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月の照る夜に

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冬の絵空(1992)追記あり

2008-09-05 00:04:27 | nao舞台

昔の雑誌に載っていた、舞台の様子です(1992年) 再々演のようです。
↑はその時のパンフレット。
合わせて、ストーリーも・・・(省略してる部分もあります)
台本も載っていたので、最後まで読みましたが、
ここでは、最後までは書きません(初日も過ぎたので、加筆&最後まで書きました。ネタバレNGの方はご注意下さい。)
でも、ほとんど書きますので、そのおつもりでお読み下さい。
これも、初演(1987)とは少し違ったようですが・・・(再演は1989)
ちなみに、初演時はタイトルが違ったらしいです(未確認ですが・・)
再演(1989)では、大石内蔵助(生瀬勝久) 天野屋利兵衛(山西惇) 沢村宗十郎(古田新太) おかる(みやなおこ) 浅野内匠頭(升毅) 堀部安兵衛(橋本じゅん)
 
 (89年版のパンフとポスター。お持ちの方から画像お借りしました)

さて、この舞台、生のロックの演奏もあったようで・・・どんな舞台だったんだろう?(笑)
*******************************************************************
1992年 本多劇場
作・小松純也 演出・山西惇 音楽・おかげ様ブラザーズ
天野屋利兵衛(山西惇) 沢村宗十郎(中川浩三) 大石内蔵助(生瀬勝久)
おかる(みやなおこ) 浅野内匠頭(升毅) 吉良上野介(八十田勇一)

虚虚実実の浮世を相手に、
人の心の虚実をすかして見せる、
いのちを掛けた大絵空事。

犬行列が犬頭のもとへ、老尼(おかる)をズタ袋に入れて運んでくる。
「桜は咲いておるかいの」「降っておるのは桜ではない、雪じゃ」
犬と呼ばるる者、元を正せばキリシタン、心中くずれに抜け女郎、罪を得て死なねばならぬところを畜生に身を落として生きながらえた者。彼岸への木戸をくぐることを許されない者。何故あの時死ななかったのだと。
老尼、語るは絵空の彼岸に咲く夢、
たばかる世の絵空事、そんな物語を語り始める老尼。

浅野内匠頭切腹の図。役人と内匠頭のやりとり。大石が駆けつける。

沢村宗十郎、死装束で現れ、傘を開いて老尼へ近づく。
老尼「時の病、はやり病にございます。誰も逃れることはできませぬ。それは抗い難く、甘き夢にて忍びよるのでございます」
宗十郎、老尼にHに寄り添う。傘の中に隠れていく。2人が中で何をしているのか、それはもうすごくエッチ。
 

春の天野屋邸。
天野屋の娘おかると、心中モノで人気の歌舞伎役者・沢村宗十郎は好き合っている。
「宗十郎さん、何か言うてください」
「あんたといると何をどう話してよいのやら」
「役者でしょ、何かキレイな台詞言うてください」
「嘘臭くなる」
「嘘やったかてかましません」
「無理を承知の妹背山。笑いたけりゃぁ(チョン)笑ってやっておくんなせえ」

芝居も千秋楽を迎え(演目・アゴ湾心中、役名・パール御木本)、天野屋へ挨拶に。
タニマチでもある天野屋利兵衛は、もう心中モノはやらない、次の演目は伊賀越道中白波三匹子豚、ブーフーウーだと言う。心中者が続発するほど評判なのに、何故?と問う宗十郎に
「あんた、舞台の上で死ねまっか。できまへんやろ。ほな心中モノやめなはれ。
ほんまもんにむこうて、何が芸。芸はただの方便。キレイな嘘をつく道具だす」

宗十郎にとって、衣装、隈取姿と覚悟を持って臨んだ結婚の申し込み。
「おかるさんをあたしに下さい」と・・・だが、全く相手にされない。
「大体、何故素の姿で来やはらないんです。まああんたから衣装と化粧とって、何が残るかわかりまへんけどなあ」
 
おかる「きっとあなたが残ります、衣装取って化粧取ってもあなたが・・。
私はその人をお慕いすると思います」
宗十郎「そいつはどんな奴でしょう。どんな声で話す奴でしょう。どんな顔した奴でしょう。嘘だって構いません。言ってください、あたしのために・・・」
おかる「いつかわかります」

