楽系の方が入ったり出たり。鉄琴?木琴?の女性の方が行ったり来たりしていろんな楽器を演奏されてて大変そうでした。曲の途中であってこっちされてたり。
長唄の三味線と同じでコンサートマスターさんが激しく弾いておられ、舞台外側にいくにつれてだんだん弱く弾いておられるようでした。(何と比較?)
激しく終わる曲ではバイオリンやビオラ?さんの弓?が一斉に楽器の上に止まったまま。かっこいい~。
三味線ではないもんな、こんなの。
行ってよ良かったです。いろんなものが浄化された感じです。
最後に教授は「来年も一緒にやりましょう。」ということでしたので、楽しみにしています。
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Still Life
KIZUNA
kizuna world
aqua
美貌の青空
CASTALIA
逃げられない(映画「一命」より)
一命
休憩
Bolerish
Happy End
The Last Emperor
Ballet Mechanique
anger (「untitled 01」より)
Little Buddah
アンコール1
八重の桜
The Sheltering Sky
戦場のメリークリスマス
アンコール2
Parolibre