nandemo kandemo3

nandemo kandemoなんでもかんでもナンデモカンデモ
ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

『ベンガル7』壮行

2007年05月21日 | 日記

『ベンガル7』壮行

連日強風に阻まれ、地球の火星化?と危ぶむ突風に身をさらしつつ

デッキやキャビンでメンテナンスに勤しむ。

晴耕雨読強風作業。

係留ロ-プがぎしぎし鳴り、時折千切れんばかりに張り切ると

反動で振り落とされそうになる。

一仕事終わり、一向に風のおさまらないマリーナを恨めしげに見ていると

颯爽と出航していく一艇のヨットに目を奪われる。

夕日に純白のハル(船体の横)と真紅のMain-sailカバーを輝かせ

仁王立ちに見えるクルーの立ち居振る舞いはただ者ではない!!と思っていると、

隣のヨットからはホーンが鳴り「いってらっしゃーい!」の大声援。

07520tukitokinseimoonraker場の雰囲気でつい私も手を振りつつちょっと感動。

のちに聞けば、「トランスパシフィックヨットレース」に出場の為

アメリカに向けて出航した雲上の人達であった。

今頃は千島海流を難なく通過し、洋上でスプレーを浴びる姿が目に浮かぶ。

『Bengal7』46ft出航のあと程なく、上弦の月と金星が

宵の空にくっきり明光していたのを思い出す。(R)

 

 

 気持ちの良い季節になりました。
 
毎週日曜日にはマリーナに出掛けているのですが、先週も今週も海上は強風。
 
 私の腕前では「天気晴朗なれども波高し」などと叫んで沖に出ていったら、
 
連合艦隊のつもりが気づいてみたらバルチック艦隊になっていたというのはちょっと困るので
 
しかたなく船内の清掃その他整備などをやっておりました。 
 
このあたりのこと、分かりますね、まあ分かる人は私同様かなり古くから人間やってますね。
 
 たまたま同行した娘がそんな私の姿を見て
 
「休みの日も仕事と同じことやってるんだ」
 
とややあきれておりました。
 
おおそうか、どうも最近日曜日に休んだ気がしないと思っていたのだが、そんなところに原因があったのだ。
 
 ちなみに私は学生アパートを経営していて日々の主な仕事はその建物の管理なのであります。
 
 まあそんなこんなで作業に疲れ果ててキャビンで何時間か寝込んでしまいました。
 
暫くしてから目覚めて船外に出てみると、
 
そこはもう太陽もすっかり沈んでしまい、
 
夜のとばりが下りようとしている人けもないひっそりとしたマリーナ。
 
昼間あんなにざわめいていたのに今は無人のヨットやモーターボートが波に揺られ、
 
ときおり吹いてくる強い風にあおられて
 
張り綱が金属製のマストに当たるカンカンという甲高い音が、
 
夕暮れ空を濃いねずみ色に映した海の上に響いています。
 
 さて帰ろうかな、と身支度をしてふと見上げると、
 
まるで秋のように爽やかな暮れなずむ濃紺の空には三日月と金星が
 
上下に仲良く並んで輝いていました。(H)

2007.5.新作

2007年05月21日 | 日記

2007.5.新作

07520tetukikame 久しぶりの陶芸教室。

春に火災に遭ったという穴窯は、

早くも新しい屋根が建ちあちこち手が加えられる様子。

作業台に立つとひんやりねっとりした土の感触が、

手ロクロを前に気を逸らせる。

菊練り風に粘り気を楽しみ、指先のえもいわれない柔らかさを感じながら紐作り。

陶酔感に浸りながらひたすら段を重ねる。

土肌を滑らかにし、ロクロを回しつつ厚さ・高さ・中心が決まると

やっと出来上がりのイメージが浮かんでくる。

土の方も、心待ちしていたかのように素直に変化を遂げてくれる。

焼き上がりが好ければアケビの蔓でも編んで、季節の恵みを盛り込みたい。(R)


手筒花火

2007年05月15日 | 日記

手筒花火

07513thanabi5hon 潮風に身を震わす5月の三河湾の浜辺で、

地元の保存会による手筒花火大会。

浴衣ではなくコートを羽織って、

ビールならぬ熱燗が似合うべく、

温泉のぬくもりもワインの酔いも見る見る退いていく。

星空の下、ウグイス嬢の声も心なしか打ち震え、

保存会の面々の法被やねじり鉢巻も綿入れの方が似合いそう。

07513thanabiup2第7回を数える手筒花火大会は、

明治大正時代から受け継がれた手筒の伝統を守るべく、

維持もしくは復活した保存会のお披露目。

太い竹を煮たり焼いたりしながら丈夫にし

更に藁縄を幾重にも巻きつけて作った筒に

古式に則った火薬詰めをして、本来は祭礼等に奉納されるものらしい。

火の着いた手筒を持ち上げ構える姿は雄雄しく、

火の粉を浴び「あっちっち!」と心07513don2中安からぬを悟られないよう、堪える顔も頼もしい。

 

 

 

 

 

盛り上げる太鼓の連打は、威勢も乗りもいいのだけれど寒さには閉口。

のめり込めない違和07513starmine1感を感じたままフィナーレのスターマイン。

すかさず「これよ、これっ!」って、

有名打ち上げ花火を毎年見ている娘は

声を大にして言うのでありました。

う~ん・・・だから保存会なのであり奉納なのですね。

趣旨も拍手も屋台も要らないわけで、

観客に睥睨しないきっぱりとした終わりが、

私には好ましく思えました。 (R)


三河湾大島

2007年05月05日 | 日記

三河湾大島

0754hotokeiwa1_1

 

 

 

 

 

Marinaから小一時間で行ける大島は、夏場限定の遊び所。

潮干狩り・海水浴に海の家があり、賑わうらしい。

この大島をぐるっと回った西側に、仏岩と呼ばれる浅瀬があり航行注意区域でもある。

目一杯近付くと、岩場の中心に仏像を掘り込んだ墓石様のモノが建っておりなんとなく不気味。

丁度干潮時で人影も見えるが、地元の伝説的な雰囲気があって妙に引き込まれてしまう。

5月特有の生暖かな潮風に包まれながら帰航したら、

隣のYachtのcaptainから大島アサリの差し入れ。

大小のアサリに混じって赤貝やら色んな貝の袋詰めで、

赤出汁の朝餉が頭に浮かんだ。(R)