大分に着きました。ほぼ毎年のように訪ねているこの駅ですが、昨秋以来訪ねてみると、長年の高架化工事がついに完成していました。高架化工事だけなら珍しいことではないものの、特筆すべきはその偉容で、4面8線の高架ホームは札幌に次ぎ金沢などにも匹敵する堂々たるものです。加えて、そのホームから下りて驚くのが白亜の瀟洒なコンコースです。壁面と天井には艶やかな大理石風の大きなパネルが、床はなんとフローリングが奢られ、広大なコンコースの中央から4本のホームに向かってガラス張りのエレベーターが立ち上がっていて、「ソニック」の車内と統一したかのような斬新さは見事というほかありません。そのコンコースに面して設けられているのが、これまたガラス張りの駅長室です。デスクには金帯二本の制帽がさりげなく置かれ、その背後には歴代駅長を記したレリーフが飾られるという、細部まで凝りに凝った造りになっています。
さらには駅の外観までが凝っており、新たに出現した駅裏の広場には、これが駅の顔だと明確に主張するかのようなファサードが設えられて、「大分駅」の切り抜き文字が横書きでバランスよく配されています。その下にある出入り口周りは赤煉瓦で仕上げられて、今度は駅名を縦書きにした大理石の銘板がはめ込まれます。高架化というと、とかく無個性で無表情な駅に成り下がってしまうことが多い中、とことんやればここまでのものができるということをこの駅は示したといえるのではないでしょうか。さすがは九州です。
さらには駅の外観までが凝っており、新たに出現した駅裏の広場には、これが駅の顔だと明確に主張するかのようなファサードが設えられて、「大分駅」の切り抜き文字が横書きでバランスよく配されています。その下にある出入り口周りは赤煉瓦で仕上げられて、今度は駅名を縦書きにした大理石の銘板がはめ込まれます。高架化というと、とかく無個性で無表情な駅に成り下がってしまうことが多い中、とことんやればここまでのものができるということをこの駅は示したといえるのではないでしょうか。さすがは九州です。
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