森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

海賊の絵描きの人

2013年11月09日 | 雑記
ハワード・パイルの画集を3冊買いました。

2000年に発売された「海賊大全」(東洋書林)という本に、どえらいかっこよくて上手な海賊の絵がいくつも挿入されてまして、それがパイルの作品でした。それを見て「この人の画集があったらぜひほしいなあ」と思ったのですが、当時はネットもそれほど充実してなく(今調べたらヤフオクは1999年から。アマゾンは2001年日本開業。まだそれくらいなんですねえ、、、)調べようもなくあきらめたのでした。

先日本棚のこの本を何気に手にとって「あ、今なら探せるかも」と思ってヤフオクアマゾンで検索すると、あっさり何点も引っかかりました。どれも1週間以内で、しかも安価で入手できました。例えば真ん中の一冊は送料込み580円。うーん、この13年はなんだったんだ、、、。

パイルは、アメリカのイラストレーションの先駆者として知られています。後身の育成にも力をそそぎ、あのワイエスに絵を教えたワイエスの父親も門下生だとか。ワイエスは「創造精神を父を通じてパイルから学んだ」と述懐したそうです。ウィキによると、ゴッホもえらい褒めてたそうです。

ということだけあって、この人はメチャメチャうまくて、しかもかっこいい。多作で知られ、35年間で3300作、ざっとならすと3日で1作品(!)を製作しています。

この海賊の絵は有名なので見たことのある人もおられるのでは。カッコいいですねー。

これは海賊大全に載ってた「BLACKBEARD,S LAST FIGHT」。有名な海賊「黒髭」の最期を描いたもの。いやー、構図といいキャラの描きわけといいたまらんです。ただうまいというだけじゃなくて、「かっこよさ」「クールさ」をホントよくわかっているというか。画集を買って知りましたが、これ、モノクロの油絵なんですね。それもかっこいい。

これは独立戦争を描いた絵画「THE ATTACK UPON THE CHEW HOUSE」の一部。迫力です。なんというか、「痛さ」が伝わってくるのが凄いです。

特に後の2点は、見たときに「おおおっ!凄えええ!!」と舌を巻きました。私も、見た人にそんな印象を抱いてもらえるような模型をいつか作れるようになりたいものです。ま、できるできないは別にして、志は大きいほうがよろしい、ということで(笑)

これが件の「海賊大全」と姉妹書「女海賊大全」。どちらもいい本です。海賊には、何かしら心引かれるものがありますね。昔の船や船乗りのことなども含め、いろいろ調べると面白いです。いつかフィギュアでも作りたいですねー。ちなみに、海賊のトレードマークの頭のバンダナ、あれは砲弾の被弾による船の破片から頭を守るためなんだそうです。飛び散る破片は凄い威力があるそうな。ただのおしゃれじゃないんですねー。以上、マメ知識でした(笑)

それにしても、本を探すのが本当に楽になりましたね。ネットなしでこれらの本を探そうと思ったら、1日2日東京をうろうろしないとダメでしょうし、しかも見つからない可能性が高いという、、、。そもそも、どんな本が出ているのかを調べるのが困難です。今回のように、洋書となるともうお手上げです。この点に関してはほんといい時代になりましたねえ、、、。

※作品の掲示やトリミングに関しては、著作権について一通り調べたところ、特に問題ないと判断し、掲載しました。しかし、何か問題があればその都度削除します。あらかじめご了承下さい。


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四一式山砲 連隊砲・山砲兵 ファインモールド 1/35

2013年11月04日 | AFVの模型
月刊ホビージャパン2013年11月号に掲載された、ファインモールドの四一式山砲の作例が戻ってきました。

記事にも書きましたが、どちらもとてもよくできているキットです。四一式山砲は長期間あちこちで使われた火砲なので、とても嬉しいアイテム選定ですね。

部品数もほどほどで、かつ密度があり、組み立てやすく、ほんといいキットだなーと思います。

土嚢は、紙粘土で作りました。紙粘土は、乾燥時期を見計らえば結構ディテールが付けられますし、布のようなざらざらした質感もよくて気に入ってます。安いのもいいですね。エポパテで作ると、結構な工費がかかりますからねえ(笑)。

山砲と同じくらい嬉しいのが、フィギュア。立ち姿で動きのあるフィギュアは、走っているところとかにも改造しやすく、何かと重宝しそうです。射撃中のポーズも、速射砲とかにも小改造で流用できますから、これまたありがたい。

装備品も凄くいいです。特に三八式・九九式はすんばらしい。三八式の遊底覆(ボルトカバー)の下にちらっと見える遊底の一部まで再現されています。うーん、凄いなあ、、。ゲートルの雰囲気もさすが、という感じ。三八式は、やっとタミヤ製は引退ですねえ(使うけど)。装備品は「行軍セット」のランナーが入ってるので小銃や十四年式拳銃(これも凄い出来)などがメチャ余るのも嬉しいです(笑)。

実物の写真を見ると、何度も分解組み立てをするためか、各部のハゲチョロが激しいのが印象的です。砲身は高品質の鉄鋼を使っているせいか、銀色のままで錆ないようです。なので、いつもの錆色をやめて銀でハゲチョロにしてみました。やってみると、砲身の硬い質感がでているような。気に入ったので、それ以降の砲身や砲尾のハゲチョロは銀色にしています。これはマーダーのです。どーですかね?(と聞かれても困るか)


というわけでまた。この砲をトラックに載せた和製ガンポーティの「貨車山砲」というのがあるのですが、いつか作ってみたいですねえ。学研の「戦車と砲戦車」によりますと、フィリピンでM3軽戦車をやっつけたそうです。うーん、いいなあ、、。

それでは。あ、HJ誌はもちろんバックナンバーが買えますので、何卒よろしくお願いします(笑)






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