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ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

イリヤ・カバコフ展「世界図鑑」絵本と原画

2008年03月10日 | 美術館・イベント
現在、ニューヨークを拠点に活躍する現代美術家イリヤ・カバコフは、
1950年代から80年代にかけて旧ソビエトで
児童書の挿絵画家として生活していました。
          
当時、強力な共産主義体制下にあったソ連では、
児童書もまたプロパガンダの意味合いが強く、
労働や生産、団結を賛美する内容のものが多いのですが、
それらに添えられたカバコフの挿絵はあくまで繊細で愛らしく、
ユーモラスな創意工夫が感じられます。

自由な表現が許されない、厳しい社会的制約のもとでも、
こんなに美しくて芸術性の高い絵が描ける才能に、感嘆せずにはいられません。
今回の展覧会では、約50冊の絵本とおよそ500点の原画を展示しています。
          
会場内には絵本のスライド上映や塗り絵コーナーもあり、
お子さんへの配慮もなされています。
4月6日まで砧公園内・世田谷美術館にて開催中です。

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