「プリパラ」第126話「メリー・グランプリ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
第4回神アイドルグランプリの前夜、ジャニスはちりに、必ずグランプリで優勝して、ジュリィからタクトを奪うよう言います。
「あなたならできます! あなたが望みさえすれば、頂点に辿り着ける選ばれし人間なのですよ。何も恐れる事はありません! これは正しい事なのです!」
「正しい事・・・。」
オープニング直後の「プリパラしりとり」で、「ぎ」で始まる言葉で来たのは、「ぎょうざ」。
120話のネタ。今話のメインのちりに関わるネタとはいえ、プリパラらしいとは思えないなあ。(笑)
次は「ざ」で始まる言葉ですが、そちらは、次回予告直後。
~ Aパート ~
神アイドルグランプリ当日、らぁらの家の朝食は、母と娘2人がグランプリが出る事から、願掛けでカツものに。
カツ丼、カツカレーはともかく、カツピザって無理矢理な気が(笑)。101話感想でも書いたように、勝利の願掛けの食べ物はウィンナーが良いと思ってますので、ウィンナーピザがいい気がしますね。
少しして、出場チームがプリパラタウンに集結。今いる出場チームはこんな感じ。
各チームは、優勝に向けて、火花を散らします。
何で、ハシビロコウに4秒程度も尺を割いたよ。最低3秒はハシビロコウを映さなきゃいけないノルマでもあるんでしょうか。(笑)
そんな中、のん、ペッパー、ウサチャが遅れてやって来ました。
のん達は、ちりを探しています。ちりはプリパラの中にはいないようで、のん達は、ちりの家に行く事になりました。
その頃、ちりは、布団の中にこもっていました。自分にはタクトは奪えないと、プリパラに行く気がありません。
少しして、のんとペッパーが、ちりの部屋にやって来ました。
ちょうどその頃、第4回神アイドルグランプリが始まりました。
トリコロールの3人は応援で来ていました。
ふわりとひびきも用事はなく、出場可能ですが、ひびきは、本戦参加権を持ってるから参加する必要はないと余裕の表情。それどころか、他に目的があるようで?
ノンシュガーは都合により、最後の出場となりました。グランプリのトップバッターは、チーム光合成。
のんとペッパーは、強引にちりを部屋から連れ出しました。そして、ジャニスが言っていた「計画」について、問いただします。
しかし、ちりは、ジャニスに怒られる恐怖心から、答える事ができません。ですが、のん達も引き下がりません。
その後、のんとペッパーは真実を知り、どうしてタクトを奪おうとするのか、ジャニスに聞きます。
「そういうのネコババっていうんだぞ!」
「ネコのババとは何ですの・・・?」
「ウンポコの事だ!」
まあ、確かに、「ネコババ」って感じで「猫糞」って書くから、あながち間違いではないけど、女児向けアニメで言うような事じゃないだろ。なんか、だんだん「クレヨンしんちゃん」化してないか、このアニメ?(笑)
神アイドルグランプリは、ガァルマゲドンの出番を迎えました。
コーデは、あろまは「ガァルマゲドンピンクハートコーデ」、みかんは「ガァルマゲドンブルークラブコーデ」、ガァルルは「ガァルマゲドンレッドダイヤコーデ」。
同じ頃、ちりの家では・・・、
「ちり! ジャニスの言う事が正しいと思っているの!?」
「分かりません・・・。ジャニスの言う事も正しいような・・・。」
ペッパーは、サパンナでは掟を破るのは良くないと言いますが、のんは、ジャマするなと黙らせます。
「それに、ジャニスの言う通りにしていれば、立派なアイドルにしてくれるって・・・。」
「私はジュルルが、ジュリィが正しいって信じてる! それに、ネコババするなんて良くないよ!」
「それはそう思います・・・。私だって、女神のタクトを横取りするなんて・・・。」
「ちりは、どうしたいの?」
「はわわ・・・。分かりません・・・。」
「分かりませんダメ! ウホ!」
「私は・・・、私は、できれば・・・、いいえ・・・。何とかお断りしたいです・・・。何か他の方法があれば、いいと思います・・・。」
それなら、ジャニスにちゃんと断るよう、のんは言います。
「こんな気持ちでライブしたくないもん! そんなライブ、ダメなんだもん! みんなみんな、最高の自分でライブしてるんだもん!」
その頃、ガァルマゲドンのライブが始まっていました。曲は「アメイジング・キャッスル」。