遊郭で半玉と遊び呆ける大石内蔵助。半玉に男前と言われいい気分。
亡き殿など知ったことか、気違いの尻拭いなどできるか・・・。
そこへ、ほんまもののアホがきた!(赤穂浪士たち)
「大石殿!今宵斬り込みましょう!」
大石は刀を見せる。殿が切腹に使った刀。これが腹に・・まだ血の匂いがする。気色悪くないか・・・。
ここ(遊郭)におれば、退屈せん。

天野屋は芝居のパトロン。
心中ショーを見せている(ここでロックバンドらしい)
次に狙う演目は、討ち入り。
天野屋は、大石に主君の仇討ちを勧めるが、断られる。
逆に、「殿は乱心した、我らはいい迷惑。早く仕官先を見つけねばならぬが、口を利いてくれぬか」と頼まれる。
浅野内匠頭の幽霊も出て、仇討ちをを頼むが、気が違った主君の後始末をするつもりはないと断る大石。
実は生きていた内匠頭。世間ではわしが気が違って斬り付けたなどと・・早く仇を討ってくれ!嫌だと申せば、お前を手討ちにするという。
大石は己が身を守るため主君に刃を向けるが、あっさり刀をはじき飛ばされる。
 

何とか討ち入りをさせたい天野屋。世間的には、評判の悪い大石。
天野屋は宗十郎を呼び、おかるとの仲を認める代わりに芝居をさせる。

隅田川花火大会。
ゴロツキに襲われる町娘を華麗な立ち回りで助けるクラノスケマン。
「大石内蔵助」と名乗るこの男、カワラ版で大層な評判になる。
「悪を正して忠を為す、播州赤穂の大忠臣、大石内蔵助、江戸の悪党は戦々恐々」
正義の味方・大石の人気はうなぎのぼり。おかるまでのぼせてしまう。
 
堀部たちが練習をしている「大石くら~のすけです(大笑い!)」「大石くら~のすけです(大笑い!」 大石様のようになりたいと・・・。
大石は、シロにつぶやく
「己が得するものが為命を捨てればこそ、何故わしが命を捨てねばならぬ。外堀が埋められている」
内匠頭は、討ち入りをしようとしない大石を斬ろうとする。
「斬るなら、斬られい! 堀部を始め、アホどもが残ります。あやつらに仇を討たせればいい」

晩夏
宗十郎、スッピン&素の衣装で現れる
「あたしゃ、どんな声で喋ってますか、嘘くさくないですか?」
「どんなもこんなもいつも通りですよ」
天野屋が結婚を認めてくれたとおかるに告げるが、おかるはボーっとしたまま。
「どうしたんです、嬉かないんですか?」
おかるは、認めてくれたのは取引をしたのかと問い、嘘をつくのかと・・・。
「スッピンのあなたは私に嘘を言う方ですか? それやったら、また化粧で隠せばいいものを・・・」
「違う、こんな慣れねえナリをしているのも・・」
「スッピンらしく見せるため?」
「不細工ですか?」
「さあ」
「気持ちは、気持ちはわかりませんか、このっ、ここの! この・・どう見えるかそりゃわかんねえ。でも、この・・・」
「なら、あなたはどんな方? あなたのパール御木本、とても素敵でした。せやけど所詮は作り物。綺麗な、ほんまにキレイな嘘」
「あんた、誰かに惚れたね」
「いいえ」
「嘘おっしゃい、嘘は嫌いなんでしょ。誰なんです」
「そんなこと聞いてどうしはるんです」
「そいつをたたき斬って、あたしの気持ちの証にします」
「また、芝居がかって・・・」
「誰なんです」と詰問する宗十郎に、
「私がお慕いしているのは、大石内蔵助さまにございます。あの方こそ本物、あなたには斬れません」と答えるおかる。
狂ったように笑う宗十郎。「なるほど、あの男はあたしには斬れない・・・」

天野屋、昔話・・・「まだ金で何でもできる世の中やなかった。今みたいに、何でも金でできてしまうようになったら、昔の不自由さが懐かしい」
おかるの母親も金で女房にした女。口はほとんど聞かず、体は与えても心は開かなかった。

秋・天野屋に大石が居候している。
酔っ払った大石を介抱したおかるは、大石と寝てしまう。

大石は吉良に会い、討ち入りをしない代わりに、お家再興に力を貸してほしいと、
取引を持ちかける。
吉良は大石に言い寄る(その気があるのか?笑)、「来世では夫婦になりたい、おきらと呼んで~」と。

