タモツというのは、すべてを失った人間が、最後に何を支えにして生きるのか、それを体現してくれるキャラクターのつもりで描きました。人が生きるために必要なものは強さと優しさだと思いますが、その表現にあたって、規律を重んじて仲間を大切にするヤクザ者の気質を私はヒントにしました。
もちろん、私はヤクザの反社会的な行為を肯定するものではありませんし、ヤクザ話に重きを置いた理由もまた他にあります。ただ、それは長くなるので、次の機会に。また、タモツについても、改めてちゃんと書きます。田中美純のこと、桂木のことと、書きたいことがたくさんあって、順番に書こうと思ってあとまわしにしていただけなのですが、タモツについて書いて欲しいという声がすごく多いので、取り急ぎ短く書きました。でも、私自身こんな簡単にすませたくないと思ってるし、読んだ皆さんが、これで納得するとも思っていません。でも、タモツについて書くことは、私がここ数年で到達した人生観について書くことと同じことなので、簡単には行きません。
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森田宏幸です。下記の記事を書いた直後に加筆しています。
前の記事「ふたつ、考えを改めました(1)」の末尾に、記事を書き足したことをお知らせします。
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森田宏幸です。10月7日にこの記事を書いています。
「『ぼくらの』23話によせて」の記事のコメントより転載します。
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ここのコメントは全て残 . . . 本文を読む