メイキングドラマは「奇跡のモンスターアラモード」。
一方、ちりは、自分の意見をジャニスに言おうとしますが・・・、
ジャニスのこの表情に、怖気づきます。
「私・・・、今までジャニスに逆らった事ありません・・・。」
「サパンナの掟! はいは、はい! いいえは、いいえ!」
「いいえは、いいえ・・・。」
そして、再び、ジャニスに向き合います。ジャニスの厳しい表情は変わりませんが、今度は、それで下がる事はありませんでした。
「あ、あの・・・。」
「何です?」
「よ、用事を思い出しました!」
~ Bパート ~
その後、ちりは、のんとペッパーに背中を押されて、再度ジャニスに向き合います。
「何をフラフラしているのです? ちり! あなたの使命は何です? 答えなさい!」
「タクトを・・・、」
「奪う事・・・。」
そして、これ。
由緒ある華道の家にリングとか、物騒なもん持ち込むな。まあ、ギャグの濃いこのアニメなら、このくらい普通か。(笑)
「もう少しだよ、ちり!」
「肉があれば大丈夫!」
『勇気を出して、ちり!』
「ちりならできるよ!」
「私・・・に・・・?」
『うん!』
一方、グランプリでは、Dressing Pafeがライブをしていました。曲は「ラン♪ for ジャンピン!」。
メイキングドラマは「宇宙の彼方へ! Rock'n Roll!」。
同じ頃、ちりの家では、なかなか自分の意見を言わないちりに、ジャニスはじれったく感じていました。
「あまり私を待たせると、もうあなたを導く事ができなくなります。さようならです!」
「幼い時から英才教育を受ける家に育ち、私が好ましいアイドルだと思ったあなた。一緒に時間を過ごし、この子はきっと、グランプリを取る子だと思って大事にしていました。」
「私は・・・、」
「早くグランプリに行かないと! いつまでグズグズしているのです!」
「あの・・・。」
「ちり。あなたは今までとてもいい子でした。才能から才能へと受け継がれてきた伝統。あなたが持ってる豊かな天性。そして、何よりも、人の言葉を聞いて従う素直さ。それが一番の才能なのです! だからこそ、私は、あなたに期待をしていたのです!」
グランプリでは、SoLaMi SMILEの番を迎えていました。曲は「Ready Smile!!」。
なかなかジャニスに向かって、自分の意見が言えないちり。ですが、のんとペッパーは、そんなちりを応援します。
『あたし達がついてる! ずっとついてる!』
そして・・・、
「できません・・・。」
「できません!」
「ちり・・・。」
「のん、ペッパー! 言えたわ! はっきり言えましたわ!」
「頑張ったね! 頑張ったね!」
「ちりのほっぺ、しょっぱい! うまーい!」
グランプリでは、SoLaMi SMILEがまだ続いていました。
メイキングドラマは「聖なる夜のクリスマススイーツパーク」。
一方、ノンシュガーの3人は、意気揚々とプリパラに向かいました。
置いてけぼりにされたジャニスは、ちりが自分を裏切った事に怒り心頭。ジャニスは、これで諦めず、気合を込めます。
すると、パクトを浮かせる事に成功。そのまま、ちりの元に追いつき、背中に張り付きました。
グランプリ会場では、らぁらと母が、まだ来ないのんを心配します。しかも、次がラストだとか。
そして、ノンシュガーは棄権で失格にされようとしました。らぁらと母とウサチャは、もう少し待ってほしいと懇願しますが、めが姉ぇは、システムだからと、受け入れるつもりはありません。
しかし、別のめが姉ぇが、他に4チームがライブしていないと言います。どうやら、出場チームリストのページを1つ飛ばしていたようです。
という事は、ノンシュガーの出番までまだ時間があるという事です。
しかし、すぐに、ノンシュガーの3人がやって来ました。
「ジャマですわ。かしこまりなさい!」
「優勝するのはあたし達だよ!」
『ノンシュガー、ファイト!』
今回は、これで終了です。
次回:「グランプリは甘くないウチャ」
ちりの勇気のおかげで、第4回神アイドルグランプリ参加への一歩を踏み出したノンシュガーですが、最後の神アイドルグランプリだけあって、全体的に出場チームのレベルが高く、このままではノンシュガーは勝てないとウサチャは考えています。
そこで、ウサチャは、新しいメイキングドラマを作って、レベルアップを図ろうと提案します。一体、どんなメイキングドラマができ上がるのか? そして、どのチームが優勝するのか?