瓦版や~クラノスケマンの歌
~待ってましたクラノスケ 花のお江戸の冒険王~~
~あなたはもしや そうです私が町中の人気者
クラノスケマーン(カッコイイ) クラノスケマーン(シビレル)~

おかるが大石と寝たことを知った宗十郎は、大石に詰め寄る(内蔵助の格好をしている)
「オレがこんなにやってんのに、あんた何やってんだよ。頑張ってもらわんとねえ。形から入りゃ、中身なんて勝手についてくるんだぜ」
「役者の言いそうなこと。お前のマネをして死んだものもおる」
「役者冥利につきます・・・。おかると寝たんだってね。あの娘は、あんたに惚れてますよ。何とかしてやってくれ」
「惚れられる覚えはない」
「そりゃ、そうでしょ。あの娘はこの大石に惚れてんだから。あんたもそれにふさわしい男になるよう頑張ったらどうです!
色男は辛いね。あんたが討ち入りなんかしたら、泣きじゃくるよあの娘。ま、あんたにはそんな器量もないか。
あなたの芝居本気で惚れました。でも所詮は作り物。あなたにゃ中身がございません」
「だまれ!」
「どうしたんです、言われたのはあたしですぜ。大石さまこそ本物の男・・・。
受けとめてやってくれよ、オレの芝居にケチをつける気かよ!」
大石に斬りかかる宗十郎。相対する2人。
「あんたにゃオレは斬れねえ。オレも沢村宗十郎だ。芸じゃ誰にも負けやしない!」
「侍は芸ではない」
「ハハハ・・・(チョン) 大石内蔵助です!」

浪士たちは討ち入りをする気満々。
クラノスケマンの活躍で、流れは討ち入りへと向かっていくが・・・

大石は天野屋にはおかるを嫁に欲しいと申し出る。
娘を後家にはできないという天野屋に、
大石は、「討ち入りはしない」と、吉良との取引を話し、おかるは家老の嫁になれるのだと告げる。

天野屋は宗十郎に謝るが・・・。
宗十郎は、「許せません。の意地にかけて、この芝居、最後まで勤め上げさせてもらいます。
あんたも覚悟を決めるこった!」と言い放つ。

天野屋では、大石とおかるの祝言が行なわれる。
お暇乞いの挨拶にくる宗十郎。
あの夜の大石とのことを聞く宗十郎に、大石とは何もなかったと告げるおかる。

宗十郎独白
そう、あれは花の夜。夜桜が綺麗で空気がしっとりしててどうにもいけねえなって、そんな夜でしたよね。
話が途切れて、あんた心細そうにこっちを向いたよね。何も言えませんでした、あたしゃあんたが横にいるだけで胸がつっかえそうで・・・。
夜桜、しっとりした空気、ここまできてる甘ったるい台詞、酔っ払っちまってすねた振りひとつできませんでした。
でもね、あたしにゃそれが何かの証のように思えるんです。
あんたがこっちを向いた時、どんな奴に見えました? どんな顔してました? どんな声でどんなことをどんな思いで伝えようとしてました? それさえわかったら・・・
(面をかぶりながら)
沢村宗十郎、芝居なら鬼にでもなりやしょう。
でもおかるさん、あんたの前じゃありきたりの男の像をやってみたかった。

堀部と妻の別れの場面。
大石邸の庭には浪士たちが集まっている。彼らが口にする言葉は・・。
「我らはくずやもしれぬ。待たれればそれが侍。義を為し死ねば名は残ります。何人たりも死してこそ初めて真となるのではありますまいか。生きておれば何かとボロもでましょうに・・・」
大石が祝言をあげている間に(足止めさせてる)
天野屋は宗十郎を連れて、浪士たちの元へ。
冒険王の出で立ちの宗十郎。
湧き上がる浪士たち「大石様は我らを見捨てなかった」

事を知った大石が駆けつけ、本物の大石と偽の大石が対峙する。
堀部たちは、宗十郎を本物、大石を偽者とする。
内匠頭さえも斬り捨てる。アレは偽者、影武者の半助だと・・。
大石「殿、答えはこれにございます。まこと世は人を映す鏡。鏡に映りしお姿、大石しかと見届けました」

吉良邸への討ち入り。
宗十郎、面を取って、華麗な立ち回り。
「本物って何です。どうすりゃ証が立つんです」
切り結ぶ。
「こうですか」 切る。
「こうですか」 切る。
「こうすりゃいいんですか」

