静岡茶はやっぱりダメか・・・（知りたがり！６月１３日）〔武田邦彦さんいわき市講演会〕

武田邦彦教授　原発事故問題　いわき市での講演会（前篇）


武田邦彦教授　原発事故問題　いわき市での講演会（後篇）


２/２の９分３０秒～食べ物の話。
「基準値以下だから安心なんて言っちゃいない。ウチのお茶も鹿児島茶にかえました」

先日、静岡茶に関する記事を書きました。

その後、丸川議員の国会質疑を聞いて「飲むのは大丈夫そうだ」と思いましたが、
今朝のフジテレビ「知りたがり！」の解説を聞いて考えを変えました。
大丈夫とは言い切れないみたいですね。

もちろん「知りたがり！」に出演していた大学の先生（静岡の大矢先生）と伊藤アナは
いつもの通り「安全です」と強調していたのですが、解説の内容に問題がありました。

「知りたがり！」のフリップに書いてあった情報は次のようなものでした。




〔お茶の測定値〕

　　　　　　　生茶葉　　荒茶　　　飲料茶　（放射性セシウム）

　　規制値　　５００　　５００　　２００　ベクレル/ｋｇ

　　測定値　　１７６　　６７９　　　２３　ベクレル/ｋｇ

番組の判定　　　○　　　　×　　　　○

飲む時にキロあたり１０ベクレル超えちゃっているじゃないか。

丸川議員は飲む時は６ベクレルだと言っていましたが、計測データも当然ばらついて
いるんですね。

番組では暫定基準値にも触れ、食品を５つに分類して各々１ミリシーベルト/年
を超えないように設定されていると説明していました。



〔規制値の根拠〕

　　　　　飲料水　　牛乳・乳製品　　野菜類　　穀類　　　肉・卵・魚その他

規制値　　２００　　２００　　　　　　　　５００　　５００　　５００　ベクレル/ｋｇ

伊藤アナは暫定基準値を「５ミリシーベルト/年以下に収まるように設定されている
大変厳しい基準」だと言っているんですが、そもそも５ミリシーベルトと言っている
時点でおかしい。１年１ミリが基本でしょ？

しかも食品だけで５ミリ。空間からの放射線や呼吸の内部被曝を考慮していない。
（これが武田さんの言う縦割り行政の放射線基準）

福島の学校は食品とは別に空間だけで２０ミリだと言っているわけだし・・・。

このブログでは何度も使っていますが、放射線量の目安について、
武田さんはブログで次のように書いています。

〔武田邦彦さんのブログ〕新しい「信頼される」生産者・流通の時代に！

1年に1ミリシーベルトという法律で定められた安全の基準を守ろうとしたら、
食品は１０から２０ベクレルぐらいが一つの目安になります。

（平成23年5月24日　午前11時　執筆）武田邦彦
http://takedanet.com/2011/05/post_dd9a.html

また、飲料水は１０ベクレル以下なら安心と書いておられます（当ブログ過去記事）

テレビが大丈夫という時は大丈夫じゃない。これは鉄則ですね。

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当ブログの武田邦彦さん関連記事まとめ（リンク集）
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/6a193f9b1db6fea5c154ce23cc3bb9db

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