「プリパラしりとり」で「ざ」で始まる言葉は「ざるそば」。
121話のネタ。今話は、比較的新しめの回の食べ物ネタと、上手くまとめてきましたが、プリパラらしいかと言われれば疑問・・・。まあ、そう感じさせるのが、プリパラしりとりの本質なのかもしれませんが。(笑)
次回は「ば」で始まる言葉。ひびき絡みで「馬車」が来ると予想。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
第4回神アイドルグランプリが始まり、ちりは、ジュリィからタクトを奪うというジャニスの命令を断って、ノンシュガーの3人はグランプリ会場に着きました。
今回でついに、最後の神アイドルグランプリが始まりましたが、ここ何回か話の焦点に当てられたノンシュガーの出番は今回はなく、CGライブシーンがあったのは、SoLaMi SMILE、Dressing Pafe、ガァルマゲドンの3チーム。
これら3チームの曲はいずれも、第3回神アイドルグランプリと同じでしたが、メイキングドラマは、既存もののアレンジと、飽きさせない工夫をしてきて良かったと思います。今回早々とライブをやったという事は、おそらく優勝する事はないと思われますが、それでも、ただの前座とは思わせない面白さを見せてくれたと思います。
私的に一番良かったのは、「奇跡のモンスターアラモード」ですね。アロマゲドンが演じていたメイキングドラマ「奇跡のエンジェルアラモード」にガァルルとガァジラを追加した事で、アロマゲドンの時よりも、子供っぽさ全開の楽しい雰囲気が感じられて、見応えがありました。
こういう可愛さあふれたメイキングドラマこそ、ゲームに投入してもらいたいものですが、たぶんないだろうな・・・。それだけに、今後どこかの回で、このメイキングドラマをまた出してほしいと期待しています。
一方、ノンシュガーの3人はシリアス要素で活躍し、特に、ちりが成長で魅せてくれました。
そこから感じた今回のポイントは「ちりの勇気」だったと思います。
今話を見終えて印象深かったのは、ちりに対して大きな期待をかけられている事ですね。プリパラ内では高飛車な性格が敬遠されやすく、プリパラの外では内気で引っ込み思案な性格から自信を持ちにくいにもかかわらず、大きな可能性を期待されているのは、すごく幸せな事でしょう。
しかし、可能性の行き着く先は、ジャニスは、ジュリィからタクトを奪う事に対し、のん&ペッパーは、最高のライブをする事と、まったく対照的。客観的に見て、どちらが正しくて、どちらが間違っているかは明白でしょう。
ですが、ジャニスは「大人」なのに対し、のん&ペッパーは「子供」。いくら「子供」に正義があると言っても、力関係では「大人」に敵わず、「子供」の正論は通りにくいものです。
それに、人の言葉を聞いて従う素直さがちりの一番の才能だと、具体性を持って説いていたのも、あたかもジャニスが正論だと思わせる要素になっていたでしょう。「子供」って、具体的に褒められると弱いですしね。まあ、アイドルは愚かで不完全だと考えているとなれば、素直さが一番という言葉には真実味が感じられませんし、「洗脳しがいのある」というのが本当の意味なんじゃないかと思っていますが。
その一方で、言う事を聞かなければ、逆らったら見放すという恐怖心をちらつかせ、無理矢理言う事を聞かせる。そして、悪事に手を染めさせ、「子供の純粋性」を壊してしまう。そう考えると、「大人」って汚いですよね。
でも、「子供」は、「大人」が思っているほど「子供」じゃないんですよね。「子供」は、「大人」の見えないところですくすく成長しているものですし。
それに、「子供」は、多大な可能性を秘めているだけに、それを爆発させる事だってあるんですよね。まあ、そう簡単に、そんな爆発力が出せる訳ではありませんが。
それは、ちりにしても、同じ事。アイドル属性は「セレブ」であるものの、「子供」な訳ですからね。
ただ、ちりの場合は、内気で引っ込み思案ゆえ、なかなか自分の意見を出せず、のんとペッパーに背中を押されてやっとこさ言えましたが、それでも頑張った事には変わらないでしょう。
むしろ、その方が、ドラマがあって良かったですし、この子らしかったと思います。120話感想でも書いたように、ノンシュガーは「花」がチーム結成のための良い要素となっており、ゆっくり成長していくところに美しさがあると思ってますからね。
