木浦すみつけ祭り

大分県宇目町大字木浦鉱山。
鉱業は中止され、本祭も休眠状態となっています。

我々はベンチから出ないと思います

2017年05月26日 | 記録
 前回の祭を実施して、1年数ヶ月が過ぎました。
 私自身、前回の時より「白髪」も「腹胸囲」も増えました。

 前回、1歳にも満たない木浦に曾祖母をもつ乳飲み子の赤ちゃんに、墨を付けさせてもらったことを覚えています。
 約1年数ヶ月経った今、その子はしっかりと自分の足で歩けるようになっていると思います。
 一方、前回一緒に祭を運営してくれていた木浦のおじぃ・おばぁの中には、既に他界してしまった方・施設に入った方もいますし、みんな総じて足腰が弱ってしまっています。


 ジュンくんと先日話をする機会がありました。
 「年寄りは、赤ちゃんの成長速度と同じくらい、もしかしたらそれ以上に老いるスピードも早いだろう。前回祭ができたからと言って、今回できるとは限らない。2年という歳月は、年寄りにとってみれば、とても永い歳月だろう…」

 この祭において木浦の年寄りは、みんなレギュラーメンバーです。
 それを陰ながら支えるのが、我々若輩者のベンチ入りメンバーです。
 私的見解ですが、我々は永遠にベンチから表舞台に出ることはないと思っています。

 でも、ジュンくんだけは違います。
 なぜならジュンくんは、中学校時代に三代のじいちゃんからセットウを伝授してもらったそうですから…。
 我々にはない表舞台への出場権を持っています。

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