Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.6 語彙レベル700 総語数6500
物語の設定は、500年後の世界です。
そこには大きなビルディングも町もなく壁に囲まれた村しかありません。
村の中の乗り物は自転車だけで自動車も存在しません。
そして壁の外側には野生動物が住む森が広がっているのです。
12歳になるとすべての子どもが、The Year of Sharing で村から森に放り出されて1年間生き延びなければなりません。
1年後に半数の子どもしか生きて人間世界に戻って来れないこの儀式?は、12歳の子どもにとって過酷過ぎます。
このタイトルでもある The Year of Sharing っていったい何なんだろうと思いました。
世界を支配しているのは人間だけではなく野生動物もしかり。
人間も動物の一種なのだと命をかけて子どもたちは学んでいくのだとは思います。
が、何のためなのか解りません。
この世界は平和で(退屈なくらいで)とくに問題もなさそうなのに、幼い命をかけてまでこんなサバイバルゲームをさせる必要があるのでしょうか?
もしかして口減らし?
実の家族にも感じたことのない愛情を鹿の家族に持ち、実の母親にも抱きついたことのない子どもが鹿の母親をうれしくて思わず抱きしめてしまう…
親子の愛情の原点は人間も動物も同じ。
作者は人間の親を相当皮肉っています。
こういう子が実の親元に戻って、果たして鹿に対するほどの愛情を実の親に持てるものでしょうか。
ちなみに主人公の Richard が The Year of Sharing で村を去るとき、母親は忙しくて見送りに来ていません。
Richard はいつものことなので期待もしていなかったらしく寂しがりもしません。
Richard が語る形式で英語は解り易くかなりおもしろいですが、考えさせられます。
ただし、作者の本当の意図が今ひとつ理解できません。
あらすじは知ってしまうとおもしろくないので書かないでおきま~す。
物語の設定は、500年後の世界です。
そこには大きなビルディングも町もなく壁に囲まれた村しかありません。
村の中の乗り物は自転車だけで自動車も存在しません。
そして壁の外側には野生動物が住む森が広がっているのです。
12歳になるとすべての子どもが、The Year of Sharing で村から森に放り出されて1年間生き延びなければなりません。
1年後に半数の子どもしか生きて人間世界に戻って来れないこの儀式?は、12歳の子どもにとって過酷過ぎます。
このタイトルでもある The Year of Sharing っていったい何なんだろうと思いました。
世界を支配しているのは人間だけではなく野生動物もしかり。
人間も動物の一種なのだと命をかけて子どもたちは学んでいくのだとは思います。
が、何のためなのか解りません。
この世界は平和で(退屈なくらいで)とくに問題もなさそうなのに、幼い命をかけてまでこんなサバイバルゲームをさせる必要があるのでしょうか?
もしかして口減らし?
実の家族にも感じたことのない愛情を鹿の家族に持ち、実の母親にも抱きついたことのない子どもが鹿の母親をうれしくて思わず抱きしめてしまう…
親子の愛情の原点は人間も動物も同じ。
作者は人間の親を相当皮肉っています。
こういう子が実の親元に戻って、果たして鹿に対するほどの愛情を実の親に持てるものでしょうか。
ちなみに主人公の Richard が The Year of Sharing で村を去るとき、母親は忙しくて見送りに来ていません。
Richard はいつものことなので期待もしていなかったらしく寂しがりもしません。
Richard が語る形式で英語は解り易くかなりおもしろいですが、考えさせられます。
ただし、作者の本当の意図が今ひとつ理解できません。
あらすじは知ってしまうとおもしろくないので書かないでおきま~す。