日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

四国九州縦断ツアー(2)

2010-10-31 04:51:03 | 
小牧からは名神を走ります。中国以西の西日本との間を行き来する場合、自分は東名→伊勢湾岸道→東名阪道→新名神というメインルートではなく、30kmほど遠回りになる中央道→名神のルートを好んで使います。東名よりも中央道の方が交通量が少なく、距離や線形の違いを割り引いてもその方が走りやすいこと、中央道の車窓や線形が変化に富んでおり、走っていて楽しいことなどがその理由ですが、もう一つの理由として、名神の線形の美しさというものがあります。ここで「線形の美しさ」とは、「線形のよさ」とは違う、文字通りの美しさです。これは言葉では説明しがたいのですが、適度な起伏のある地形を緩やかな勾配と曲線で駆け抜けるその線形が、山の中を急勾配とトンネルと橋梁でぶち抜くありがちな線形や、伊勢湾岸道のような豪快な直線路とは全く違っていて、視界の彼方から対向車線の灯火の列が連なって見える時などは実に絵になるのです。結果として一週間前の帰り道と全く同じルートになってしまい、いつもより新鮮には欠けるものの、中央道と並び「走っていて楽しい高速道路」の双璧といえるのがこの路線です。
ちなみに「つまらない高速道路」の双璧だと思っているのが東北道と山陽道です。その理由はまたの機会に…

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