日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い函館へ - 出町温泉

2016-02-27 18:03:45 | 温泉
油川のお立ち台に移動し、上下のスーパー白鳥とEH800牽引の下り貨物列車を撮ったところで切り上げました。津軽の春はまだ名ばかり、車外で短時間列車を待っただけにもかかわらず、かなり身体が冷えています。これを癒せるのは熱い風呂しかありません。一風呂浴びてから今夜の宿へ向かいます。立ち寄るのは「出町温泉」です。
油川から青森市街へ移動するという状況下で、経路上最も無駄がないのは以前訪ねた沖館温泉です。滔々と掛け流される無色透明の源泉と、町中の銭湯然とした雰囲気が秀逸だったと記憶しており、こちらを再訪するにも一向にやぶさかではありませんでした。しかし、青森市街にも未踏の温泉がいくつか残っています。お湯、雰囲気のどちらをとっても秀逸なのが想像できるだけに、初見のところを試したくなるのは致し方のないところです。
かくして訪ねたこちらの温泉、場所は沖館温泉と同様入り組んだ住宅街の中にあり、初見ではカーナビの助けを借りなければなかなかたどり着けません。二階建ての建物は、体育館のような蒲鉾型のファサードに温泉マークと屋号の切り抜き文字を掲げ、玄関の直上にも温泉マークのネオンを掲げた個性的な出で立ちです。奥方向にいくつも棟が続いていることからして、増築を何度か繰り返したのでしょうか。現在使われている気配のない二階に、かつては宿泊できたのかもしれません。
二重の玄関の先にある番台、脱衣所、浴場の造りは銭湯そのもの。富士山を描いた突き当たりの壁際には細かいタイルで仕上げた浴槽があり、無色透明無味無臭のなめらかな源泉が滔々と掛け流されます。期待に違わぬ名湯でした。

★出町温泉
青森市西滝2-6-1
017-766-4854
600AM-2300PM
入浴料420円
泉質 アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 46.5度
pH 9.2

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