ものぐさ博物館 Monogusa Museum

このブログは、懐かしい筆記具等の大きめ画像を淡々と展示する所です。過度な期待はしないでください。

MONTBLANCのコンバーター

2012年02月25日 07時00分00秒 | 万年筆


カートリッジコンバーター両用式の万年筆で、純正のカートリッジに無い色や、自分の好きなインクを使おうとすると、コンバーターでインクの吸入が必要となります。
基本的にはメーカー純正コンバーターを使用するのですが、MONTBLANCの場合差し込み部分の形状が以前の物とは違っていて、現行コンバーターでは一部の廃番品には使えない事があります。
写真の上から、MONTBLANC純正現行品、MONTBLANC純正廃番品(新=突起有り)、WATERMAN純正現行品、
Pelikan純正現行品、MONTBLANC純正廃番品(旧=突起無し)です。






奥左、 MONTBLANC純正廃番品(旧)、MONTBLANC純正廃番品(新)奥右
手前左、Pelikan純正現行品 、     WATERMAN純正現行品、 手前右

先端の筒の部分がWATERMANは若干短い事が分かります。
MONTBLANCの新旧の違いは、突起の有無です。
突起は脱落防止?のため付いてますが軸によっては斜めに入り余計な力が加わるため
対応している軸以外での使用はお勧め出来ません。

廃番MONTBLANC万年筆でもモデルによっては、純正現行コンバーターでも大丈夫だったり、WATERMANコンバーターが使えるモデル、WATERMANでは奥まで挿さらない物があったり色々です。

こうやって比べてみると外観はMONTBLANC(旧)と、Pelikanは変わらない様に見えます。

廃番MONTBLANCカートリッジ式万年筆に合うコンバーターを入手するには、
本体を洗浄して大型文具店に持ち込むのが一番かも知れませんが、
それが難しい方は自己責任でPelikanを通販で入手するのも有りだと思います。

面倒でなければ、使い終わったカートリッジに注射器でインクを注入すると言う方法もあります。