きまぐれmokko

ハプニングに愛された管理人の
日常的な非日常と呟きを綴ってます。
ひまつぶしのお供に( ̄▽ ̄;)ゞ

薔薇十字探偵(1) /京極 夏彦

2013-12-21 | 読んだ本


発行年月:2008年05月
サ イ ズ:241P 16cm

「推理はしないんです。彼は」。
知人・大河内の言葉にひかれて神保町の薔薇十字探偵社を訪れた「僕」。
気がつけば、依頼人の自分も榎木津の「下僕」となっていた。
超絶美男子で、腕力最強、そして常識はまったく通用しない。
「お待ちかねの榎木津礼二郎だこの馬鹿者!」
榎木津の破天荒な振る舞いが事件を粉砕する。??
<『百器徒然袋?雨』より>
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 ←参加してます

テーマ読みラストを飾るのは、薔薇十字探偵!
随分前に、「百器徒然袋-雨」を読まなくても大丈夫だと
mirokuさんに教えてもらったものの、読むタイミングが
なかなか掴めないでいたんですよねぇ~
やはり読むのは今でしょ!・・・古かった?(○ ̄m ̄)
読んでから言うのもなんですが、これってミステリですか?
( ̄ヘ ̄;)ウーン

「百器徒然袋--雨」に収録されている「鳴釜」の榎木津バージョン。
原作は未読です(^◇^;)

姪の早苗が自殺を図った。その原因は輪姦されたことに因る。
輪姦をした相手は早苗がメイドをしていたお屋敷の御曹司達。
しかし誰なのかはわからない。
早苗の両親達は、お屋敷に乗り込むも門前払い。
なんせ御曹司には縁談が決まっていて、それまでの悪事は
権力という名の元で揉み消されてしまう。
やがて早苗は子供を出産。

赤ん坊と早苗を見ていると、どうにも怒りがこみ上げてくる。
そして知人に紹介されたのが探偵事務所・・・(; ̄ー ̄)...ン?
いや・・・犯人というか首謀者わかってるし・・・
紹介するなら腕利きの弁護士とかじゃないのか?
なんて思う僕だったのだが、訪れたのは「薔薇十字探偵社」
しかし、従業員と見られる二人も、僕と同じような事を考えている
っていうか、探偵は機嫌が悪くて、仕事をしないらしい?
機嫌の悪い理由は・・・(○≧艸≦)゛

それでもようやく登場した榎木津!
まってましたぁ~
ハチャメチャっぷりが大好きよぉ~って思っていたら
そうか・・・神だったのかぁ~
と感心したところで、話はサクサク進みます。
助手である益田のおとり捜査で見事に犯人を特定。
そうか・・・彼も仕事はできるのねぇ~
京極堂シリーズでは、イマイチ謎だったんだけど(^◇^;)

そして、榎木津に連れられて京極堂に向かう僕。
よくわからないうちに、またも話が進んでいる。
っていうか、二人の会話が謎!

「悪趣味なことを考えてしまった」と呟く中禅寺に
「それだ!」と喜々とする榎木津。
そうか・・・榎木津がいれば、無駄な説明も不要ってことか・・・
面倒だと言いながらもシッカリちゃっかり乗ってる中禅寺!
大真面目にノリノリな中禅寺って・・・(-。-;)
しかもやってる事が釜とカマって・・・(^◇^;)

あぁ~いかんいかん!
つい楽しんでしまいましたが、要するに
榎木津が気に入らない輩をやっつけるってな話なんですよ。
そして最後の采配もお見事!と思ったんだけど
中禅寺は「偶然だ!」と言ってたし・・・
あれでよかったんだろうか?
まぁ~いいんだろうね(^◇^;)

テーマ読みラストは、大好きな榎木津主役のお話で
大いに楽しませていただきました。
関口君が出てこなかったのは、ちょっと残念だったけど
久しぶりに「うへぇ~」が聞けてよかった( ・´ー・`)プッ

これで締めてよかったんだろうか?(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

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