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(新人OLひなたと学ぶ)(どんな会社でも評価される)トヨタのPDCA

2014年07月05日 | ★★★☆☆
『(新人OLひなたと学ぶ)(どんな会社でも評価される)トヨタのPDCA 』
原 マサヒコ (著)

 
あさ出版 (発行)
B6判、ソフトカバー、336ページ
2014/05/23発行
ISBN-13 978-4-86063-687-6
NDC分類: 336

定価 :1,260円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
「ハイブリッドカーが売れない…」「新規顧客をつかまえなくちゃ」「お客様が無理難題を言ってきた!」新人自動車ディーラーひなたの前に次々と持ち上がる問題。切り抜けるヒントは、すべて「トヨタのPDCA」にあった。まんが&ゲームで身に付く、ワンランク上のPDCA。

 内容(下記出版社の紹介ページより)
ビジネスパーソンであれば、PDCAをご存じの方も多いかもしれません。
本書で紹介するのは、さらに上の「トヨタ流PDCA」。
P、D、C、Aそれぞれを回すときのポイントをまとめました。
実践できれば、ワンランク上の成果が出せるはず。


Prologue 今のキミには、PDCAが足りない p.01
(中表紙) p.09
登場人物紹介 p.10
目次 p.12
Chapter1〈PLAN〉計画も立てずに、給料が上がると思ってない? p.13
 ひなたのPDCAメモ「PLAN」p.59
Chapter2〈DO〉実行しなければ、キミは変われるワケがない p.61
 ひなたのPDCAメモ「DO」 p.110
Chapter3〈CHECK〉自分を正しく評価できれば、会社からも評価される p.111
 ひなたのPDCAメモ「CHECK」 p.156
Chapter4〈ACTION〉カイゼンを続けていけば、ヒナ鳥だって世界ではばたける p.157
 ひなたのPDCAメモ「ACTION」 p.213
よくわかる! 解説 「トヨタのPDCA」は、なぜ強い社員・強い組織を作るのか? p.216
奥付け p.240


萌え本分類:実用ラノベ型(+α)。
ナビゲーター:マンダ自動車に転職したてのOL、相沢ひなた(25)、先輩の赤西涼介(30)、店長の鬼塚龍造(48)ほか。

カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は黄色と白。青空を背景に白い自動車の前でポーズする相沢ひなたのイラスト。(カバー全体に「ひなトヨ」の4文字が隠されている)
中表紙:  メインタイトルと背景隠し文字の「ひなトヨ」ナビゲーターのちびキャライラストを配置。
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組みが基本。「Q&A」コーナーのAnswer部分は上下2段組み、章末のまとめは横書き一段組み。
構成・設定: 全頁モノクロ印刷。巻頭8頁は漫画形式の導入部で、中表紙以降は頁大のイラストを挟んだノベル形式の本文が続く。社会人3年目で転職早々の女性が主人公。出社初日のドタバタから種々の試練を経て、一年後には栄転の対象に抜擢されるまでの新人OLの奮闘記を通じて、「トヨタのPDCA」を理解し実践するストーリーが進行
 本文は「PDCA」の4要素に沿って4章に別れ、各々の段階に即したビジネスエピソードが展開される。各章内には3~4ヶ所の「Q&A」コーナーがあり、ストーリー上の問題「Question」に対して2択の「Answer;A/B」が上下に提示、この部分だけは前述のように「二段組み」で上下に異なる展開のストーリーが並列し、「A」の終了時は両方とも本筋に復帰する。各章末には1頁のまとめ「PDCAメモ」が附属する。
第5章は「解説部」で、本書執筆の背景や各章の内容補足など。内容的に著者のあとがきも兼ねる。
索引や引用文献は附属しない。


評価:
萌え絵度:  カバー・本文中のイラスト担当はエトピリカさん。業績は発見できなかったが当世風の萌えイラストとしての水準は高く、本文カットのチビキャラ造形も上手。
テーマ萌え度: 著者の原マサヒコさんは、カバーに萌えイラストを配した「人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた 」(経済界発行、10/03)の著者。
萌え本的意義:  あさ出版発行の萌え本としては確認されている範囲で、『マーケティングってそういうことだったの(・∀・)!? 』(13/08)に続く2冊目。
業務改善、フレームワークなどに関する類書としては、『(マンガでやさしくわかる)問題解決(一生モノの戦略思考を手に入れよう) 』(JMAM刊、14/03)などがあげられる。
ビジネス啓発書としての内容には、得るべきものが多く感じられ、単なる「トヨタPDCAの解説書」にとどまらず色々なシチュエーションで応用がききそうな内容が含まれていると感じられた。その分、ノベルとして読むとやや構成の荒さがめだつのは残念。もっともこの形式でなければそもそも本書に触れることはなかったわけで…。ううむ。
 ひなちゃんとケンゴ君、それから玲子さんの淡い三角関係は、結局これでよかったんでしょうかね??