しかも、ジャニスに意見を言うところに、3期で多用されている曲「Ready Smile!!」を合わせてきたのも、良い演出だと感じました。テンションが上がる曲に合わせると、感動味は増しますよね。
特に、「素直な気持ちが良いよね」とか「熱い勇気のキャンバスに とびきりの奇跡をShow time!!」という歌詞は、その時のちりに求めている熱いメッセージのように感じ、心震えました。
ちりの事ばかり言及していますが、もちろん、のんとペッパーからも感動をもらいました。
いつまでもグズグズせず言いたい事を言え、というジャニスに対し、2人は、早く言えとは決して急かさず、ひたすらちりの事を応援していたのが良かったと思いますね。
のんやペッパーなら、ジャニスにはっきりと物申して、あっさり決着がついたのかもしれませんが、そうなっていたら、ちりの成長はなかったでしょう。124話オープニング前でジャニスが言っていたとおり、1人1人に優勝できる力を求められているのですから、それではダメですよね。
だけど、ちりは、内気で引っ込み思案なため、なかなか自分の意見を言いにくいですが、それでも、ちりを信頼して、時間はかかっても、自分の意見は言えると信じて待ち続けていたのは、すごかったと思いますね。
特に、のんについては、大きな成長も感じました。ちりと初めて出会った頃は、犬猿の仲でしたからね。その時ののんだったら、ちりには自分の意見を言う勇気はないと、途中で見放していたでしょう。
それが、どんなに時間が経っても、ちりの可能性を信じ続けていたのですから、本当に変わったと思いますね。やはり、122話で学んだ、姉の強みである「すべてを受け入れる心」が上手く作用していたと思います。
という事で、今回で、ノンシュガーの3人が第4回神アイドルグランプリで優勝する可能性はだいぶ高まったでしょう。
ですが、ノンシュガーは新米チーム。ベテランチームは多くいるだけに、そう簡単に勝てるほど甘くはないと思います。
そこで、次回予告にあったように、新しいメイキングドラマを作るとの事ですが、これは、今月1日からゲームに投入された「新発売 プリパラスイーツ『ふわトロりん』」でしょうかね。まあ、そうでなかったにせよ、新たなメイキングドラマを見出すまでどう頑張るかが大事なところですので、そこにしっかり注目したいもの。
ジャニスの不穏な動きについても気になりますが、とりあえず次回は、ノンシュガーの悔いのない最高のライブに期待したいと思います。
~ オープニング前 ~
第4回神アイドルグランプリの前夜、ジャニスはちりに、必ずグランプリで優勝して、ジュリィからタクトを奪うよう言います。
「あなたならできます! あなたが望みさえすれば、頂点に辿り着ける選ばれし人間なのですよ。何も恐れる事はありません! これは正しい事なのです!」
「正しい事・・・。」
オープニング直後の「プリパラしりとり」で、「ぎ」で始まる言葉で来たのは、「ぎょうざ」。
120話のネタ。今話のメインのちりに関わるネタとはいえ、プリパラらしいとは思えないなあ。(笑)
次は「ざ」で始まる言葉ですが、そちらは、次回予告直後。
~ Aパート ~
神アイドルグランプリ当日、らぁらの家の朝食は、母と娘2人がグランプリが出る事から、願掛けでカツものに。
カツ丼、カツカレーはともかく、カツピザって無理矢理な気が(笑)。101話感想でも書いたように、勝利の願掛けの食べ物はウィンナーが良いと思ってますので、ウィンナーピザがいい気がしますね。
少しして、出場チームがプリパラタウンに集結。今いる出場チームはこんな感じ。
各チームは、優勝に向けて、火花を散らします。
そんな中、のん、ペッパー、ウサチャが遅れてやって来ました。
のん達は、ちりを探しています。ちりはプリパラの中にはいないようで、のん達は、ちりの家に行く事になりました。
その頃、ちりは、布団の中にこもっていました。自分にはタクトは奪えないと、プリパラに行く気がありません。
少しして、のんとペッパーが、ちりの部屋にやって来ました。
ちょうどその頃、第4回神アイドルグランプリが始まりました。
トリコロールの3人は応援で来ていました。
ふわりとひびきも用事はなく、出場可能ですが、ひびきは、本戦参加権を持ってるから参加する必要はないと余裕の表情。それどころか、他に目的があるようで?
