モンゴルの日本語教育機関

日本へ向けて、モンゴルの日本語教育事情、特に、教育機関について発信していきます。

モンゴルの日本語熱、中国の12倍!

2005年08月25日 | Weblog
 モンゴルの日本語教育熱が非常に高いことは、前々から肌で感じていたのですが、学習者数と人口統計から計算してみて、改めて驚きました。

まず、モンゴルの学習者数を見てみましょう。国際交流基金の2003年の調査によりますと、モンゴルの学習者数は9080人で、おおざっぱに計算するとお隣中国のわずか40分の1にすぎません。これだけ見れば、確かに日本語学習者が多いとは言えませんね。でも、これを人口で割ってみるとどうでしょうか。中国はモンゴルの500倍以上もの人口を抱える超大国です。世界銀行が2004年に調べた人口統計で比較してみると、人口一万人あたりの日本語学習者の数は、中国が3人でモンゴルが37人と、なんと12倍以上もの開きがあるのです。国際交流基金の前回の調査(1998年)では、単位人口あたりのモンゴルの学習者数は中国の6倍程度でしたから、この5年で更に2倍の差がついていることになりますね。
 モンゴルの日本語教育がいかに爆発的に発展しているか、この数字だけでも分かると思います。

     人口(世界銀行調べ2004)
中国   1,280,400,000
モンゴル 2,450,000

     日本語学習者数(国際交流基金調べ2003)
中国   388,284
モンゴル 9,080

     人口一万人あたりの日本語学習者数
中国   3.03
モンゴル 37.06

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