森男の活動報告綴

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九九式艦上爆撃機三三型  フジミ 1/72 改造(その1)

2015年07月05日 | 飛行機の模型
三式長砲身ジオラマの紹介は準備が整わなかったので、先週に引き続きちょっとお休みさせていただきます。すいません。その代りといってはなんですが、先週着手した「九九艦爆三三型」を紹介します。フジミの九九艦爆二二型と彗星一二型を使用して改造しました。


九九艦爆三三型は、九九艦爆の後継機「彗星」の採用直前、5機程度が製作された幻の機体です。当時海軍内では、液冷エンジンを搭載した艦爆の運用を不安視する声が、上層部・現場ともに少なからずありました。海軍はその不安を払拭するとともに、実施部隊での液冷エンジンの慣熟を目的とした訓練用機を先行して少数生産・配備することを決定しました。それがこの九九艦爆三三型です。これは二二型に、先に完成していたアツタエンジンを搭載した機体で、機首部は設計の完了していた彗星ほぼそのままとなっています。前述の通り5機が空技廠で製作され、計画通り全機が彗星を装備する予定の501空(木更津)に配備されました。

定評のある九九艦爆の機体に新型の高出力エンジンを搭載した機体のため、母体の九九艦爆よりも優れた性能を示し、部隊からは「彗星でなくても三三型でいいのではないか」という高評価を得るほどだったそうです。彗星配備後も部隊で訓練用として使用され、一部の機体は彗星とともに実戦(マリアナ沖海戦)に参加したという証言もあります。そのためか、全機が消耗し写真を含めた記録がほとんどなく、幻の機体といわれています。




というわけで、妄想モデリングは楽しいですね(笑)。あっ、石投げないで!!

思い付きを簡単に実体化できるというのは、ほんと模型の醍醐味ですね。先週「あ、これカッコいいかも」と思いついて、一気にやってしまいました。72なので一週間で大体形になりました。
接合部はエポパテでそれっぽく処理。機首は上面から見ると彗星がちょっと細いので、九九艦爆にあわせて合わせ目を広げて太くしています。

九六式三号艦戦もそうだったのですが、九九艦爆の丸っこい垂直尾翼は液冷エンジンにとても似合います。なかなかカッコいいと思いませんか?

飛行中の特撮をしたいので、例によってモーターを内蔵しました。


飛行中のためパイロットが必要なのですが、彗星・九九艦爆ともどもキットには入ってません。なので手持ちの在庫のエアフィックスのシュトルモビクから頂戴してきました。さすがに今ではちょっと厳しいのでエポパテで簡単に顔をつけました。風防は閉じるつもりなので、まあこれくらいでいいかと思います。写真はパテを盛っただけの状態。あとはペーパーで整えて終わるつもりです。

エアフィックスといえば、先日発売されたデファイアントを買いました。これ、メチャメチャ良い出来ですね!とても好きな機体なので、感動してしまいました。しかも安い!!う、嬉しい、、、。これは余計な事をせず(笑)、きちんとRAF仕様で作りたいと思います。

それでは。三式ジオラマの続きはは次回必ず紹介したいと思います。



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