債務者も債権者も人です。
人として、取引するに当たり、やって欲しくないことがあります。
1.連絡が取れない
連絡が取れない = コミュニケーションが取れない
という図式になります。
取引とはビジネスです。ビジネスでコミュニケーションご取れない相手とビジネスのしようがありません。
当然、やって欲しくないですね。
債権者と債務者、どちらが連絡取れないことが多いのでしょうか?
経験上、圧倒的に債務者です。
借り入れに負い目を感じる必要はありませんが、支払が滞ると負い目を感じますね。
支払の目途が立たないと連絡をしにくくなります。
支払の目途がずっと立たないと連絡をしなくなる傾向にあります。
債権者はこれをやって欲しくないのは当然です。
ヒント:
債権者は感情的にならない、傲慢にならない方が良いとお伝えしてきました。
それは連絡が取りにくくなることで、回収費用が一気に増すからです。
連絡が取れなければ、話ができるところまで出向いたり、差し押さえしたりする費用がかかります。
これを債務者に転嫁することができないことがほとんどです。
お金以外にも時間と手間というコストがかさむので、連絡が取れなくなるようなやり方は得策ではないことをご理解頂けると思います。
商売相手に顧客だからといって横柄な態度を取っていると嫌われますよね。
お金と商品のやり取りがあるから続けてはいるけど、いざとなれば取引は切りたいと思われている方もいます。
金銭の貸し借りも同じことです。
何故、相手が連絡してこないのか相手の立場(なるのは難しいとしても)で考えて行動すると良いでしょう。
2.約束を守らない
支払期日を守らないことは当然嫌われます。
また、催促されて口八丁で「××日に支払います」と伝えて支払わないことも嫌われます。
ヒント:
切羽詰まった債務者(正常取引ではまずない状態の方)は、とかく自分のことしか考えていない傾向にあります。
債務者によっては、支払期日に遅れて、さらに何度も遅れて一部しか払っていなくても、
「これまで払ってきたのだから、やることは(できる限りで)やっている」
と遅れたこと、決まった額を支払をしないと終わりではないことを正当化する人
がいます。
債権者として、黙って聞いていると
「こいつは終わりだな」と思う瞬間
です。
できないならできないなりの対応というものがあります。
こういう時にこそ人間性が見えてきます。
債権者に怒られるのは当然ですが、それでも小まめに連絡入れて状況説明をしたり、
ご理解頂くまで、ご説明を根気よく続けることなどできることは多々あります。
3.他人を巻き込み、他人のことを考えていない
債権者との関係性において、友人・知人・仕事相手と様々でしょうが
その関係を利用して自分だけが利益を得る人がいます。
債権者の場合、お金を貸すけどやって欲しいこともお願いするケースがあります。
債務者を応援し債務者にメリットを与えているので、金銭貸借以外の取引条件があまりに不利にならなければ取引が成り立ちやすく、双方メリットと見れます。
一方で詰まる債務者は
借りる時は仏の顔、返す時は鬼の顔
ではありませんが、金利を払うにしても一方的な考え方をしていることが多々見受けます。
自分勝手で自分の利益しか見ていない、または相手の利益を考える度量がない(図れるほとの物差しがない)ので相手を推し量ることができない
という方が多いようです。
金銭貸借という取引を始めた段階で取引条件は双方が納得したことになりますが、期日通りに払わない(払えない)債務者は
代替案を出して乗り切る能力に欠けているようです。
ヒント:
中村治兵衛が残したとされる近江商人の思想・哲学の一つです
三方良し「売り手よし、買い手よし、世間よし」
4.人任せが多い
人に任せるなということではありません。
権限移譲して仕事を任せることは重要です。
しかし、やったらやりっぱなしではなく、最後まで管理する・見届けることが必要です。
では最後(ゴール)とは?
