今日は晴れ〜
青空に映える山々が嬉しい
鹿島槍ヶ岳の凛々しい姿
名残惜しいなあ
ダケカンバと鹿島槍
青空を背景に、
尾根にはツガ林
ザ・岩尾根 植生
ツガ・ゴヨウマツ・クロベ
岩塊斜面にもクロベ林
岩塊斜面は、氷河時代のお土産
氷河期の寒冷厳しい時に、凍結解凍によってバラバラになった岩たち
その岩の上でなら、広葉樹に負けずに生きていける針葉樹たち。
針葉樹、きみたちは氷河期時代を今に伝えているんだね。
このルートでの、
私的予期せぬメインイベント②
モウセンゴケ
虫を捕らえて、消化中。。。
貧栄養に生きるには、虫の窒素分が必要で。
虫を恨んでいるわけではないのですが、
なぜか、食虫植物というものにひかれてしまうのです。
私的予期せぬメインイベント①
ヒカリゴケ
写真中央のうっすらとした苔の小さなかたまり
自ら光っているのではなく、
レンズ体と呼ばれるレンズ状の細胞があり、
細胞の奥にある葉緑体に光を集めている。
このため薄暗い、穴の奥まったようなところで、わずかな光で生きていくことができる。これも、他の植物や苔との競争を避けて生きていくための手段。
私たちの目には、
そのレンズ状細胞が反射した光がエメラルドグリーンに光って見える。
ぐっと下山してハクサンフウロ
林道沿いにはサワグルミ林や、ブナ林が見られる
ブナ林の中でひときわ大きなミズナラ。
岩の上は、ブナは避けたのか、
じゃあ、ということで乾燥に強いミズナラが岩場の崖を占拠。
ほんのちょっとした斜面でも、
ブナとミズナラは棲み分けているらしい。
地質があって地形があって
それに合わせた森があって
高山には高山の棲み分けがある。
自然の織り成す景色は
本当に美しい。
それは何も言わずに人を感動させ
幸せな、満ち足りた気持ちにしてくれる。
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この後、実は、道は続き、
人の作った巨大なものが目に入ってくると
景色は大きく変貌させられる。
人間は、
地球の怪我を治し修復するために知恵と与えられた。
森と川と海と大地を修復していくのが
本来の私達、人間の役割なのだと
いつも、自らに言い聞かせていこうと思う。