浪士たちが吉良の首を取る。

 
討ち入りを見届けた天野屋は、自分の屋敷に火を放つ。
大石「何のためにこんなことを」
天野屋「お武家はんの忠義明らかにするためでんがな。これから忠義のためにぎょうさん人が死ぬんやろなあ。おもろい思いまへんか。天野屋利兵衛の最後の大仕掛けでっせ。嘘を真にすることで、わしはこれから何百年ちゅう時代を嘘でがんじがらめに縛り上げたんや。不自由のうて、何が人。わしに言わせれば思いやり」
大石は天野屋を斬り殺す。

宗十郎始め浪士たち切腹。おかるは尼になる。

大石、おかるの元へ行くが、おかるは大石は吉良邸で死んだのが本物の大石だと・・。
シロが斬りかかる「何故よける、命が惜しいのか。死ぬとは真にたやすいことではないか。みんな片付いた。お前だけだ」

時は過ぎ・・・
今は盲目の老尼(妙海)になったおかる。
桜満開、花吹雪のもと、見えるは明るい彼岸への道。
ずらりと懐かしい人々が並び、中央には輿。
一歩前に出たのは宗十郎。
「おかるさん、お迎えにあがりました」
 
それを見送る犬に身をやつした1人の男。
それは畜生に身を落としてまで生きながらえることを選んだ大石だった。
花吹雪のもと、幕は下りる。
****************************************************************

シリアスなのかな~と思っていたら、
宗十郎が演じた歌舞伎の出し物が「アゴ湾心中」で次の出し物が「伊賀越道中白浪三匹小豚だったり、
偽大石がクラノスケマンと呼ばれてたり、「クラノスケマンの歌」なんていうのがあったり・・(笑)
堀部たち登場の場面は「ご来場の皆さま、お待たせいたしました・・」なんて台詞があったり・・。
舞台上でロックバンドが生演奏して、歌い踊ったりとかもしたようで・・・。
よくわかりません(笑)
物語は、天野屋、大石、宗十郎を中心に回っていくみたいで、誰が主役というより、見方によって変るような、まさに虚虚実実入り混じっての世界。
宗十郎は、おかるのことが本当に好きで、
でもおかるは、宗十郎から偽大石に心を動かしてしまう・・・それが実は宗十郎とも知らず。そして、本物の大石を偽の大石と信じて、祝言をあげる・・・。
初演と再演では、演出も違っていたようなので、
今回は、また違ったものになるかもしれませんね。
中越さんのインタビュー読むと、恋愛色も強いのかな~と思うし・・。
浪士たちとか、登場人物も多かった舞台みたいです。
殺陣も結構あるみたいだし。
宗十郎、偽大石になる時は、面を被ってたみたいだけど~

今回、キャストが豪華ですからね~。
スズカツさんには「彼の見た目にはとても満足しています」なんて言われてましたが、
(確かに、立ち姿は綺麗で舞台映えすると思います)
芸達者な方々に囲まれて、大変だろうけど、頑張ってほしいです!!

<観劇後追記>
今回の上演も本はほとんど同じですね。宗十郎も特に出番が増えてるということもなく。
違うのは、内匠頭が生きてるのを知る前から大石が遊び呆けてる描写がないのと、
クラノスケマン登場の状況がちょっと違うのと、
瓦版やのクラノスケマンの歌がないのと、ロックバンドがいないのと、
一学と吉良とのラブシーンがあったのと、
最後おかるのもとには、宗十郎はじめ懐かしい人々がお迎えにくる(犬は浪士たちじゃないような・・・)
私の読み方が違うのか、これを読んだ感じと、実際舞台観たのでは、大石の印象が違うんですよね。舞台では、真面目で誠実な人だから、最後可哀相? う~ん、これ読むと、そうは思えないんだけど・・。あはれな男ではあると思うけど。
それと、一途に恋する姿を見せているのは、おかるではなく宗十郎ですね。

