ゴルフは修行です。。。今日も練習日和

もともとはゴルフブログですが、最近はちょっと世間さまが気になる翁の、気ままに書きなぐった日記風ブログです。

愛媛から考える。。。続き

2011-04-21 20:11:48 | 日記
そういえば、原発に関する考察が途中でございました。

日本のエネルギーリスクを考える際、2つのリスクを念頭に入れておくべき、
そう申し上げました。
その2つのリスクとも、カントリーリスクという事なんですね。

リビアでの戦争、これが始まった途端、日本の原油は跳ね上がりました。
エネルギーというものは、どこかに極端に依存してしまいますと、
それだけ「何か」が起こったときに被害が大きくなります。

それと、過去、何度も申し上げましたことですけれども、
日本は、このままではシーレーンを中国葦に脅かされる可能性が極めて高いと
そう言わざるを得ないと思うのです。

中国という国は、1995年、台湾海峡で大規模な軍事演習をし、
台湾に対して独立の動きを牽制し、恫喝する動きを見せたのですけれども、
そのときに介入し、台湾側について牽制してきた米軍の近代兵器に
なすすべもありませんでした。
そしてその一件が、中国に軍事力の近代化と大規模な軍拡を決意させました。
その後の中国は、過去20年間で二十数倍という驚異的な軍事拡張と
軍の近代化を推し進め、そして東シナ海の制海権、つまり台湾海峡や東シナ海の
シーレーンを軍事的戦略で押さえるために、大型の空母を建造し始めました。
その威容は、まだまだ米軍には及ばないものの、大変な脅威となりつつあります。


私は、日本人の最大の短所。。。というより弱点ですが、
この「安全と水はタダ」と、そう勘違いしている事にあると思っています。
タダじゃないんですよ。。。安全は。。。

だから、エネルギーリスクとして。。
確かに原発の安全性を高める事は必要です。必要ですけれども、
もし、石油資源が何らかの形で止められたとしても、
少量のウラニウムで大きな発電量が賄える原子力を、今すぐに放棄することなど
絶対にするべきではない。そうハッキリ述べておきたいと思います。

原子力の安全性を高める努力は、やはりやるべきです。それはやるべきだし、
平行して、ね。。。
八ツ場ダムを中止して水力発電計画も中座しましたけれども、
できればね、そういう水力発電なども復活させて、他のエネルギー開発をも含め
エネルギー資源を分散させるべきです。
火力だけに頼らない体制を早急に作るべきだというのが一つです。

そしてもう一つ、原子力技術をきちんと継続するべきだと思うのは
まさに「抑止力」の点です。
アメリカのロナルドレーガン。。。凄い船ですよ。
あれがあれば、多くの被災者が収容できたと思います。
少量のウラニウムで、延々と動き続ける脅威の空母ですよ。
あれが何で凄いかというと、原油がなくても延々と作戦を実行できるところに
その本来の使用目的があるんですよ。それが抑止力ということです。
アメリカ本土がもし攻撃を受けても、原子力空母は動き続けて報復出来る。
それが、他国からの攻撃に対するアメリカ側の抑止力になっているのです。
その観点を忘れてはいけないのですよ。これはアメリカでは常識です。

そしてね、何よりも、
中国は日本の各主要都市に向けて、100発を超える核ミサイルを
照準合わせているんですよ。一発で壊滅できるぞと脅しに使うぐらい出来ます。
北朝鮮だってそうです。
日本を恫喝してこないのは、単にアメリカが怖いからですよ。
原子力を廃止しろという方々は、
どうかまず、北朝鮮や中国に行って、彼らの戦略核の廃止を訴えてください。
それが出来ないのであるならば、まず自ら切り札ともいえるべき
「消極的抑止力」
つまり、核は持っていないけど、いつでも作れるんだぞ、という
その、消極的ではあるけれども技術的優位性を捨ててはいけないんですよ。

そういう観点が、この国の知識人に全くかけているのが本当に残念でなりません。

これが真に私の言いたい原子力。。。核に対する必要性です。
まず、核に対しては、もっともっと安全性を高める事が必要です。
外国から攻撃を受けたとしても、何らかの防御が出来るようでなくてはいけません。
それは、本当にそう思いますが、
どうか、ヒステリックなアレルギー反応で、短絡的な判断をしないように
そうお願いしておきたいものだと、そう思いますね。

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