修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

縄張り宣言

2007-10-10 | おはなし
  ギュイ――――――ン!  ギュイ――――――ン!

まだ夜の明けきらない山の中から牡鹿の
「俺の縄張りだぁ!俺の女に手ぇ出すんじゃねぇ!」
・・・と、叫ぶ声が聞こえてきた。この間のシシ神だろうか・・・。
森の中では鹿が恋の季節を迎えているようだ。

縄張り宣言・・・恋じゃないけど縄張りを主張できたらいいナ


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この季節になると開いてみたくなる絵本がこれ。

     

    『鹿よ おれの兄弟よ』   
    神沢利子・作 / G・D・パヴリーシン・絵 / 福音館書店


シベリアの森を舞台に、そこで暮らす人間・自然・動物の関係を
美しく、繊細に、力強く描いた絵本。
この絵本を読み解くのに、
 『デルスウ・ウザーラ』アルセーニエフ・著 / 長谷川四郎・訳を
一読されると、よりこの絵本に描かれている世界を理解しやすい。
うん?この本を読み解くのに、世界地図や歴史の資料も必要かも。
まっ、そんな小難しく考えずに、一度この絵本を手にとって見て欲しい。
その美しさに心打たれるはず・・・。

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