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10 コメント

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楽しみ! (デニム)
2008-09-06 10:06:49
コメント一番乗りで恐縮ですが、だ~~いぶ前にお邪魔したことのあるデニムです。いつもいつも貴重な情報、とても嬉しいです。ありがとうございます。
いや~~、それにしても今回の初舞台、ほんとに超楽しみになってきました。詳しい筋を少し教えてもらって、益々興奮!鼻血がでそうです・・・
来月のファンイベには参加出来なくて、かなり落ち込んでいる私ですが、なんとか今の所、年末の大阪で一回だけチケットを確保出来ているのを慰めに・・・本日も頑張ります。
この舞台経験で、藤木さんがまた一回り大きくなってくれること、願わずにはいられません。
でも、・・・舞台で本物の、生直人さんを間近にしたら・・・ほんとに鼻血出てきたらどうしよう・・・
返信する
Unknown (shin)
2008-09-06 19:14:13
デニムさん、コメントありがとうございます!
元の脚本は同じだと思いますけどね、どんな舞台になるんでしょうね~。
過去の舞台も、後半は一気にシリアスになったみたいです。

FCイベ、参加できないんですか。それは残念ですね。
でも、舞台で、堪能できますよ。生の演技を見るなんて、今までできなかったことですから。
大変だとは思うけど、直人くん自身も言ってたけど、得るものも多いでしょうね。
返信する
初めまして (noriko)
2008-09-06 23:03:23
かなり前から読ませて頂いてました。
直人を発掘してから日の浅い私には、shinさんの書かれる記事はある種のバイブルのようで、感謝しております。
それにしても今回の情報には脱帽です。とても面白く読ませて頂きました。舞台上の直人を想像するとワクワクします。真っ当なファンになれるかも、という期待も(笑)。
shinさんの書かれる記事は、いつもとてもフラットで、それでいて、飾らない本音も伝わってきて、大好きです(どさくさに紛れて告ってます・笑)
ブログの更新を楽しみにしています。
返信する
ようこそ~ (shin)
2008-09-07 10:15:29
norikoさん、初めまして! コメントありがとうございます!
直人、いつ頃発掘されたんですか?(笑)
私が書くものに対して、そんな風に言っていただけるなんて、ありがたいです!

気になるとね~、つい探したくなるんですよ。ネットでもいろいろわかりますけど、私は、最後はやっぱり紙モノが好きってことで(笑)
今度の舞台は、どういうものになるかはわかりませんけどね。私も楽しみです!
フラット・・・そうですね、きっと(笑) 私自身、それほど喜怒哀楽が大きい方ではないので(爆) 好きだけど~、熱い言葉で語るのは、気恥ずかしいのかも(笑)
また、気軽にコメントしてくださいね。
返信する
Unknown (けいこ)
2009-01-30 15:12:31
shinさん こんにちは!
これを読ませて頂いて、創作意欲がわきました(笑)
また、公開したら読んでください。

宗十郎に関しては昔の脚本通りなんですね。
いろんな人の感想を読むと、主役は○○じゃないか?というのがよくあるんですが、昔の公演の時も、沢村宗十郎が主役になっていたんでしょうか?

おかるを連れてきたのは犬行列で、お迎えのシーンも縁ある人総出だったんですね。

そのシーンは今作のほうが、好きかな。
黒子さんの「ああ、咲いているよ」っていう思いやりのある優しい声が好きですし、宗十郎が迎えにくることで、「妹背山」のようにあの世で結ばれるんだろうな~っていう未来(←あの世の未来ってヘンですが^^;)が見えたかな、と思います。(おかるさんには言いたいことはあるにしても、ここは宗十郎の幸せ優先で(笑))

さて、
>47本目~29日マチネ(ネタバレあり注意)
へのコメントを書かせて頂きます。


昔の脚本から削った箇所に、犬男についての説明があったんですね。

私も赤穂浪士は彼岸へ渡ったと思うんですよね。

彼等は「真の武士(もののふ)へと誘(いざな)う人」というリーダーを見つけ、覚悟も出来ていましたから。
しかも彼等のような単純明快なキャラは案外「人としての証」が立てやすい気がするし。
なにせ、自分が自分を信じている、というのが強みです(笑)

でも、演じているメンバーは一緒なので、混乱します。

もしスズカツさんが、演出意図としてあえて犬男説明の台詞を外したとしたら、スズカツさんにとっては、浪士も「往けぬ者」であったのかもしれず、という可能性もあるし。

このあたり、お酒でも飲みながら、「あそこはどういうことなんですか?」などと色々と聞いてみたいですね~(笑)


言葉講座ありがとう。
乞食比丘尼も入れておいてください(笑)

