森男の活動報告綴

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1/48 九六式三号艦上戦闘機 その1 ファインモールド改造

2014年07月19日 | 飛行機の模型
最近いろいろと忙しかったのですが、なんとか落ち着いてきました。

というわけで、久しぶりに飛行機の模型を作ることにしました。ほぼ1年ぶりですね。

お題は、九六式三号艦戦。ファインモールドのキットの機首を改造します。先日着手して、今日よそ事をしながらテレテレやってたのですが、アウトラインは大体できました。まあ、小さいのでとても楽です。パテはタミヤエポパテの速硬化型を使用。

やっぱり、綺麗ですね。九六艦戦(一、二号は特に)は液冷エンジンの方が似合うような気がします。垂直尾翼からの流れるようなラインが、空冷エンジンだとエンジンの付け根で阻害されてるような、、。あと、足の左右に試しにガンポッドを付けてみました。よく考えると、モーターカノンだけだと故障すると(頻度は高かったのでは、、)どーしょーもなくなります。なので、採用された場合は510同様ガンポッドをつけたのではなかろうか、という勝手な推測です。まあ、20ミリならともかく、7・7ミリ機銃のガンポッドならなんとか付いたのではないでしょうか。

図面は「世界の傑作機」に載っています。同じエンジンを積んでいるドボアチン510は、スピナー直下の機首がほぼ垂直なのに対し、世傑図面ではかなりゆるいアールとなってます。また、上面のシリンダーヘッドのための出っ張りも小さいです。エレールの510のキットと比べても、それがよくわかります。

と書くと、なんか飛行機にめっちゃ詳しそうですが、これは私が独自に調べたことではありません。実は昨年、所属する模型クラブの先Y氏が三号艦戦を作られました。その先輩と、知人の飛行機模型のライターK氏から以上の点を教えていただいたのです。

K氏からは、貴重な72のレジン改造キット(ニチモ用)も貸していただきました。よくわからないのですが、どうも広く売られたものではなく少数の頒布キットのような感じで、まず入手は難しいと思われます。インストには、三号に関する詳細な考察が書かれており、パーツともども非常に参考になります。K氏にはこの場を借りてお礼申し上げます。で、このキットは、作者の方の考察の結果ドボアチンに近い形状となってます。

とはいえ、せっかく作るのにこれを拡大しても芸がないかな、と思いますし、世傑の図面を初めて見たときの「うわー、綺麗な飛行機だなあ!!」という感動(大げさですが)を、自分なりに立体に落とし込みたいところ。なので、世傑とドボチン(ドボアチンと打つのがメンドクサイので、以後これでいきます)の間くらいを目指してみました。でも、もうちょっとアゴを出したほうがいいかもしれませんね、、、。

<2019年8月25日追記>
後日、調査の結果、以上のエントリーに書いた機首の形状については「世傑」図面が正しいらしい、という結論に達しています。お詫びの上訂正します。詳しくはこちらをご覧下さい。
<追記終わり>

で、もう峠を越えたような感じですが、これからが大変です。一応、レジンで複製するつもりなのです。といいますのも、試作型バージョン(宮崎氏のラジコン九試の灰色みたいなの)と、ウソンコの実戦バージョン(茶色と緑の迷彩)を作ってみたいからです。また、K氏にお礼として差し上げたいというのもあります(お礼になれば、ですが、、、)。

モーターを仕込みたいのと、無垢だとレジンのゆがみがちょっと心配なのでモナカ式を考えてます。勘合がうまくいくかどうか、ちょっと心配ですが楽しそうではあります。この写真は、削りだす前の状態。白い繭みたいなのは、凹みをつけるためのアンコ(紙粘土に瞬着コート)です。これにメンソレータムを塗ってパテを盛り付け、乾燥後に二つに切れば(生乾きの時だと楽です)、こうなるわけです。紙粘土を使ったのはパテを節約するためです。せこい!

で、試しにエアーでプロペラを回すと、うーん、いい感じ。仮組みでここまでやっちゃうと、かなり気が済んでしまうのでこういうことはあんまりしないほうがいいんですけどね(笑)

というわけでまた。








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