権限移譲する時にゴールを決めることが肝要です。
そして、詰まる債務者は、やりっぱなしが多い。
他人から見れば、失礼だなと思うことを多々やり続けています。
5.言動は見られている
ヒント:
マザーテレサの言葉を借りると
考えてることは言葉となり
発する言葉は行動となり
行動は習慣となります。
発する言葉を行動に移し、きちんとやり切れば良い習慣になり、他人から信頼が得られます。
発する言葉をいい加減な行動で終わらせ、きちんとやり切らないと悪習慣になり、他人からの信用が下がります。
言動習慣で、考えていること、人として信用できるか見られています。
詰まる債務者は悪習慣を持っている、または考え方が悪くなっている可能性が大きいです。
これまでの
言動習慣から人間性を判断して
金銭貸借という取引を始めるのか続けるのか
どう回収するのか
決められます。
詰まる債務者ほど、債権者以外にも周囲から信用を落とす言動・習慣をしているものです。
マザーテレサの名言
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
6.代理人を入れる
取引は当人同士で条件を決めたものです。
債権者または債務者どちらか片方が話をしようがない状態でない限り当人同士で話をすることが肝要です。
他人が入れば取決め時の状況や話など知らないことも多くなります。
そのことで話がこじれることがあります。
また、弁護士を依頼する場合、
弁護士は法定代理人の資格を有するので
訴訟を視野に入れていると伝わります。
例え、訴訟をする状況でなくとも時間の経過と共に訴訟に可能性が増えることもあります。
当事者だけの場合より、可能性が高い訳です。
話し合いをするのであれば立ち合いとしては良いですが、代理人に任せた段階で意思の疎通が難しくなる傾向にある訳です。
一度拗れると元に戻すのは難しいですよ。
代理人を入れる時は良く良く考えて行いましょう。
7.取引とは義務と権利の契約関係であることを理解していない
期日に払えない(払わない)ことは時として起こることでしょう。
リーマンショックや3.11の東日本大震災など、到底個人では負いきれない事象が起こればしょうがないこともあります。
その時の為に貯えをしても、事業や生活が続けられない状態になれば長続きしません。
それらも見越して用意しておくことは必要ですが、大災害に匹敵する事象はいつ起こるか予測ができないものです。
兆候はわかっても、準備まで間に合わないこともあります。
大災害でなくとも、取引先の不振で煽りを受けることもあります。
誰もが堅実な経営・生活を送れる訳ではありません。
ですが、取引をしている以上、利益を得る権利があると共に、商品を納めたり役務を提供する義務があります。
金銭消費貸借契約では
債務者はお金を期日まで借りる権利を有するかわりに期日までに元利金を支払う義務を負ってます。
債権者は利息を受けて期日に元金を返済を受ける権利を有数かわりに、期日まで元利金を請求せず貸す義務を負っています。
債務者が元利金の支払いをしない時、
債務者が当然の義務(期日まで貸す)を履行しているのですから
債務者の一方的な義務違反になります。
また、債権者だからといって、他の取引を一方的に良い条件で取引する権利はありません。
債権者で上記のような別取引を後から条件に出す方のたまにいますが、取引をしなければ良いだけです。
概ね問題を起こすのは債務者です。
義務を履行せず、履行できない説明をしなかったり代替案(期日や支払額の再設定を行わないなど)を出さなかったりしています。
契約関係にある以上は義務履行を心がけて対応をすべきですね。
ここまで7つのポイントを上げました。
読んで頂ければ、
復活できる債務者
復活できない債務者
の区別はつくと思います。
上記のポイントを良くするだけでも、
状況は好転します。
債権者も債務者もポイントを踏まえ、
言動をされると良い方向に向かっていくことでしょう。
人として、取引するに当たり、やって欲しくないことがあります。
1.連絡が取れない
連絡が取れない = コミュニケーションが取れない
という図式になります。
取引とはビジネスです。ビジネスでコミュニケーションご取れない相手とビジネスのしようがありません。
当然、やって欲しくないですね。
債権者と債務者、どちらが連絡取れないことが多いのでしょうか?
経験上、圧倒的に債務者です。
借り入れに負い目を感じる必要はありませんが、支払が滞ると負い目を感じますね。
支払の目途が立たないと連絡をしにくくなります。
支払の目途がずっと立たないと連絡をしなくなる傾向にあります。
債権者はこれをやって欲しくないのは当然です。
ヒント:
債権者は感情的にならない、傲慢にならない方が良いとお伝えしてきました。
それは連絡が取りにくくなることで、回収費用が一気に増すからです。
連絡が取れなければ、話ができるところまで出向いたり、差し押さえしたりする費用がかかります。
これを債務者に転嫁することができないことがほとんどです。
お金以外にも時間と手間というコストがかさむので、連絡が取れなくなるようなやり方は得策ではないことをご理解頂けると思います。
商売相手に顧客だからといって横柄な態度を取っていると嫌われますよね。
お金と商品のやり取りがあるから続けてはいるけど、いざとなれば取引は切りたいと思われている方もいます。
金銭の貸し借りも同じことです。
何故、相手が連絡してこないのか相手の立場(なるのは難しいとしても)で考えて行動すると良いでしょう。
2.約束を守らない
支払期日を守らないことは当然嫌われます。
また、催促されて口八丁で「××日に支払います」と伝えて支払わないことも嫌われます。
ヒント:
切羽詰まった債務者(正常取引ではまずない状態の方)は、とかく自分のことしか考えていない傾向にあります。
債務者によっては、支払期日に遅れて、さらに何度も遅れて一部しか払っていなくても、
「これまで払ってきたのだから、やることは(できる限りで)やっている」
と遅れたこと、決まった額を支払をしないと終わりではないことを正当化する人
がいます。
債権者として、黙って聞いていると
「こいつは終わりだな」と思う瞬間
です。
できないならできないなりの対応というものがあります。
こういう時にこそ人間性が見えてきます。
債権者に怒られるのは当然ですが、それでも小まめに連絡入れて状況説明をしたり、
ご理解頂くまで、ご説明を根気よく続けることなどできることは多々あります。
3.他人を巻き込み、他人のことを考えていない
債権者との関係性において、友人・知人・仕事相手と様々でしょうが
その関係を利用して自分だけが利益を得る人がいます。
債権者の場合、お金を貸すけどやって欲しいこともお願いするケースがあります。
債務者を応援し債務者にメリットを与えているので、金銭貸借以外の取引条件があまりに不利にならなければ取引が成り立ちやすく、双方メリットと見れます。
一方で詰まる債務者は
借りる時は仏の顔、返す時は鬼の顔
ではありませんが、金利を払うにしても一方的な考え方をしていることが多々見受けます。
自分勝手で自分の利益しか見ていない、または相手の利益を考える度量がない(図れるほとの物差しがない)ので相手を推し量ることができない
という方が多いようです。
金銭貸借という取引を始めた段階で取引条件は双方が納得したことになりますが、期日通りに払わない(払えない)債務者は
代替案を出して乗り切る能力に欠けているようです。
ヒント:
中村治兵衛が残したとされる近江商人の思想・哲学の一つです
三方良し「売り手よし、買い手よし、世間よし」
4.人任せが多い
人に任せるなということではありません。
権限移譲して仕事を任せることは重要です。
しかし、やったらやりっぱなしではなく、最後まで管理する・見届けることが必要です。
では最後(ゴール)とは?
