なんとかなっぺ

タイではマイペンライ、インドネシアではティダアパアパ、マレーシアではOKラ! 沖縄ではなんくるないさって言うんだって。

2009-11-13 | 
日食ツアーの同窓会がKちゃんちで開催。

愉快な面々と久しぶりの再会。

Kちゃんはパテシエの友人と、自宅カフェ「ちょっとしたカフェ」を運営するかたわら、役者さんとしても活躍している。


このKちゃん。留学に旅立つ直前の妹さんと参加。


日食の翌日、Kちゃんたち姉妹は、亀の産卵に遭遇したのだ。


懐中電灯を消して、声をたてずに黙って海岸を歩いたという。

この日は新月。闇夜は亀の産卵にはもってこい。


しばらく歩くと、激しい鼻息のような音が聞こえてきたそうだ。

亀の産卵だ。

二人は、亀が産卵を終え、海へと帰っていくまでその場にいたのだという。

翌朝Kちゃんは、大事な秘密を打ち明けるかのように、
なぜか声をひそめながらその経過を話す。

神聖なものに触れたかのように。


卵に砂をかぶせる音や、海岸に向かって歩く音も、
亀を驚かすことなく、じっーとそこで聞いていたに違いない。


話をするKちゃんの表情、声、感性。




オラは鳥肌が立ってきた。

こんな話が聞けてよかった。気持ちが高ぶったひとときだった。









僕らは薄着で笑っちゃう の謎が解けた

2009-06-19 | 
このところ姿が見えなかったeさんと廊下ですれ違う。

案の定、ライブ三昧だったみたい。

つい先日、ギタリストのチャボさんの曼荼羅ライブに行ったという
eさんなら知っているかも。
気になっていたことを聞いてみた。

「清志郎のイマジンの歌詞の中にある、(僕らは薄着で笑っちゃう)ってどういう意味?」


「あれはね、<つ・き・あ・い・た・い>っていうシングルのB面に<窓の外は雪>っていう曲のコード進行が入っているんだよ」と即答。


1982年冬にリリースされ、アルバムEPLP2に収録されているそうだ。



イマジン 訳詞/忌野清志郎

天国は無い ただ空があるだけ
国境も無い ただ地球があるだけ
みんながそう思えば 簡単なことさ

社会主義も 資本主義も
偉い人も 貧しい人も
みんなが同じならば 簡単なことさ

夢かもしれない でも その夢を見ているのは
一人だけじゃない 世界中にいるのさ

誰かを憎んでも 派閥を作っても
頭の上には ただ空があるだけ
みんながそう思うさ 簡単なこと言う

夢かもしれない でも その夢を見ているのは
きみ一人じゃない 仲間がいるのさ

夢かもしれない でも その夢を見ているのは
きみ一人じゃない
夢かもしれない でも一人じゃない
(僕らは薄着で笑っちゃう)
夢かもしれない (ああ笑っちゃう)
かもしれない
(僕らは薄着で笑っちゃう)
(ああ笑っちゃう)
(僕らは薄着で笑っちゃう)

という具合に、(僕らは薄着で笑っちゃう)が謎だった。





窓の外は雪/RC SUCCESSION


窓の外は雪
あーあ とうとう裸にされちゃったなんて言いながら
あの娘が起き上がる朝
窓の外は雪

僕の耳もとで好きだなんてささやいて
あの娘といっしょの朝
窓の外は雪

寒いから 寒いから
あの娘抱きしめる
とてもあったかいのさ
窓の外は雪
窓の外は雪
窓の外は雪
(僕らは薄着で笑っちゃう)



eさんによれば
「なんとなくひいていたら、似たコード進行が出てきたから入れたんじゃないか」
ということだった。

それだけ? それにしてはイマジンのあの脈絡に入るのは不自然ではないか?

「そう当時のインタビューで答えてたよ。あまり意味はないんだって」
14歳からファン歴27年のeさんの言葉。


オラの深読みはあっさりハズレた。

自嘲ではなく、(ぼくらは薄着で笑っちゃう・・・)の笑いは、
幸福感に包まれた笑いだったんだ。


非武装であることは間違いないけど。


そして今日、やっとアマゾンから「ロッキングオン」忌野清志郎1951-2009 が届いた。
書店で探したが売り切れ、アマゾンでも5日目にしてやっと。

ここに収録されているインタビューは、渋谷陽一氏によるもの。
かつて掲載されたものを1冊に編集して特別号として発行された。

その渋谷陽一氏は、5/12付のどこだかの新聞でこんなふうなことを言っていた。

「僕は彼と雑誌・テレビ・ラジオなどいろいろなメディアで仕事をしたが、彼から内容についての注文を受けた事がほとんどない。どんな条件でもそれは仕事なのだからという姿勢で、彼はとり組みベストを尽くした。そこでアーティスト風を吹かせる事はなかった。誰よりも闘う姿勢を貫いた清志郎は、誰より柔軟な姿勢を持つロックエンターティナーだった。そしてそんなアーティストは彼以外ほとんど存在しなかった。」


今日の<僕らの音楽>も、清志郎を追悼した放送だった。