ノンシュガーは都合により、最後の出場となりました。グランプリのトップバッターは、チーム光合成。
のんとペッパーは、強引にちりを部屋から連れ出しました。そして、ジャニスが言っていた「計画」について、問いただします。
しかし、ちりは、ジャニスに怒られる恐怖心から、答える事ができません。ですが、のん達も引き下がりません。
その後、のんとペッパーは真実を知り、どうしてタクトを奪おうとするのか、ジャニスに聞きます。
「そういうのネコババっていうんだぞ!」
「ネコのババとは何ですの・・・?」
「ウンポコの事だ!」
神アイドルグランプリは、ガァルマゲドンの出番を迎えました。
コーデは、あろまは「ガァルマゲドンピンクハートコーデ」、みかんは「ガァルマゲドンブルークラブコーデ」、ガァルルは「ガァルマゲドンレッドダイヤコーデ」。
同じ頃、ちりの家では・・・、
「ちり! ジャニスの言う事が正しいと思っているの!?」
「分かりません・・・。ジャニスの言う事も正しいような・・・。」
ペッパーは、サパンナでは掟を破るのは良くないと言いますが、のんは、ジャマするなと黙らせます。
「それに、ジャニスの言う通りにしていれば、立派なアイドルにしてくれるって・・・。」
「私はジュルルが、ジュリィが正しいって信じてる! それに、ネコババするなんて良くないよ!」
「それはそう思います・・・。私だって、女神のタクトを横取りするなんて・・・。」
「ちりは、どうしたいの?」
「はわわ・・・。分かりません・・・。」
「分かりませんダメ! ウホ!」
「私は・・・、私は、できれば・・・、いいえ・・・。何とかお断りしたいです・・・。何か他の方法があれば、いいと思います・・・。」
それなら、ジャニスにちゃんと断るよう、のんは言います。
「こんな気持ちでライブしたくないもん! そんなライブ、ダメなんだもん! みんなみんな、最高の自分でライブしてるんだもん!」
その頃、ガァルマゲドンのライブが始まっていました。曲は「アメイジング・キャッスル」。
一方、ちりは、自分の意見をジャニスに言おうとしますが・・・、
ジャニスのこの表情に、怖気づきます。
「私・・・、今までジャニスに逆らった事ありません・・・。」
「サパンナの掟! はいは、はい! いいえは、いいえ!」
「いいえは、いいえ・・・。」
「あ、あの・・・。」
「何です?」
「よ、用事を思い出しました!」
今回のアイキャッチ
~ Bパート ~
その後、ちりは、のんとペッパーに背中を押されて、再度ジャニスに向き合います。
「タクトを・・・、」
由緒ある華道の家にリングとか、物騒なもん持ち込むな。まあ、ギャグの濃いこのアニメなら、このくらい普通か。(笑)
「もう少しだよ、ちり!」
「肉があれば大丈夫!」
『勇気を出して、ちり!』
「ちりならできるよ!」
「私・・・に・・・?」
『うん!』
一方、グランプリでは、Dressing Pafeがライブをしていました。曲は「ラン♪ for ジャンピン!」。
メイキングドラマは「宇宙の彼方へ! Rock'n Roll!」。
同じ頃、ちりの家では、なかなか自分の意見を言わないちりに、ジャニスはじれったく感じていました。
「あまり私を待たせると、もうあなたを導く事ができなくなります。さようならです!」
「私は・・・、」
「早くグランプリに行かないと! いつまでグズグズしているのです!」
「あの・・・。」
「ちり。あなたは今までとてもいい子でした。才能から才能へと受け継がれてきた伝統。あなたが持ってる豊かな天性。そして、何よりも、人の言葉を聞いて従う素直さ。それが一番の才能なのです! だからこそ、私は、あなたに期待をしていたのです!」
グランプリでは、SoLaMi SMILEの番を迎えていました。曲は「Ready Smile!!」。
なかなかジャニスに向かって、自分の意見が言えないちり。ですが、のんとペッパーは、そんなちりを応援します。
『あたし達がついてる! ずっとついてる!』
「できません・・・。」
