修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

古の都 奈良

2008-09-12 | おでかけ
先週まで居座った低気圧は去り、絶好の行楽日和。
この夏の頑張りに、神様がご褒美をくれたのね。
・・・なんて都合良く考え、つれあい運転で一路西へ向かう。

今回の古の仏像を拝観する旅は、ピンポイントでこだわりを持って・・・。

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中学の修学旅行以来、3×年ぶりに再会したこのお方、
相も変わらず静かに、あまねく宇宙を照らし、
全てに慈悲をお与え下さっているお姿に合掌。

天平時代より連綿と続く東大寺境内には、いくつも見所があるというのに、
観光客や修学旅行生が集まるのは、大仏殿と二月堂ばかり。
その二月堂は、下から見上げただけでパスして、法華堂の仏像郡を堪能し、
戒壇堂(東大寺戒壇院)に向かう。


   

実際には、上から下って来たんだけど・・・
白壁と土塀に挟まれ、見上げると二月堂を望めるこの小道、
ちょっぴり絵にならない? ←自己満足です


 

ここ戒壇堂には、天平時代の写実的な四天王立像(国宝)が安置されており、
ここの廣目天と多聞天を拝観することが目的。
動きを抑えた静けさの中にも、観る者を圧倒し惹きつけてやまない、
そのお姿を前に、ただただ静かに3、40分は見入っていただろうか。
こんな素晴らしい仏像が安置されているにもかかわらず、
訪れる人は少なく、心おきなく対面していられた。


 南大門で、シカくんに話しかけるも無視されるつれあい。

この格好で、大仏殿で買った香木扇子(中国製*香り後つけ300円也)を
パタパタやってると、おばちゃんたちは遠回りしていくのよねぇ・・・

(因みに、今回の仏像探訪は、こんな↑格好してるつれあいの計画)

旅行中だけ持てれば良いと、ちゃっちいのを承知で買ったにもかかわらず、
3日ともたずにバラバラ扇子になり、結局、嵐山で○千円の京扇子を買った。
老犬介護に帰って来てくれた娘のお土産にも、京扇子を買ったけれど、
私の扇子は・・・百均製なり・・・でも、丈夫!


東大寺のすぐ近くにある興福寺、ここでは、何と言っても、阿修羅立像。
少年のようであり、きりっとした少女のようにも見える、
憂いを帯びたその眼差しに、ここでも長いこと立ちつくしていた。

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飛鳥に想いを馳せれば・・・


   

月夜の晩に狐が踊ったと伝わることから、石舞台とされているとか・・・。


   

田圃に囲まれ、歩道にはコスモスが咲く日本最古の寺、
飛鳥寺では日本最古の飛鳥大仏を拝観。


   

高松塚古墳は、現在工事中。
隣の高松塚古墳壁画館で、極彩色壁画の模写・模造を観ることが出来る。
しかし、印象は今ひとつ・・・公園内の造作物にしろ、壁画館にしろ・・・
この様子では、研究発掘保存中に黴を生やしてしまうのも頷けてしまう。
そんな感じを受けてしまったのは、私達だけ???みたいだったわ

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斑鳩・西の京を歩けば・・・


   

やっぱり、法隆寺・・・を迂回して、夢殿以外は拝観せず、目指すは・・・

お隣の中宮寺にある、弥勒菩薩半跏思惟像を拝観すること。
聖徳太子が御母の姿を写されたとする、思慮深くそれは美しい女性的仏像を前に、
時の経つのも忘れ、お堂を吹き抜ける涼風に身を任せる至福のひととき。
つれあいなんて、弥勒さまにかぶりつき(?)、
見惚れて、いつまで経っても動こうとしないんだから・・・。
   

   

昔、修学旅行で来たときには、無かった薬師寺の西塔。
これも寺の外から見られれば、それでOK。

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ピンポイントで訪れ、長時間同じ仏像を拝観し続け・・・
だから予定も立たず、ホテルは行き当たりばったりで決めた。

京都もそうだがここ奈良でも、ザックを背負った外国からの観光客が多い。
日本人以上に、事前学習をよくされているようで、
実に細やかな所作で仏像を拝観されていた。
ホテルでも外国からの観光客は、結構朝食に和食を所望される方が多く、
同じように和食を摂っている私達の手元をチラチラ・・・
いや、ジーッと見つめてる。 うひゃぁ! 緊張しちゃうんだなぁ!
ところがその外人さん、運ばれてきた和食を前に、
そのお箸の扱い方がまた凄かった!
魚の骨だけきれいに残す、箸さばきの超上手いこと!
思わず、自分の皿の上の魚を身体の向きで隠しちゃったわよ。

また、夜は夜で、美味しいものを求めてフラフラ歩き回ったのデス

二日二晩の奈良滞在記は、ここまで。

このあと、古の都と言えば・・・京都。
でも、やっぱり、こだわりの旅は続くのデス

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