明け方の大きな雷の音で眠りが破られた6月22日火曜日。
出勤前の忙しない支度の最中、家の前を心細げにうろつく一匹の犬に遭遇する。
直感する。
迷い犬だ。
ミミちゃんの事がフラッシュバックされ
なんとも言えない思いが胸に広がる。
処分するには忍びなく取っておいたミミちゃんのリードで捕らえてみると
この辺りでは見かけない薄茶色をした老犬は
昨晩からの雨で濡れ鼠と化し、少々情けない姿も
真新しい首輪をしている。
おそらく明け方の雷に驚き、家を飛び出してしまったのだろう。
タオルで体を拭き、水を飲ませる。
やたらと大人しいコで、体を拭かれても嫌がりもしない。
piyoさんが保護された仔猫ちゃんの経緯が頭を過ぎるも
出勤までわずか数十分に迫っている。
彼を乗せ、ミミちゃんの折にお世話になった交番まで車で走る。
我が家は少し変わったシステム(※後日エントリ予定)を導入しているため
わずか5分の交番までの距離で決断するしかない。
領域を飛び出してしまったワンちゃんは
飼い主が声を嗄らして捜しても二度と会えない不幸をイヤというほど知っている。
だから迷える命は絶対に死守しなければならない。
事情を説明し、一時預かりをしてもらう。
気持ちの入らない勤務を終え早々に交番を訪ねるが、
残念ながら飼い主さんからの届出はなく
保護した際に保存した一枚の画像を頼りに貼紙を作成し
ミミちゃんの時にお世話になった各所に再び貼紙の依頼をして夜を走る。
翌日を向かえ、いよいよタイムリミットだ。
再び仕事帰りに交番を訪ねると
飼い主さんの届出があり、無事引き取られて行ったと朗報を知る。
おまわりさんに抱きつきたいくらいに狂喜しお礼を言い家路につくも、
歩いて歩いて
歩きつかれたミミちゃんも
老犬君と同じような心細げな目をしていたに違いないと思うと
たまらない気持ちになる。
ハッピーエンドとともに帰らぬリードとなってしまったが
いつまでも置いていても仕方ない。
ミミちゃん。
リード大役だったね。
お手柄だよ。
ありがとうね。
・・・・・
出勤前の忙しない支度の最中、家の前を心細げにうろつく一匹の犬に遭遇する。
直感する。
迷い犬だ。
ミミちゃんの事がフラッシュバックされ
なんとも言えない思いが胸に広がる。
処分するには忍びなく取っておいたミミちゃんのリードで捕らえてみると
この辺りでは見かけない薄茶色をした老犬は
昨晩からの雨で濡れ鼠と化し、少々情けない姿も
真新しい首輪をしている。
おそらく明け方の雷に驚き、家を飛び出してしまったのだろう。
タオルで体を拭き、水を飲ませる。
やたらと大人しいコで、体を拭かれても嫌がりもしない。
piyoさんが保護された仔猫ちゃんの経緯が頭を過ぎるも
出勤までわずか数十分に迫っている。
彼を乗せ、ミミちゃんの折にお世話になった交番まで車で走る。
我が家は少し変わったシステム(※後日エントリ予定)を導入しているため
わずか5分の交番までの距離で決断するしかない。
領域を飛び出してしまったワンちゃんは
飼い主が声を嗄らして捜しても二度と会えない不幸をイヤというほど知っている。
だから迷える命は絶対に死守しなければならない。
事情を説明し、一時預かりをしてもらう。
気持ちの入らない勤務を終え早々に交番を訪ねるが、
残念ながら飼い主さんからの届出はなく
保護した際に保存した一枚の画像を頼りに貼紙を作成し
ミミちゃんの時にお世話になった各所に再び貼紙の依頼をして夜を走る。
翌日を向かえ、いよいよタイムリミットだ。
再び仕事帰りに交番を訪ねると
飼い主さんの届出があり、無事引き取られて行ったと朗報を知る。
おまわりさんに抱きつきたいくらいに狂喜しお礼を言い家路につくも、
歩いて歩いて
歩きつかれたミミちゃんも
老犬君と同じような心細げな目をしていたに違いないと思うと
たまらない気持ちになる。
ハッピーエンドとともに帰らぬリードとなってしまったが
いつまでも置いていても仕方ない。
ミミちゃん。
リード大役だったね。
お手柄だよ。
ありがとうね。
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