男前な女。

DVDを観終わって電源を消すと、たまたま映ったのは12ch。
深夜番組だった。モー娘の高橋愛さんと、元総理大臣細川護熙さんの奥さんである細川佳代子さんの対談。

高橋さんは特に好きでも嫌いでもない、ってゆーかむしろ興味ないというか、モー娘自体最近どうなの？と若干否定的でした。
細川さんも初めて拝見しました。


観るとはなしに観ていると、いつの間にか二人の対談に引き込まれていた。
高橋さんは相手にただ合わせているだけではなく、自分の考えや経験を率直に述べていて、とても素敵だった。

それにも増して、細川さんがとっても魅力的。
若い人が物怖じせずに話せるって、その子の力ではなくたいがい年上の方の寛容力・包容力だったりする。
細川さんの話されていることは人を認める優しい言葉でいっぱいだった。
素敵だなぁと思った。

私は最近、女性らしい女性というのが、女性の中で最も男前だと思っている。
しなやかで柔軟で柳のような人。

たとえば頭の中に円を描いてみる。
分かりやすいように、時計の針をそこにふってみる。
右半分が女領域。左半分が男領域。
０１分が女前度０％。２９分が女前度１００％。
５９分が男前度０％。３１分が男前度１００％。

仕草が男っぽいとか、そういうのは女前度０％。
反対に、包容力に溢れ、女性として素敵な人は女前度１００％。
それはとても、男前に近い。

男前な女になりたかったら、女前になる必要があると思ってる。


細川さんは女前で男前でした。


旦那さんとの結婚の話が出て、結婚したのは旦那さんが会社を辞めて選挙に落選して浪人しててともて辛かった時期だったこと、だからつい「ボランティア結婚」してしまったの、と言っていた（笑）

若いときにたくさん壁にぶつかって、苦労したことは、絶対に無駄にならない、人間としての魅力になる、力になる、苦労をしないでスーっとそのまま進んできた人は、その先でとても小さな壁に出くわしただけで折れてしまうことがある、そんな人をたくさん見てきた。

こんなことを話していた。

年を重ねた人の話は説得力がある。しかも、政治家や自分のボランティア活動を通じてたくさんの人と知り合ってきた人の言葉だからさらに説得力がある。


来週もまた続きがあるみたい。
忘れないようにチェックしようと思った。