数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

原発震災列島(2)房総沖地震?アウターライズ地震?東海村・福島第一原発は大丈夫か?

2015-04-15 20:11:31 | 原発震災列島
〔注意、このブログは人文系の個人である私が、自分で考えたことのみを記事にしています。記事をお読みになられた方は、ご自分で十分検証されるようにお願い致します〕

「房総半島の東方沖は北アメリカプレートと太平洋プレートの境界域である日本海溝の南端部に当たる。この地域では日本海溝付近を震源とする海溝型地震、北アメリカプレート内部における大陸プレート内地震、太平洋プレート内部における海洋プレート内地震が発生する可能性がある。また、この付近では北米プレートに対してフィリピン海プレートも沈み込んでいるため、フィリピン海プレート内部におけるスラブ内地震(海洋プレート内地震の一種)が発生する可能性もある。
 なお、房総半島の九十九里浜付近や銚子市付近を震源とする千葉県東方沖地震や相模トラフに起因する房総半島南方沖の地震とは発生地域が異なり区別される。
 2012年5月、産業技術総合研究所によれば発生間隔は約400年とする研究結果が報道された。
(Wikipediaより)」

「延宝房総沖地震(えんぽうぼうそうおきじしん)は、延宝5年10月9日(1677年11月4日)に房総半島東方沖付近で発生したと推定される地震。規模はM8-8.34とされている。房総沖地震の一つと考えられているが、震央位置については諸説ある、詳しい地震像については解明されていない。
 地震動による被害が確認されないのに対し、津波被害が顕著な津波地震との見方がある。(引用終わり)」

「1677(延宝5)年に千葉県房総沖を震源とする延宝房総沖地震で発生した津波の高さが、同県銚子市の沿岸の一部で約17メートルに達していたとの解析結果を、東北学院大や東北大などのチームが古文書や津波堆積物の調査などから4日までにまとめた。波が陸をさかのぼる「遡上高」も最大20メートルに達したとみられる。
 政府の中央防災会議は、ほぼ同じ震源域で起きると想定される房総沖地震が、首都圏などに大きな津波をもたらすと警戒している。
 房総沖地震の発生周期は不明だが、300年以上同様の巨大地震が発生していない。東日本大震災でのプレート(岩板)の動きに影響を受ける可能性もある。政府は発生の確率を今後30年で7%と見積もっている。
 チームは、古文書で延宝房総沖の津波が到達したとされる標高約10メートルの池の底にたまった堆積物を調査。地震の規模をマグニチュード(M)8.34と推定。海底地形や当時の海岸線を考慮してコンピューターで再現して津波高を割り出した。(引用終わり)」

 銚子市の沿岸の一部で津波が約17m、河川の遡上高も最大20mに達したとのことです。もしこのような津波が押し寄せてきたら、今までの被害予想を大幅に上回ると思われます。


「房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、これまで存在が知られていなかった長大な2つの活断層が存在するとの調査結果を、広島大や名古屋大、海洋研究開発機構などの研究グループが26日までにまとめた。
 長さは160キロと300キロ以上で、一度にそれぞれの断層全体が動けば、いずれもマグニチュード(M)8~9の地震を起こす可能性があるという。グループの渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)は「ノーマークで未調査の活断層。強い揺れや津波が関東南部や東海地方に及ぶ可能性があり、早急に詳しく調査すべきだ」としている。
 グループは海上保安庁作製の海底地形図などを使い、地形を詳細に分析。地震で形成される崖や地形の盛り上がりから活断層の位置を推定した。
 渡辺教授によると、2つの活断層が確認されたのは、2つの海のプレート(岩板)と陸のプレートの境界が接する「三重会合点」付近と、そのやや陸側の海底。
 ほぼ南北に走る2断層は並行しており、東側の活断層は長さ300キロ以上、西側は少なくとも160キロ。地震でできた崖の高さは東側の活断層が約2千メートル、西側は3千メートル超で「いずれも大地震を何度も繰り返してきた可能性が高い」(渡辺教授)という。
 断層の北側には、1677年の延宝房総沖地震(推定M8.0)や1953年の房総沖地震(M7.4)の震源域があるが、これらは別の活断層が動いたとみられ、2つの活断層の歴史的な活動は分かっていない。(引用終わり)」


