森男の活動報告綴

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紫電改 ハセガワ 1/72 Shidenkai Hasegawa 1/72

2017年11月04日 | 飛行機の模型
紫電改(ハセガワ 1/72)が完成しました。久しぶりに72の飛行機を作って、とても楽しかったです。

基本的にストレート組みです。ディテールアップは機銃の銃口を開けて、張り線を追加したくらい。


デカールもキットのまま。箱絵がメチャクチャカッコいい343空の菅野隊長機です。


ハゲチョロは出来るだけ頑張りました。っていうか、これがやりたかったから作ったといっても過言ではないという(笑)


いやほんと、紫電改はカッコいいですねえ。


ハゲチョロは、クレオスのラッカーの銀を使用。この銀は、ほんと発色がよくて、銀の塗料としてはいまだに一番ですねえ。

キャノピーは磨いてる最中にちょっと割れてしまいました。交換しようかな?と思いましたが、これはかなり以前のキットでして、長年同じ箱に入っているパーツを泣き別れさせるのも可哀相かな?とそのまま使うことに。でも今から考えたら交換してもよかったかも(笑)

塗装はラッカーベースに油彩で色調に変化を付けています。納得のいく感じになるまで結構時間が掛かるのですが、それでも面積が小さいので楽といえば楽です。

ハゲチョロは全面に施すのではなくて「剥がれるところは剥がれるし、あまり剥がれないところはあまり剥がれない」というのを念頭に置いてやってます(これでも)

久しぶりにハセガワの昔のキットを作ってちょっとびっくりしたのは、デカールのノリの強さ。経年変化もあるんでしょうけど、ノリが「でろーっ」とした感じでとても強くてよかったです。最近のって、弱すぎて困ることが多いですからね。

張り線はトラディショナルな技法、自分の髪の毛を使いました。よくよく見ると歳のせいか、色素が薄くなって真っ黒じゃないのにちょっとショックを受けました(笑) 油彩で黒く塗ってます。

エンジンからのオイル漏れも楽しいウェザリングポイントですね。いくらなんでもここまでは汚れないとは思いますが、そんなことは知りません(笑) 消耗品の増漕に垂れ跡が付くのも変なのですがそんなことは(略)

脚カバーは裏面はのっぺりしたモールドで、今の製品に比べたらかなり分厚いです。でもまあ、そこはグッとこらえました。手を入れだしたらキリがないですからねえ、、。メンドクサイですし(笑)

では簡単に製作記を。部品を切り出した状態。部品が少ないので最初に全部切り出しちゃいます。

かなり昔のキットですが、それでも全体のフォルムの素晴らしさとかパネルラインのピシッとした感じとか、今の目でみても全然大丈夫です。この頃のハセガワのキットはほんと傑作揃いですね。このキットは30年以上前(要は子供のとき)に作りました。また作るとは思ってなかったなあ、、。

基本塗装が終わった状態。いや、実にさっぱりした感じです。この辺で「OK!」と満足していた子供のころを思い出します。いやほんと、このままでもいいくらい。


でも嫌な大人はここから頑張ろうとします(笑) まず油彩でパネルの色調に変化を付けてます。パネルラインの境目を濃く、中心部を薄くすることを念頭に置いて、じわじわ色調を変えていきます。

油彩は乾燥が遅い反面、「決まる」まで何度でもやり直したりちょこちょこ手を加えたりすることができますので、ほんと気に入っています。こういうのは好みと相性なんでしょうね。

裏面はほとんど見えなくなるので、それなりに。この辺も嫌な大人の面目躍如。脚の収納部もムラムラですが気にせずそのままいっちゃってます。


次にハゲチョロ。先に書いたとおり、よく剥がれるであろうところをガンガン攻めます。フラップの上面は攻めてはいけません。ここ、フラップを収めるために、強度を増す構造材が入れられないから踏んだらダメなんですよね、多分。


油彩とハゲチョロでテカテカになってしまうので、最後にパステル粉をまぶして全体のトーンを落ち着かせ、統一させます。100均の丸筆がやわらかくて使いよいです。お化粧の要領で(やったことないけど)パフパフやったげるとイイ感じです。

排気煙のススも、パステルです。

というわけで完成です。ほんと、この箱絵はカッコいいですねえ。「呉の空は俺が守る!」って感じですねえ。子供のころ店頭でこれを見て「うわーっ!めっちゃカッコええやん!」と思ったのを今でも覚えてます。ハセガワのこの頃の72の箱絵はどれもほんと素晴らしいですね。

ベースは、木の板に麻紐を切りほぐしたものを水溶き木工ボンドで接着、着色したものです。簡単ですけどとてもそれっぽくなります。

今回、久しぶりに72を製作しました。小さいのですがそれぞれの工程が早く済むし、リベット打ちとかも最初からあきらめられるので(笑)さわやかにサクサク進められるのがよかったです。また何か作りたいなあと思ってます。これは次に作ろうと思っている在庫の一部です。こう見ると、なんと言いますか偏ってますねえ(笑)

こうやって、次はどれにしようかなあ、とか考えてるときが一番楽しいかも、、。

プロペラが回ってると、とても飛行機らしくていいですよね。迫力も出ます。でも、モーターが入ってるわけじゃなくて、息を吹きかけて回してるだけです。プーと吹いて回った一瞬をカメラで撮影してます。ちょっと人に見せられたもんじゃないです(笑)

でも、イイ感じの写真が撮れるので楽しいですね。「ワシらの2000馬力がいい音出しとる、、、」って感じが出てるといいなあと思います。

というわけでお終いです。紫電改はほんとカッコいいですねえ、、、。それを改めて感じさせてくれるとてもいいキットでした。

製作中、ふと「こんなカッコいい飛行機が、ほんとに松山や呉の上空をブンブン飛び回ってたのかなあ?」と思ってしまいました。でも、それは間違いない事実なわけで。なんといいますか、歴史というか時間というのは不思議なものですね、、。

それでは。


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