北極猿sの2007年MANCHESTER APOLLOでのGIGを収録したDVD映像が、発売前に、それも映画館で最高級の音で見られるっていうので行ってきました。
本編前に真っ白のセーラーマン姿の小猿sがちらり。
「見に来てくれてありがとね。すっごい音がいいんだよ」的なことを言ってました。(スミマセン、かなり大雑把に表現してます)
まるで007の出だしのような渋いテーマソングに乗ってメンバー紹介映像。
そして楽屋⇒ステージへ向かう小猿s。
Mattのドラムを合図に『Brian Storm』で炸裂開始。
すっごいです(特にMattの顔が)。
途中Alexの喋りとかあるけど、約1時間20分ノンストップ。
途中RascalsでPupetsの相棒も登場。
去年のZepp、サマソニで彼らを見た時は遠かったりでなかなか手元まで見る機会が無かったけど、ああやって映像にしてもらうとAlexの高速ギターかき鳴らしとかがよく見えて凄く興味深かったです。あと歌ってる時のAlexの口元とか。めっちゃくちゃ早口だけど英語喋ってる人の口元ってのは発音の参考になります。
小猿sって「こんなことやったらびっくりするかねぇ」とか言いながら、真剣半分フザケ半分に遊んでるように見えるんですよね、今回改めて思ったけど。目を合わせてニヤっとかしてると、企んでるみたいで小憎らしくてたまらない・・・。
その他ポイントといえば。
Rascalsクンにギターを任せてフリーの手を持て余しつつ歌うAlex。
なんとなくマイクのコードが引っかかってたのをはずしてみるAlex。
ギターを持ってる時は人形みたい。目をクリっとさせながら高めに持ったギターをひたすらかき鳴らして。
ギターを弾きまくるJamie。赤い頬の見た目に反して男気溢れてました。
前半ほとんど映らなかったNick。地味だけど音はガンガン主張してました。
物凄く激しく表情を変えながら、たまにニハーって笑っててふとこっちまで和んだMatt。あんなに激しくドラム叩きながらきっちりコーラスもこなす姿には感心。
あと『505』かな?忘れちゃったけど、Alexが語尾を強調して歌ってる時があって。歌詞を見ても歌を聴いててもAlexって本当言葉を操るのが上手いと思います。
途中映像をいじったりしてたのはあんまり必要性を感じなかったかも。
海辺まで歩いていくAlexはかわいかったけど。
最後はAlexがギターを振り落としてこざっぱりと退場。
そうそう、彼ら、あれだけ激しくかっこいい音楽やってるのに全く汗をかかないんですよ!さすがにMattはジンワリかいてたけど、扇風機ガンガン稼動してたとはいえあれだけやって背中が最後まで乾いてるなんて・・・。Alexは後半途中までご丁寧に黒のポロシャツの上に白いニットを着てるし、NickもJamieも長袖。
やってる本人達は涼しい顔してたのに、熱気に溢れてた会場、羨ましかったです。Zepp Tokyoくらいの規模でしょうか。
Alexがギターを振り落としてメンバーも去っていった後、エンドロールはオフショット。
アルバム2枚+10曲くらいしかないだろうに数ヶ月連れ回され何度も同じ曲を演奏して、「終わって良かったね」なんて彼らを見ながら思いました。
そして彼らが例えば10年後、どうしてるのかなーなんて。
つくづく成長が楽しみです。
(Alex Turnerがどんどん大人の顔になるのは少し寂しいけれど)
Arctic Monkeys AT THE APOLLO