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1/24アイドリッジカーニバル(新宿ReNY)

2016年01月24日 | アイドル


初めて行く会場。神宿の最後の途中で入る。当日券が出ないほどの盛況。
確かにフロアは早い時間からすでに埋まっていた。
大きな荷物持ち込み禁止のおふれが事前に出ていたにも関わらず、
床には荷物の要塞が築かれていたのが残念。危ないんだよこれ。
ステージは結構な高さがあり、音響も良く、きれいな会場なだけに本当にこれだけが残念。

*虹のコンキスタドール(20分)
個人的には惹かれる要素の弱い(←相性の問題)グループではあるのだが、
去年の春に見たときより明らかにたくましくなっていたし、ベースラインの力強い曲も健在。
「沸き」を象徴するような世界であった。

*Girl's Beat!!(15分)
加護亜依を擁するトリオ。当然ながら注目度は高い。
たまたま2階の関係者席が目に入ったのだが、出番を終えた・控えたアイドルちゃんでびっしり埋まっていた。
他の時間帯はここまで埋まらなかった。さすがである。
加護ちゃんは2月で28歳、離婚歴のある子持ちだが、ごく自然に「現役アイドル」だった。
他のアイドルちゃんが年齢をやたら気にしたり、ちょっと年を取るとおばさんだなんだと
言うのがくだらなくなるくらい。曲は青春パンクだったりR&Rっぽいポップスだったり。
小川麻琴似の新メンバー、ヒューマンビートボックスをこなす既存メンバーも危なげがなく、
華々しさ以上に職人的なものを感じるトリオだった。

*小桃音まい(20分)
多数対バンだとメイン、セミファイナルは難しいが、場の雰囲気をリセットするにはこれ以上ない人材。
周囲の空気がどんなであろうと、ごく自然に自分のペースに持っていってしまう。
それでいてアクが強いでもなく、彼女にも職人的なものを感じた。

*palet(25分)
去年の12/28で新体制になって以来初めて見る。彼女たちがとにかく素晴らしかった。
新メンバー二人もなんら問題なく溶け込んでいるように見えたし、何よりも、ゆいちこと藤本さんの
荒ぶり方がすごかった。表現すること・できることの歓びに五体を満たされているように見えた。
カルタゴのハンニバル、源義経、楠正成、真田幸村などにも通じる、運命に抗うかのような哀愁が
彼女をさらにカッコ良く見せた。まさに獅子奮迅。
燃えたぎる魂を感じ、予定していなかった個別握手に行ってしまった。
ラブエンロール→AFO→キミノコト→BIY

*妄想キャリブレーション(25分)
1/4の横浜タワレコのインストア以来だが、それ以上の間隔を感じた。2015年は彼女たちのライブを
多数見ていたので、3週間くらいの空白でも2、3か月に感じるくらいだ。
paletの余熱がボクの脳に残っていたので、今日の妄キャリはそこまではガツンと来なかったのだが、
フロアに急に人が増え、物理的な空間支配力と、堂々たる風格からくる演者としての空間支配力を感じた。
ファイティングポーズ→おもてなでしこ→目配せあそばせ→とまらない→Youをちぇっく

ロビーに出て、妄キャリ&paletの物販に参加していたため、この後に出たFYT全編、P.IDLの半分くらいは
見ていない。

*P.IDL(15分)
Winkのカバー「淋しい熱帯魚」ともう1曲聞けたので、たぶん持ち時間からみて全3か4曲だろう。
なんとなく踏み込みづらいものをずっと感じていた(笑)けれど、単純に演者として見ればきちんとしていた。
ボクはメジャークラス少々と、そこと対等に戦える非メジャーアイドルが出る対バンライブが好きなのだが、
まさにそれを象徴する存在だと感じた。

*drop(20分)
対バンライブでしか見たことがないが、いつも目当て客が多く、しかしあまり強力な特長があるタイプには
見えず、なんともつかみどころのないグループだと思っていた。
今回はたまたまステージに近い位置にいられたので間近で見て、「そう見えるベールの下には力強さ」が
隠れていたのを感じた。特に青のタッキーが素晴らしかった。ゆいちの荒ぶりに通じるものを見た。

*GALETTe(20分)
この数日後、最後のオリジナルメンバー・四島さんの脱退が発表されることになるGALETTe。
ライブの時点では、しばらく続いていた欠席の延長線上という形になっていた
(というより、四島さんにはふれられなかったため、そう思い込むしかなかった)。
しかしそれとは別に、ステージ上の4人のパフォーマンスは圧巻。目が覚めるようだった。
現ラインナップでは古株になった、古森ういたん&ののこコンビのバディ感(いわゆるミック&キース的な)。
仙台組の2人も負けじとたたみかける。
4人は紆余曲折を経てここまで来ただけに、ここに立てる歓喜を全身で表現している感じ。
熱はフロアに伝播するものである。

*POP(20分)
大人の事情的なカミヤサキさん活動停止期間中に、残りのメンバーたちはライブ出演を重ねて
経験を積んできた。フロントマン、戦力として最も頼りになる彼女を欠く中、こちらが
想像する以上に大変だったろう。
満を持してのカミヤさん復帰後、初めて見るステージ。全体のパワーが底上げされた印象で、
とにかく力強くなっていて感動した。言い切っていいかどうか迷うが、「今が一番いい」。
何ものからも逃げず正面でぶつかるパフォーマンス、素晴らしかった。

*バクステ外神田一丁目(20分)
事前にタイムテーブルを見た際、ここは物販に行くべき時間に入れていたのだが、
いったん行くとベルハーを頭から見られないおそれがあると判断し、フロアに
「なんとなく」残っていた。
…これで正しかった(笑)。これといった特長があるタイプではないのだけれども、「普通に良い」。
無理やりほめているのではなくて、バタートーストやプレーンオムレツのような、
目新しさでは勝負しないものの持つ味わいだ。
歌謡ハードロック風味もあったりして、ノーマークが当たった嬉しさがあった。

*BELLRING少女ハート(40分)
メンバーの宇佐美萌さんが2/1で抜けてしまうのを控えたステージ。
ただしそういうウェットな要素を表には出していなかったので、対バンでしか
彼女たちを見たことのない者が疎外感をおぼえることはなかった。
例えば今日のラインナップでいうと、paletのステージからは一瞬で着火する要素を見たのだが、
ベルハーはそうではない。そこまでの爆発力はないのだけれど、じんわり、ゆっくりした熱。
高熱が出ると動けなくなるがそうはならなくて、平熱よりほんのちょこっとだけ高い熱が出ているときに
ふだんはイメージしないものが次々に脳裏をよぎっていくようだった。
ダークでアングラ、しかしどこかしらハートウォーミングで、アクロバチックなことをするでもないが
本能に根差したような、土着的な身体性を感じた。
このグループは最低でも30分くらいあったほうが味が伝わりやすいと思う。

ワンマン以上に「それなりのクラスが揃った対バンライブ」大好きマンとして、
今日のこのライブはお得感の塊。
終わったときは22時を回っていたが、冗長さをこれっぽっちも感じないイベントだった。


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