(有)村田牧場通信

(有)村田牧場から情報を発信するブログ

当場生産馬のアヴォンリー号が4歳以上1勝クラスを快勝!

2020年05月24日 | 情報
5月24日の新潟第9R(ダ1200、4歳以上1勝クラス)に当場生産馬のアヴォンリー号が出走しました。





先週の同条件で惜しくも2着だったアヴォンリーは、この中間もそれほど疲労がなかったこともあり、連闘策でこのレースに臨みました。

4番人気でレースを迎えたアヴォンリーは、前走同様にスタートを決めて道中2番手を追走します。

楽な手応えで直線を迎えると馬なりのまま先頭に立ち、ラスト1Fから追われて最後は2着馬に4馬身差を付けて快勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

ラヴァーズレーンの産駒である本馬は、当歳時から見栄えがして、1歳時においても体高のある牝馬でした。

ただ、気性的にカリカリしたところがあったためか、1歳夏頃を迎えるまでは馬体的にもう少し肉付きが欲しい印象でした。

デビューして新馬戦こそ勝ってくれましたが、その後は気性面が関係していたのか、なかなか思うような成績を上げることができていませんでした。

しかしながら、前走2着した際にはラヴァーズレーンの産駒らしい肉付きの良い立派な馬体になっていたので、ここにきて本格化してきた印象です。

調教師の先生からも、ここ最近は気性的にあまりカリカリしなくなって、負荷をかけても馬体重が以前ほど減らなくなってきたと聞いていました。

連闘したので、ここで一度休養に入り、その後は例えば新潟の同条件などを目指すことになるかもしれません。

いずれにしても、今日の内容ならば昇級しても楽しみです。



クラブ提供馬2頭(現1歳世代)の近況

2020年05月22日 | クラブ募集馬
ここ最近、クラブ提供馬2頭の近況を報告できていなかったので、まずローレルクラブ提供の1歳馬ダンシングハートの2019から報告させていただきます。


【体高】153cm 【胸囲】168cm 【管囲】20.0cm 【馬体重】393kg ※5月21日現在






母ダンシングハートの素軽さを受け継ぎながらも、父ダンカークの産駒らしい立派な馬格になってきました。

1歳分場に移動した当初は気性的な繊細さを時折見せていたのですが、春を迎えて気温も少しずつ上がってくるなかで気性が大人びてきました。

一方で母父サンデーという血統背景らしいピリっとした気性は残っていて、これが将来的に競馬に行って良い方向に出れば、レースで弾ける脚を使ってくれるのでは期待しています。

現時点では母ダンシングハートの1歳時よりも大きな印象で、尻高な馬体であることからも、ある程度馬格に恵まれた馬体に成長してくれそうです。

冬期を含めて昼夜放牧にフィットしていて、素軽い馬体ではありますが、見た目以上に体力がある印象です。




次に、ターファイトクラブ提供の1歳馬ラヴァーズレーンの2019について。


【体高】156cm 【胸囲】180cm 【管囲】20.8cm 【馬体重】450kg ※5月21日現在






現時点の当場1歳馬の比較のなかでは、牡馬で最も馬格があるのがファーストチェアの2019(父ハービンジャー)、牝馬では本馬が一番立派な馬体をしています。

青草が生えてくるなかでエンバクを少しずつ減らしてきましたが、現在は他馬同様に一時的ではありますがエンバクの給与を完全に控えている状況です。

父そして母譲りのしっかりとした骨格の上に肉付きの良さがある馬体で、他馬同様に少しずつ草太りが始まっているので馬体重は増えています。

いま現在は配合飼料を中心としてサプリメントなどを加えた飼い葉を食べさせながら、昼夜放牧を通じて骨格や基礎体力の強化を促しています。

相変わらず気性的にどっしりしていて、人懐っこさもある牝馬で、普段から接している身としては非常に扱いやすい馬だと言えます。



pacalla参加牧場 重賞制覇レポート『ディープボンド』

2020年05月19日 | 情報
先ほど、当場も参加しているファンと牧場をつなぐサイトpacallaの編集長から、当場生産馬で先日のGⅡ京都新聞杯に優勝したディープボンド号の「重賞制覇レポート」を掲載したとの連絡を受けました。


pacalla 重賞制覇レポート『ディープボンド』村田牧場 編(京都新聞杯)


基本的にpacalla関連は私が対応しているので、取材も私のほうで対応させていただきました。

前回のモズベッロ編の際には、ライターの橋本樹理さんに取材していただきましたが、今回は私の知り合いでもある血統評論家の望田潤さんに取材していただきました。

取材といっても現在はコロナ禍ということでメール形式で取材していただいたのと、以前からSNSなどでやり取りをしている間柄ということもあって、そのあたりの会話も今回の記事には含まれています。

実際、pacallaに参加したのも、望田さんが私にpacallaの編集長を紹介してくださった縁から始まっています。

前回のモズベッロ編の記事同様に、今回の記事も競馬ファンの皆さんに当場のことを知っていただく契機になれば幸いです。

是非ご一読ください。


【関連記事】
pacalla 重賞制覇レポート『モズべッロ』村田牧場 編(日経新春杯)




当場生産馬のディープボンド号がGⅡ京都新聞杯を快勝!

2020年05月09日 | セール上場馬
5月9日、京都第11RのGⅡ京都新聞杯に当場生産馬のディープボンド号が出走しました。





スタートを普通に出てくれたディープボンドは、道中では1番人気のアドマイヤビルゴを見る形で流れて、中団より前気味の位置を取りながら最終コーナーを迎えます。

コーナーを回りながら先頭集団に追い付こうとポジションを上げて行ったディープボンドは、最後の直線で伸びながらも途中抜かされるかと思いましたが、それでも最後までしぶとく伸びて結果2着馬にクビ差付けて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2018年のセレクションセールで馬主様に落札していただきました。

当時の本馬の紹介記事はこちらからご参照ください。


【セレクションセール上場に向けた当時の写真(1歳時)】



父のキズナの名前を連想させる、ディープボンド(『深い絆』という意味)という素敵な名前を付けていただいたので、ある程度期待をされている馬なのかなと感じていました。

実際、ディープボンドは1勝馬クラスながらGⅠ皐月賞にチャレンジしましたし、さらに次走もこのGⅡ京都新聞杯だったので、なんとか陣営の皆さまのために結果を残してほしいと願っていました。

最後の直線では一度抜かされそうになりながらもそこからさらに伸びてきたあたりは、この牝系らしい負けず嫌いの根性が出たのかもしれません。

この勝利により、本番のダービーに向けて重賞勝ち馬として迎えることになったディープボンド。

父キズナと同じステップなので、父同様にダービーでも好走することを願っています。