日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

秋の北陸信越縦断ツアー2011(6)

2011-09-23 12:37:30 | B級グルメ
駒ヶ根と福井、二大カツ丼夢の競演が実現しました。訪ねるのはもちろん福井の風物詩ヨーロッパ軒です。敦賀のヨーロッパ軒は、山を隔てた福井近郊のヨーロッパ軒とは少し違います。「敦賀ヨーロッパ軒」と地名を冠した屋号はもちろんのこと、品書きもわずかに違い、何より店の造りが違うのです。市街に二つある店舗は、まるで団体向けの食堂のごとき大店で、町の洋食屋といった風情の福井ヨーロッパ軒とは趣を大きく異にします。しかもその大店には引きも切らずにお客が訪れ、連休の昼時であることを考えても、実にたいそうな賑わいようです。「国際観光レストラン」なるキャッチコピーも、あながち大袈裟ではないように映ります。
本来の主役であるカツ丼のお味はというと、こちらには全く違いを感じません。しかし、それがヨーロッパ軒のカツ丼というものです。薄いカツをウスターソースにくぐらせ白飯に乗せたただけの、ともすれば呆気なく思えるほどのシンプルな一品ながら、福井に来る度食してしまうのは、それだけこのメニューの完成度が高いという証でもあります。細かいパン粉をまぶした薄いカツをウスターソースにくぐらせたその味わいと食感は、毎度のことながら秀逸です。分厚いカツを水飴入りの甘いとんかつソースにくぐらせ、山盛りのキャベツとともに盛りつけた駒ヶ根のカツ丼は、一度食せば少なくとも一月は再び食する気になりませんが、福井のカツ丼ならば一日二食も行けると断言します。夜のメインイベントである居酒屋を控え、この後三度目のカツ丼に挑む気はもちろんないものの、展開次第では明日の昼にもう一度機会があります。そうなったらもちろん再挑戦することになるでしょう(ニヤリ)

敦賀ヨーロッパ軒中央店
福井県敦賀市中央町2-1004
0770-23-4680
1100AM-2000PM(月曜・第二第三火曜定休)
特製カツ丼1050円

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