「ちり・・・。」
「のん、ペッパー! 言えたわ! はっきり言えましたわ!」
「頑張ったね! 頑張ったね!」
グランプリでは、SoLaMi SMILEがまだ続いていました。
一方、ノンシュガーの3人は、意気揚々とプリパラに向かいました。
置いてけぼりにされたジャニスは、ちりが自分を裏切った事に怒り心頭。ジャニスは、これで諦めず、気合を込めます。
すると、パクトを浮かせる事に成功。そのまま、ちりの元に追いつき、背中に張り付きました。
グランプリ会場では、らぁらと母が、まだ来ないのんを心配します。しかも、次がラストだとか。
そして、ノンシュガーは棄権で失格にされようとしました。らぁらと母とウサチャは、もう少し待ってほしいと懇願しますが、めが姉ぇは、システムだからと、受け入れるつもりはありません。
しかし、別のめが姉ぇが、他に4チームがライブしていないと言います。どうやら、出場チームリストのページを1つ飛ばしていたようです。
ノンシュガー以外にライブをやっていないチームの一覧
おい、コラ。ギャグ的に濃いメンツばっか残ってんじゃねーか。こんなのを飛ばそうとしていたとか、やっぱ、ここのシステム、ガバガバだわ。(笑)という事は、ノンシュガーの出番までまだ時間があるという事です。
しかし、すぐに、ノンシュガーの3人がやって来ました。
「ジャマですわ。かしこまりなさい!」
「優勝するのはあたし達だよ!」
『ノンシュガー、ファイト!』
今回は、これで終了です。
次回:「グランプリは甘くないウチャ」
ちりの勇気のおかげで、第4回神アイドルグランプリ参加への一歩を踏み出したノンシュガーですが、最後の神アイドルグランプリだけあって、全体的に出場チームのレベルが高く、このままではノンシュガーは勝てないとウサチャは考えています。
そこで、ウサチャは、新しいメイキングドラマを作って、レベルアップを図ろうと提案します。一体、どんなメイキングドラマができ上がるのか? そして、どのチームが優勝するのか?
「プリパラしりとり」で「ざ」で始まる言葉は「ざるそば」。
121話のネタ。今話は、比較的新しめの回の食べ物ネタと、上手くまとめてきましたが、プリパラらしいかと言われれば疑問・・・。まあ、そう感じさせるのが、プリパラしりとりの本質なのかもしれませんが。(笑)
次回は「ば」で始まる言葉。ひびき絡みで「馬車」が来ると予想。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
第4回神アイドルグランプリが始まり、ちりは、ジュリィからタクトを奪うというジャニスの命令を断って、ノンシュガーの3人はグランプリ会場に着きました。
今回でついに、最後の神アイドルグランプリが始まりましたが、ここ何回か話の焦点に当てられたノンシュガーの出番は今回はなく、CGライブシーンがあったのは、SoLaMi SMILE、Dressing Pafe、ガァルマゲドンの3チーム。
これら3チームの曲はいずれも、第3回神アイドルグランプリと同じでしたが、メイキングドラマは、既存もののアレンジと、飽きさせない工夫をしてきて良かったと思います。今回早々とライブをやったという事は、おそらく優勝する事はないと思われますが、それでも、ただの前座とは思わせない面白さを見せてくれたと思います。
私的に一番良かったのは、「奇跡のモンスターアラモード」ですね。アロマゲドンが演じていたメイキングドラマ「奇跡のエンジェルアラモード」にガァルルとガァジラを追加した事で、アロマゲドンの時よりも、子供っぽさ全開の楽しい雰囲気が感じられて、見応えがありました。
こういう可愛さあふれたメイキングドラマこそ、ゲームに投入してもらいたいものですが、たぶんないだろうな・・・。それだけに、今後どこかの回で、このメイキングドラマをまた出してほしいと期待しています。
一方、ノンシュガーの3人はシリアス要素で活躍し、特に、ちりが成長で魅せてくれました。
そこから感じた今回のポイントは「ちりの勇気」だったと思います。
