逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



 NZ旅行のハイライトの一つ、ミルフォードサウンド観光をどうするのか事前に色々と考えてみた。何しろミルフォードサウンドは温帯雨林気候、気まぐれな天候で有名だ。旅行記を見ていると、綺麗な景色の見える晴れの日はまれで、雨や曇りが多く、運悪く大嵐に襲われれば、船はこんな風になり、ただ船酔いになりに行くことになってしまう。


一つのオプションは、テアナウやクイーンズタウンに数日滞在して、天気の良い日に、ミルフォードのクルーズに来ることだが、それでは日程が長くなるばかりでなく、乗船予約が事前に埋まってしまうと、手も足も出なくなる。腹をくくり、一か八、2ヶ月前にクルーズの予約をすることにした。天候リスクを分散し、のんびりする為、船内で一泊、到着日の午後と翌日の午前をミルフォードで過ごせるReal Journeyのオーバーナイトクルーズを選んだ。船はミルフォードマリナーとミルフォードワンダラーの2隻あり、船室にゆとりがあり、個別シャワー付きのミルフォードマリナー号を選んだ。(これが正解)

さて、テアナウから船着場に到着すると、天気は晴れ! 晴れ! 晴れ! ですよ。
1682mのマイターピークを背景に、乗船するミルフォードマリナの前で。


乗船後の説明、部屋への荷物搬入他のドタバタのうちに、船はどんどん進んで、マイターピーク(Mitre Peak)の近くに来ている。


後ろを振り返れば、 ボーウェンフォールス(Bowen Falls) の後ろに雪を頂いた山々。あの山脈を車で通り抜けてきたんだ。

 
フェアリーフォールス(Fairy Falls)はマイターピークから流れ出た滝。


そしてマイターピークはもう、覆いかぶさるように聳えていて、山頂は見えない。

 
2時間弱のクルーズの後、フィヨルド出口に近いアニタベイ(Anita Bay)に到着。ここで、連れ合いはスピードボートでの観光へ。

 
外洋が近いのでかなり揺れたらしいが、天気も良く、色々な動植物が見え、イルカも遊びに来てくれたようだ。

 
私の方はシーカヤックにチャレンジ。さほど気温は高くは無いのに、半パン、裸足の人がいたので、何で?と聞くと、濡れるよ、と言うので、あわてて靴は脱いだが、ズボンはそのまま。

 
まずは、母船の周りでウロチョロして、パドル捌きを練習してから思ったが、案内役の女性はドンドン先に行ってしまう。濡れるのを厭わず頑張って、漕いでいたら、それなりにさまになってきた。マリナー号からだいぶ離れてきた。

 
マイターピークを背景に、一人でだって漕げるもん!

 
でもやはりカヤック初めての人間には濡れずに済ませるのは不可能だった。狭いながらもシャワー付きの船室だったので、温かいシャワーを浴びてから、食事へ。



食事はフルコースなのだが、船の中なので相席。シドニーからのブラウン夫妻とボストンからのグラント夫妻と相席になった。2組とも30前後のカップルなので、話が合うか心配したが、グラントさんが盛んに、南半球ギャグを連発。オーストラリアは判りやすい、南オーストラリア州、西オーストラリア州、北地域、ときて東オーストラリア州がNSW&クイーンズランド州、、、 おっとタスマニアを忘れていませんか?とチャチャを入れることに成功。

今夜の停泊場所 ハリソン湾(Harrison Cove) の夜が更けてゆく。向こうには、もう一隻のオーバーナイトクルーズ船、Milford Wandererそして、その奥に氷河を戴いたペンブローク(Pembroke)山。

 

泊まった船室の前で。

 
翌朝、天気はどうか?幸い雲は掛かっていないなと思っていたら、

 
出港の頃になったら、残念ながら雲が出てきてしまった。


乗客の大半はNZ,AUS,UK,USAからがが多く、アジア系はほとんどが日本人。NZの観光地でも多く見かけた中国系の方は見かけなかった。こんな子連れの方とか、中には信州の両親と一緒の中年家族もいて、旅行の話も弾む。 

 
再びタスマン海の方に出てくると、船が揺れる。天気がもう少し良ければ、、、、

 
フィヨルドの内に戻り、左岸を辿る。シールポイントにはオットセイが日向ぼっこしている。


ステアリングフォール(Stirling Falls)、水を浴びれば長生きするとの言われがあるらしい。ならば、浴びるのではなく、チョット水を飲ませてもらう。

 
さらに、水しぶきの掛かる所まで近づいて見る。

 
さあまた、ボーウェンフォールスの見えるところまで戻ってきた。楽しかった一泊船旅ももうすぐ終わり。

 

天気もまずまずで、一人NZ$440はそれなりに高額ではあったが、移り行く絶景を堪能できて、十分価値のある船旅だった。

 
フィヨルドの中は切り立っていてGPSの電波が途切れ、軌跡の一部は不完全だが、参考用にGoogle Mapと写真を添付する。



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   ニュージーランド2週間ドライブ旅行の日記リンク  
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