権限移譲する時にゴールを決めることが肝要です。
そして、詰まる債務者は、やりっぱなしが多い。
他人から見れば、失礼だなと思うことを多々やり続けています。
5.言動は見られている
ヒント:
マザーテレサの言葉を借りると
考えてることは言葉となり
発する言葉は行動となり
行動は習慣となります。
発する言葉を行動に移し、きちんとやり切れば良い習慣になり、他人から信頼が得られます。
発する言葉をいい加減な行動で終わらせ、きちんとやり切らないと悪習慣になり、他人からの信用が下がります。
言動習慣で、考えていること、人として信用できるか見られています。
詰まる債務者は悪習慣を持っている、または考え方が悪くなっている可能性が大きいです。
これまでの
言動習慣から人間性を判断して
金銭貸借という取引を始めるのか続けるのか
どう回収するのか
決められます。
詰まる債務者ほど、債権者以外にも周囲から信用を落とす言動・習慣をしているものです。
マザーテレサの名言
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
6.代理人を入れる
取引は当人同士で条件を決めたものです。
債権者または債務者どちらか片方が話をしようがない状態でない限り当人同士で話をすることが肝要です。
他人が入れば取決め時の状況や話など知らないことも多くなります。
そのことで話がこじれることがあります。
また、弁護士を依頼する場合、
弁護士は法定代理人の資格を有するので
訴訟を視野に入れていると伝わります。
例え、訴訟をする状況でなくとも時間の経過と共に訴訟に可能性が増えることもあります。
当事者だけの場合より、可能性が高い訳です。
話し合いをするのであれば立ち合いとしては良いですが、代理人に任せた段階で意思の疎通が難しくなる傾向にある訳です。
一度拗れると元に戻すのは難しいですよ。
代理人を入れる時は良く良く考えて行いましょう。
7.取引とは義務と権利の契約関係であることを理解していない
期日に払えない(払わない)ことは時として起こることでしょう。
リーマンショックや3.11の東日本大震災など、到底個人では負いきれない事象が起こればしょうがないこともあります。
その時の為に貯えをしても、事業や生活が続けられない状態になれば長続きしません。
それらも見越して用意しておくことは必要ですが、大災害に匹敵する事象はいつ起こるか予測ができないものです。
兆候はわかっても、準備まで間に合わないこともあります。
大災害でなくとも、取引先の不振で煽りを受けることもあります。
誰もが堅実な経営・生活を送れる訳ではありません。
ですが、取引をしている以上、利益を得る権利があると共に、商品を納めたり役務を提供する義務があります。
金銭消費貸借契約では
債務者はお金を期日まで借りる権利を有するかわりに期日までに元利金を支払う義務を負ってます。
債権者は利息を受けて期日に元金を返済を受ける権利を有数かわりに、期日まで元利金を請求せず貸す義務を負っています。
債務者が元利金の支払いをしない時、
債務者が当然の義務(期日まで貸す)を履行しているのですから
債務者の一方的な義務違反になります。
また、債権者だからといって、他の取引を一方的に良い条件で取引する権利はありません。
債権者で上記のような別取引を後から条件に出す方のたまにいますが、取引をしなければ良いだけです。
概ね問題を起こすのは債務者です。
義務を履行せず、履行できない説明をしなかったり代替案(期日や支払額の再設定を行わないなど)を出さなかったりしています。
契約関係にある以上は義務履行を心がけて対応をすべきですね。
ここまで7つのポイントを上げました。
読んで頂ければ、
復活できる債務者
復活できない債務者
の区別はつくと思います。
上記のポイントを良くするだけでも、
状況は好転します。
債権者も債務者もポイントを踏まえ、
言動をされると良い方向に向かっていくことでしょう。