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真説・女神大百科(萌える大百科)

2012年02月15日 | ★☆☆☆☆
『真説・女神大百科(萌える大百科) 』
女神大百科製作委員会 (編),


メディア・テック出版 (発行)
B6判、ソフトカバー、188ページ
2008/04/14発行
ISBN-13 978-4-89627-379-3 
NDC分類: 164

定価 :1,500円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
優しい地母神、気高い処女神、世界の女神が大集合、古今東西の女神様を44柱集めたイラスト百科。


目次 p.02
真説・女神列伝 p.03
 アシュタルテ p.04
 アテナ p.06
 アナト p.08
(中略)
 ヤマノカミ p.88
 ラカ p.90
 ラクシュミー p.92
みにこらむ ギリシャ神話とローマ神話はどう違う? P.94
真説・女神レジェンドp.95
参考文献紹介 p.172
イラストレーター紹介 p.176
索引 p.182
奥付け p.188


萌え本分類:図鑑型。
ナビゲーター:なし。

カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は赤~黄色のグラデュエーションと青。本文に登場する女神アテナの別ポーズイラスト。
中表紙:カバーイラストと同柄。タイトルの位置も同じ
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組み(索引のみ二段)。
構成・設定: 女神列伝(中表紙から94頁まで)はフルカラー、それ以降はモノクロ印刷。
前半の「真説・女神列伝」では44柱の女神を五十音順に解説。見開き2頁を単位として、左側(偶数頁)に名称と基本データ及び解説文、右側(奇数頁)に背景つきの萌えイラストを配する。後半の「女神レジェンド」は日本、シュメール、ハワイ、ギリシャ、ケルト、北欧、インドの女神神話を萌え話化したショートストーリー9編と、幕間に「めがみっくジョーク:電球を取り替えるのに何人の***神話の神が必要か?」10編を収める。
巻末のイラストレーター紹介はアイコン・リンク付き。文献表に3頁、索引に6頁を各々割いているが、索引も五十音順配列のみ。「めがみっくジョーク」の最終回が参考文献紹介の後まで食い込んでいたり、索引には何のタイトルも付いていないなど、編集の息切れが目立つ。


評価:
萌え絵度:  イラストレーターの総数は23名。一人当たり1~3枚分のイラストを担当しているが、神話ごとの分担など統一感はあまり見られず、絵柄もバラバラ。萌え度は発行年度そこそこか。
テーマ萌え度: 前半の解説部分は平易な文体だがさほど深い内容ではなく印象が薄い、後半の「レジェンド」も同人誌的なノリの割にはキレがなく「面白いはなし」のレベルに留まっている。女神萌え感はあまり感じられない。
萌え本的意義: メディア・テック発行の萌え本15冊目、「 -萌える大百科」としては7冊目に当たる。
『女神大百科(2006/12) 』の続編的位置づけで、前後の発行は『C++ はじめの一歩(2008/04) 』『(うぃんぐ☆がーるず)羽根むすめ大百科 (萌える大百科)(2008/05) 』。
類書としては、イーグルパブリシング社刊『萌え萌え女神事典(2006/12) 』が先行。秀和システム刊『萌え大全〈Vol.1〉女神大全(2009/04) 』、総合科学出版刊『萌☆典 降臨!? 女神たん(2010/11) 』などが続く。
神話系のイラスト図鑑は数多く、萌え本境界領域に限っても、廣済堂出版刊『よくわかる「世界の女神」事典(2008/12) 』『天使・悪魔・妖精 イラスト大事典 (別冊宝島1631)(2009/05) 』など多数が刊行されている。
一般書籍としても萌え本としても、完成度には疑問符付き。


総合萌え度 :★☆☆☆☆



「萌える大百科」紹介頁:
A-KIBA BOOKS
真説・女神大百科
http://www.a-kiba.com/kikan/200803-29/main.html
「 『女神大百科』がフルカラーにパワーアップ!イラストもテキストも全面刷新で、思わず崇め奉りたくなっちゃうような世界中のおっ女神を紹介します。
カラーページでは様々な神話に登場するおっぱ女神を人気絵師のイラスト付きで紹介!
モノクロページでは天孫降臨伝説の真相や、バビロニアの武術「猿氣道」誕生秘話など充実の読み物が満載。これでおっぱい女神様の全てが分かる!? 」
 本誌見本6頁分、参加イラストレーターのリンク集あり。


Amazon.co.jp         の紹介頁(中古品のみ)
オンライン書店bk1     の紹介頁
楽天ブックス         の紹介頁(入手不可)
セブンネットショッピング  の紹介頁(絶版重版未定)
紀伊国屋書店BOOK WEB紹介頁(入手不可)


付記:
Amazonの発売日は同年3月となっている。
上記の解説中で触れた秀和システム刊行の『萌え大全〈Vol.1〉女神大全(2009/04) 』は、イラストの一部を本書と共用しており、増補改訂版の色合いが濃い。


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