花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

ホタルブクロ・ヤマホタルブクロ・ツリガネソウ・トウロウバナ・チョウチンバナ・アメフリ

2007年06月22日 | 草花・植物

 

ホタルブクロ、ヤマホタルブクロ (蛍袋)  キキョウ科ホタルブクロ属  

別名  :つりがねそう・とうろうばな・ちょうちんばな・あめふり・漢名は山小菜
花期  :6月 蛍の出る頃、梅雨の時期
花の色 :白から濃い赤紫まで多様山蛍袋は関東から北。蕚片のひだがめくれていなければ「山蛍袋」

≪名前の由来≫  一般的には、捕まえた蛍を花の袋に入れたことから、といわれている。また、蛍がこの花の中に入って、光っていることからの説。また、提灯のことを「火垂(ほたる)」といい、その形に花が似ているという説もある。

英語では「bellflower(鐘の花)」という。
学名 Campanula punctata Campanula : カムパヌラはラテン語で「小さな鐘」
・''・:*:.☆.:*:・''・:*「あめふり」について・''・:*:.☆.:*:・''・

「蛍袋」を、「あめふり」というのは、私の地方(宮城)だけなのか、もっと広範囲なのか分からないが、子供のころはこの名前しか知らなかった。 蛍は夏場には沢山出たが、花に入れたのは蛍より「梅干し」の時が多かった。家の近くにあったのは「白花」だけだったが、この中に梅干しを入れると、花が赤く染まる。口の中に入れて、袋の中身を少しずつ吸いながら、すっぱい味を楽しむ。
私にとっては「梅雨のお知らせ花」が、「あめふりばな」。本当にピッタシ梅雨入りに合わせて咲きます。

  
ひだがめくれてないので「山蛍袋」と思われる。梅雨入りの6.21に撮影。庭

 

           「西洋蛍袋」と、家人が言う。「カンパヌラ」にふさわしい花だとは思うが、この名前の園芸種はもっと小さい花をつけて、今満開。写真のものは6.11に庭で撮影。「ホタルブクロ」より随分前に咲く。