今話を見終えて印象深かったのは、ちりに対して大きな期待をかけられている事ですね。プリパラ内では高飛車な性格が敬遠されやすく、プリパラの外では内気で引っ込み思案な性格から自信を持ちにくいにもかかわらず、大きな可能性を期待されているのは、すごく幸せな事でしょう。
しかし、可能性の行き着く先は、ジャニスは、ジュリィからタクトを奪う事に対し、のん&ペッパーは、最高のライブをする事と、まったく対照的。客観的に見て、どちらが正しくて、どちらが間違っているかは明白でしょう。
ですが、ジャニスは「大人」なのに対し、のん&ペッパーは「子供」。いくら「子供」に正義があると言っても、力関係では「大人」に敵わず、「子供」の正論は通りにくいものです。
それに、人の言葉を聞いて従う素直さがちりの一番の才能だと、具体性を持って説いていたのも、あたかもジャニスが正論だと思わせる要素になっていたでしょう。「子供」って、具体的に褒められると弱いですしね。まあ、アイドルは愚かで不完全だと考えているとなれば、素直さが一番という言葉には真実味が感じられませんし、「洗脳しがいのある」というのが本当の意味なんじゃないかと思っていますが。
その一方で、言う事を聞かなければ、逆らったら見放すという恐怖心をちらつかせ、無理矢理言う事を聞かせる。そして、悪事に手を染めさせ、「子供の純粋性」を壊してしまう。そう考えると、「大人」って汚いですよね。
でも、「子供」は、「大人」が思っているほど「子供」じゃないんですよね。「子供」は、「大人」の見えないところですくすく成長しているものですし。
それに、「子供」は、多大な可能性を秘めているだけに、それを爆発させる事だってあるんですよね。まあ、そう簡単に、そんな爆発力が出せる訳ではありませんが。
それは、ちりにしても、同じ事。アイドル属性は「セレブ」であるものの、「子供」な訳ですからね。
ただ、ちりの場合は、内気で引っ込み思案ゆえ、なかなか自分の意見を出せず、のんとペッパーに背中を押されてやっとこさ言えましたが、それでも頑張った事には変わらないでしょう。
むしろ、その方が、ドラマがあって良かったですし、この子らしかったと思います。120話感想でも書いたように、ノンシュガーは「花」がチーム結成のための良い要素となっており、ゆっくり成長していくところに美しさがあると思ってますからね。
しかも、ジャニスに意見を言うところに、3期で多用されている曲「Ready Smile!!」を合わせてきたのも、良い演出だと感じました。テンションが上がる曲に合わせると、感動味は増しますよね。
特に、「素直な気持ちが良いよね」とか「熱い勇気のキャンバスに とびきりの奇跡をShow time!!」という歌詞は、その時のちりに求めている熱いメッセージのように感じ、心震えました。
ちりの事ばかり言及していますが、もちろん、のんとペッパーからも感動をもらいました。
いつまでもグズグズせず言いたい事を言え、というジャニスに対し、2人は、早く言えとは決して急かさず、ひたすらちりの事を応援していたのが良かったと思いますね。
のんやペッパーなら、ジャニスにはっきりと物申して、あっさり決着がついたのかもしれませんが、そうなっていたら、ちりの成長はなかったでしょう。124話オープニング前でジャニスが言っていたとおり、1人1人に優勝できる力を求められているのですから、それではダメですよね。
だけど、ちりは、内気で引っ込み思案なため、なかなか自分の意見を言いにくいですが、それでも、ちりを信頼して、時間はかかっても、自分の意見は言えると信じて待ち続けていたのは、すごかったと思いますね。
特に、のんについては、大きな成長も感じました。ちりと初めて出会った頃は、犬猿の仲でしたからね。その時ののんだったら、ちりには自分の意見を言う勇気はないと、途中で見放していたでしょう。
それが、どんなに時間が経っても、ちりの可能性を信じ続けていたのですから、本当に変わったと思いますね。やはり、122話で学んだ、姉の強みである「すべてを受け入れる心」が上手く作用していたと思います。
