しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

カバヤ文庫

2017年06月28日 | 昭和26年~30年
戦後70数年、岡山県内から生まれたもので最も有名なのが「カバヤ文庫」。
全国を席巻したが、ちょっと期間が短かったのが残念。

「明治・大正・昭和の郷土史・岡山県」昌平社出版1983発刊より転記する

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画期的な宣伝方式のカバヤ文庫

キャラメルを買うと絵本がもらえる。
昭和27年から29年にかけて、ちょうど子供向けの本が払底していた敗戦後の社会にカバヤ食品のこの商法は歓迎された。
キャラメルの箱に1点から10点までの文庫カードが入っていて50点ためると1冊の本がもらえる。
このためカバヤ児童文化研究所をつくり、池田隆政を所長に迎え、世界名作物を選んで各冊に京大・岡大はじめ大学教授の推薦文を載せた。
カバヤ文庫は2500万冊発行されたといわれる。
昭和28年には売上で明治製菓を追い越し森永製菓に迫った。






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