2.東海村原子力施設群


「(独)日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所
(独)日本原子力研究開発機構 核燃料サイクル工学研究所
日本原子力発電(株) 東海発電所・東海第二発電所
国立大学法人東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
三菱原子燃料(株)
原子燃料工業(株) 東海事業所
公益財団法人 核物質管理センター 東海保障措置センター
ニュークリア・デベロップメント(株)
積水メディカル(株) 薬物動態研究所
(株)ジェー・シー・オー 東海事業所
住友金属鉱山(株) 経営企画部 グループ事業管理室 技術センター
日本照射サービス(株) 東海センター 」

 東海村は「原子力関連研究」の集積地のようです(リトル「エリア51」のような雰囲気もあります)。ただし米国のエリア51は広大な砂漠の中ですが、東海村は首都圏と目と鼻の先にあります。





東海村で原発震災が起こった場合、首都圏を直撃すると思います。


3.アウターライズ地震

「アウターライズ地震は、昨年3月11日の東日本大震災の直後から、在野の地震学者を中心に、〝本震とのペア〟で発生が懸念されてきた巨大地震である。広い意味では本震に対する余震と言うこともできるが、専門家の間では本震に誘発されて起きる別の地震と見る向きが多い。その発生メカニズムはこうだ。
 3月11日の本震は、太平洋プレート(海側のプレート)が日本列島の乗る北米プレート(陸側のプレート)を押し込みながら日本海溝で沈み込み、そのプレート境界域で起きた。本震の発生で北米プレート側のひずみは解消されたが、抵抗する力が少なくなった分、太平洋プレート側はより沈み込みやすい状態になった。そして、太平洋プレート側のこれまでのひずみに、本震後のより沈み込みやすくなった状態が加わることで、引っ張りの力に耐え切れなくなった太平洋プレートが引きちぎれ、プレート内のごく浅い場所で正断層破壊が起こる---。
 目下、想定されている震源域は、本震の震源域から日本海溝をまたいだ南北約500㎞にわたる地域で、地震の規模も本震(M9.0)に近いM8~9となる可能性が指摘されている(図参照)。また、十勝沖、千葉県東方沖地震の震源域に3・11の〝割れ残り〟があり、この震源域での地震発生も危惧されている。(引用終わり)」

「 アウターライズ地震とは、地震が発生しやすいプレート境界ではなく、その外側で起こる地震を言う。日本列島から太平洋側をみた場合、日本海溝の外側になる。震源は陸地から離れるため、揺れ自体は大きくないが、断層が垂直にズレるため大きな津波を誘発する。福島沖でこれが起きれば、影響が懸念されるのは事故が収束していない東京電力福島第1原発。貯水槽からの汚染水漏れや、シルトフェンス決壊など、ただでさえ問題山積みの復旧計画に加え、作業員の高線量被ばくや死という責任問題を抱えて前途多難な東電に、大地震に備える余裕などあるのだろうか。(引用終わり)」

福島第一原発は本当にすべて「終わり」になる可能性があります。


4.大正関東大地震(割れ残り含め)、元禄地震



 巷では、株価(日経平均2万円乗せ)や不動産投資などアベノミクスの恩恵?に舞い上がっています。どれだけ投資利益が上がるかお金の算術計算に夢中ですが、放射能まみれになってしまったら、株も不動産も何の価値もなくなってしまいます。お金の算術計算も大切だとは思いますが、「原発震災のリスク」のことも真剣に考えてみてはどうでしょうか?

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