年を取れば、目覚めは早くなるので、「朝活」を始める中高年は多くて当然だ。「早朝覚醒」という睡眠障害を伴ううつ病にかかっている恐れがあります。やはり「うつ病」は中高年になると経度認知障害をともなうので深刻になることがあります。「朝活」にシフトする際、必ず通るのが〈時差調整〉。睡眠時間記録サイト「ねむログ」の調査では、４０代の平均睡眠時間は６時間３０分。Ａさんが４時３０分に起床するなら、前夜２２時にはベッドに入る必要があった。なのに、若手に無理に合わせようと、「朝活」にこだわった揚げ句、体調を崩してしまった。このようなレポートが出ていますが、中高年のジョギングでも心臓発作で死亡するひともいる。中高年は全般的に体調が落ちているので、それを忘れて行動をとると無理が出ます。突然死につながることもあり、命取りになることがあります。中高年になると、自分の体調を管理することは必要なのです。駆け出すと息が上がってしまうのです。
起床時間を決めて「朝活」を始めてしまうと、真冬になって挫折する例も多い。子供でも同じことです。夜明けの遅い冬は、早朝に起きても日光を浴びにくいため、眠気を促すホルモン「メラトニン」の分泌が、なかなか抑えられないからだ。確かに、真冬の朝は寒いし真っ暗です。夜中と区別がつけにくい状態です。中高年は無理をしない朝活をすればよいのではないでしょうか。
中高年になると、うつ病から軽度認知障害も始まります。脳内のアセチルコリンも減少してきます。それを無理やり覚醒することは無理があるのでしょう。若いひととは体調が違うのです。中高年は無理をしないで、それなりの朝活に励む必要があるのです。