総合萌え度 :★★★☆☆


紹介ブログ記事:
m.o.b(モブ) mitchy on blog  2014年05月24日づけ記事、
「探す」のではない。「考える」。『新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価されるトヨタのPDCA』
http://mitchyblog.exblog.jp/22676419
 イラスト系の表紙が、原さんの原点?に戻ったよう。
「 主人公のひなたちゃんが私の同級生に似ているのよね…タイトルは「トヨタのPDCA」ですが、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)は本当にどの会社に行っても、どの職種についても必要な知識です。
ISO 9000やISO 14000の国際的なマネジメントシステムにも使われているし、広報・PRの仕事ももちろん「PDCA」で考えます。
それくらい基本中の基本の話なので、よく聞くけどPDCAサイクルって実はよく分からない…とか、4月に入社したもののそんなの教えてもらってなーい!という人は読むのを推奨。
PDCAをベースに、会社に入れば誰もが必ずぶち当たるであろういろいろな問題とその解決方法が書いてあるし(さすが原さん現役サラリーマン!場面場面が生々しい(笑))、最初の数ページはマンガ、あとは時々ゲーム要素が入ったストーリー形式のビジネス書なので読みやすいですよ。 」


著者、原マサヒコさんの公式サイト:
原マサヒコ オフィシャルサイト
http://www.haramasahiko.com/
著作一覧
 >新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価されるトヨタのPDCA
http://www.haramasahiko.com/book/hinatoyo
 内容紹介(イラスト部分、)、Q&Aの例などを転載。

 >原マサヒコ オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/plusdrive/
  2013年06月01日づけ記事  執筆スタート
「 とりあえず決まったのは、今度の主人公が “黒ブチ眼鏡のドジッ子OL”になる ということ 」
  2014年04月20日づけ記事  編集者による「なりすまし」(笑)
 5月末刊行の情報報告。
「 いろんなキャラクターが登場して物語が展開します。
と、新刊の発売に先駆けて、主人公のキャラクターが担当編集者より公開されました。
しかも、担当編集者(女性)のプロフィール画像として(笑) 」
  05月12日づけ記事  トヨタのアレがついに出ます
 新刊カバー(帯つき)の表裏面展開図を公開。タイトルを発表。
「 表紙の背景にうっすらデザインされているとおり、【ひなトヨ】と気軽に呼んでいただければ幸いです^^
帯に記載されている「まんが&ゲームで身につく」という部分についてはまた後日ご説明します。 」
  05月23日づけ  【無料】 いよいよ本日発売の「ひなトヨ」を一部公開!
 プロローグのコマ漫画8頁分を無料公開。

  その他05月から06月にかけ、重版決定重刷の情報 などを掲載。

 >本書公式Twitter :
『ひなトヨ』公式アカウント @hina_toyo
https://twitter.com/hina_toyo
 主人公のひなた、が日々の生活を呟く形式。時々は書籍情報が混じる。

あさ出版紹介ページ
「 業界3位の自動車会社「マンダ自動車」に転職してから物語は始まっていきます。ドジばかりで自己嫌悪にすぐ陥るひなたが、元トヨタで「伝説のメカニック」と呼ばれ、現在はマンダの営業マンである赤西先輩にPDCAを学びながら徐々に成長を遂げていきます。 」
 編集担当者、著者のコメントおよび略歴紹介あり。


Amazon.co.jp         の紹介頁
honto               の紹介頁
楽天ブックス          の紹介頁
セブンネットショッピング   の紹介頁
紀伊国屋書店         の紹介頁


付記:
Amazon、honto、著者公式ブログ上の発売日は05月23日、その他の発売日は05月との記載が主。
ほとんどのサイトで、タイトル表記は「新人OLひなたと学ぶどんな会社でも評価されるトヨタのPDCA」とひとつらなり。
 本書発行と同時に、kindle版も発売されている。
DREAM NEWS  2014年06月13日づけ記事より、
キンドル電子書籍『新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価されるトヨタのPDCA (あさ出版電子書籍) 著者原マサヒコ』リリース
http://www.dreamnews.jp/press/0000094374/
 5月20日発売。 購入価格1,250円


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