という事で、今回で、ノンシュガーの3人が第4回神アイドルグランプリで優勝する可能性はだいぶ高まったでしょう。
ですが、ノンシュガーは新米チーム。ベテランチームは多くいるだけに、そう簡単に勝てるほど甘くはないと思います。
そこで、次回予告にあったように、新しいメイキングドラマを作るとの事ですが、これは、今月1日からゲームに投入された「新発売 プリパラスイーツ『ふわトロりん』」でしょうかね。まあ、そうでなかったにせよ、新たなメイキングドラマを見出すまでどう頑張るかが大事なところですので、そこにしっかり注目したいもの。
ジャニスの不穏な動きについても気になりますが、とりあえず次回は、ノンシュガーの悔いのない最高のライブに期待したいと思います。
うーん、隙が無いなぁ。やっぱプリパラは凄いですね、ギャグとかっちりしたストーリーの兼ね合いが。
カツピザの発想は無かった!ウィンナーも確かに良いけれど、カツの方が一般的な気がします。
今回ちりちゃんが、ジャニスに自分の意見を言うことができて良かった。のんちゃんの「最高の自分でライブ」という言葉の説得力、ノンシュガー3人の絆も素晴らしかったです。そしてジャニスはまだまだ諦めない。女神パワーって何でもアリだな。(笑)
ライブをやりつつ迫る時間を表現して決断をさせる仕掛け、お見事でした。今回出たメイキングドラマやりたいですね、ゲームで実装されない(であろう)のが残念。(ゲームといえばトリコロールのmonchouchou早いとこ実装して欲しいなぁ、神6弾まで待つしかないか)
ジャニスはちりちゃんの素質だの従順さだの言ってますが、やはりジャニスがやろうとしていることは「型にはめる」ことなんですよね。規律を守ろうとするあまり、プリパラのアイドルを選び自分が思う通りにさせてしまう。素質に加え自分の言うことを何でも聞いてくれるちりちゃんは、格好の素材だったのだと思います。
次回は神アイドルグランプリですが、やはりノンシュガーは優勝できないんじゃ…。ジャニスの邪魔が入る臭いがプンプンです。ノンシュガー、本戦に出たとしても何らかの特別枠として出そうな気が。
ひびき様の目的も気になるところ。来週も楽しみです。
それではー
今回もコメント、ありがとうございます!
>ウィンナーも確かに良いけれど、カツの方が一般的な気がします
ただ、カツはボリュームがあり過ぎて、当日に食べると、いざという時に力を出しそこねちゃうんじゃないかと思いますね。
そのため、私は、軽めのウィンナーを推してるんですよね。軽めという点では、キットカットもアリでしょう。
>今回出たメイキングドラマやりたいですね、ゲームで実装されない(であろう)のが残念
97話の「かいほうオトメ西遊記」みたく、アニメ専用だからこそ良いというものもあり、今回出たメイキングドラマもそういうものだと思いますね。とはいえ、「奇跡のモンスターアラモード」については、ゲームにも出てほしい気持ちが強く、複雑ではありますが。
>次回は神アイドルグランプリですが、やはりノンシュガーは優勝できないんじゃ…
そう考えるのは、野球でいえば、6回終わって3点差で負けているものの、簡単に諦めムードに入っているようなものだと思え、3人に失礼なんじゃないかと。
まあ、確かに、アイドルとしての経験値は他チームよりも少なく、ジャニスも何かしら仕掛けてきそうな気がしますが、3DCGライブシーンを披露するチームは、もうノンシュガーしかいない事を考えると、ノンシュガーが優勝するんじゃないですかね。もしくは、第1回神アイドルグランプリみたく、ノンシュガーを含めた複数チームの優勝でしょうか。
それに、ジャニスの問題についても、問題が根深いだけに、ノンシュガーが優勝しようがしまいが、年明けまで解決を先送りしそうな気がしますね。まあ、グランプリの結果がどうあれ、ノンシュガーの3人が一発逆転に向けてどう頑張るか注目したいもの。