老尼が「冥府でも乞食比丘尼は食えますかのう?」って言ったので、初日で聞いたとき、それってどんな食べ物?と思った私です(爆)
てっきり妙海(明海?どんな字なのかしら?)さんの好物かと…(爆)
返信する
Unknown (jobjog)
2009-01-30 23:27:45
便乗してこちらへ失礼します。
92年は本当に本多劇場での上演だったんですね。
最後の犬男は赤穂浪士と混同してしまいそうな演出だったというのは…確かに。 私も
彼らは本分を全うしたのだから犬になるはずがないと思って見ていましたが、キャストが持ち回りで色々な役をやるのと、特に違うという描写もないので、どうなんだろう?と考えていました。
スズカツさんはもしかしたらそういった演出がお好みなのかも…。
実は私、意識外で以前にもスズカツさんの演出作品を拝見していました。
グローブ座で篠井英介さん主演の、かの有名な「欲望という名の電車」だったんですが、それも冒頭にフランス語で詩の朗読のようなものがあり、全体的にフワフワとして観客の主観に委ねるような演出が多かったと記憶しています。
けれど、ひとつの作品に対してああでもないこうでもないと、感想を語り合うのも面白いですよね(笑)

私信ですが「罠」の観劇をお考えとのこと、ありがとうございます^^
平日マチネは2/18(水)もしくは2/20(金)のどちらもトーク付きになり、プレイガイドでのチケット販売は終了しているようですが、おけぴ等ではまだ見かけますので探してみてください。
mixiのコミュでも譲渡募集がありますので、もし見つからないようでしたら、宜しければ仲介させて頂ければと思います。
お気軽にお声かけください。。


※※先程からブラウザのエラーでか、コメントが反映されず…連投になってしまっていたら申し訳ありません!
返信する
Unknown (shin)
2009-01-31 01:41:55
けいこさん>は~い、楽しみにしています。
脚本読む限り、誰が主役ってハッキリした感じはないんですが、私には天野屋が主役に思えました。
クレジット的には、89年も92年も生瀬さんだったような・・。役的には、天野屋、大石だったかと。
宗十郎は多くもなってないし、少なくなってもいない。お迎えは、大勢でくるみたいだけど、主になってるのは、宗十郎です。
名ではなく、何を信じ、何をしたかで、この世での未練を捨てて、旅立てると思うんですが・・。全体に曖昧にするほうが好きなのかな~と思いました。
考えると、ドツボに嵌りそうですが(^^;)
乞食比丘尼、いれました(笑)
返信する
Unknown (shin)
2009-01-31 01:46:41
jobjogさん>そとばの東京進出ということで、本多でやったそうです。
昔は、出演者もい~っぱいだったそうなので、その人で考えればよかったんですよね。
スズカツさんは、こういった笑いの要素がある舞台は珍しいそうですね。
私は、映画などでも、明確なものより、考えればどんどんわかんなくなっちゃう~的なものの方が好きかも(笑)

はい、舞台のチケット入手にはいろいろ方法もあることも学習しましたので・・。
2月のね、一番忙しい週なんですよ~。予定をもう一度ちゃんと立ててみなくちゃ(笑)
返信する
Unknown (るーく)
2009-02-04 17:09:07
shinさん、こんにちは~
先日は、落日後の会合(笑)でのレクチャーありがとうございました。
私、この手のお芝居はほとんど見ないので、もう分からないことだらけでして…

今さらながらこちらを読ませていただいて、
昔の脚本には、犬男についてこういうくだりがあったことを知りました。

けいこさんが言うように、

>でも、演じているメンバーは一緒なので、混乱します。

ですよね~
私は犬男=赤穂浪士とずっと思っていましたし。

>もしスズカツさんが、演出意図としてあえて犬男説明の台詞を外したとしたら、スズカツさんにとっては、浪士も「往けぬ者」であったのかもしれず、という可能性もあるし。

でしょ~私はそう思っていたんですよね。
結局、それぞれの解釈は、観る側に委ねているんでしょうね。
でもこうやって、ああでもないこうでもないと語り合うのも芝居の醍醐味なんでしょうね。

まだまだ、私の絵空旅は続きそうです。。。
返信する
Unknown (shin)
2009-02-05 07:32:59
るーくさん>今回の上演に関して、脚本を大きく変えたところはないとスズカツさんは言ってるので、受け取り方なのかもしれないですね。
このお話自体、テーマがよくわからないという人も多いですが、様々な読み取り方ができる本みたいで、それは、おもしろいと思うんですよね~、私は。
さあ、どうだ!って決め付けられるよりね(笑)
肝心の宗十郎さんは、どんどんいっちゃいますが、私も、まだまだ引きずってます。
それもまた、楽し!
返信する

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