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日常をつらつらと書き綴ります。2023年こそ、目指せ毎日更新!

後輩を連れて。<後編・映画鑑賞>

2010-06-07 | Diary
 島系本店 舞鶴店を出た私たちは、もと来た道を引き返して歩いていった。ここから中洲太陽まで歩くと上映開始時間にちょうどいいタイミングで間に合う。そう考え、話をしながら、というか一方的にこちらが話しながら、どこに行くと悟られないように歩いた。その時話していた内容も記録として残しておく。

 人というのは変わっていく生き物だ。もちろん、変わる部分とそうでない部分はあれど、絶対に変わらないということはない。1年前、5年前の自分と今の自分を比べたらどこがしかが変化していると思う。それは街も変わらない。閉店に新規出店、道路の拡幅、人とともに街も変化していく。でも、その変化の中で失われていくものもあると思う。幼い頃遊んだ公園、細い路地、秘密基地のような建物。思い出の中にある懐かしい風景や街並みも、少しずつ変化して、少しずつ失われていく。桑田佳祐の『MY LITTLE HOME TOWN』という曲は、桑田の"HOME TOWN”である茅ヶ崎を歌った歌だ。この中に、以下の歌詞がある。

“変わりゆく街が More, more, more 虚しくて”

 この歌を聴くたびに、この歌詞の部分で変わっていく故郷を想い切ない気持ちになる。


 そして、私と後輩のRは中洲太陽で『RAILWAYS』(なんかALWAYSっぽいな、観たことないけど)を鑑賞したのだった。まぁあらすじやレビューは公式サイトや他のブログに任せるとして、「ブレーキ制御装置」のようなマニアックな単語が聞けて面白かった。最初は嫌がっていたRも、観た後はまんざらでもないという感じになっていた。映画館を出てバス停で彼を見送り、帰った。

 なんでタイトルにもなっている肝心の映画鑑賞がこんなにアッサリしているかというと、この部分は1年半後に書いているからだ。ぶっちゃけ覚えていない。

後輩を連れて。<前編・ラーメン屋巡り>

2010-06-06 | Diary
 非番であるこの日の夜、後輩を連れてラーメン屋に行くことにした。と言っても、実は昼にも別の後輩を那の川の一蘭へ連れていったばかりだったのだ。そして、今夜連れて行く後輩とも『一蘭』へ行く予定だった。そりゃあ、私がどのくらい一蘭が好きかというと、4sqで那の川・小戸・天神西通り店のMayorになるほどだ。でも、1日に2度も足を運ぶのは……と流石に思った(別の店なら1日に2回ラーメンを食べてもいいのかという質問に対しては、「無論」と答えておく)。そこで、別のラーメン屋に行くことにした。以前テレビで紹介されていた『麺や おの』である。

 天神地下街、西3a出口に19時に待ち合わせ。時間に少し遅れて後輩(以下、R)が到着した。彼の服装は、部屋着じゃないのそれ? それで新幹線に乗ったの(彼はラーメンを食べに来るためだけに北九州から来ていたのだ)というラフなスタイル。ちょっと拍子抜けしながらも、私たちは歩き出した。
 親富孝通りを進んでいくとお目当ての店『麺や おの』の看板と提灯が迎えてくれた。階段を降り、地下1階へ。店内はラーメン屋にしては洒落ていて、一見してラーメンが出てきそうな雰囲気はしなかった。この店、月替わりで限定ラーメンが出るのだが、今月は鮎塩らぁめんだった。Rはしきりに「先輩これにしてくださいよ」と勧めるのだが、「じゃあ少し食べる?」とか「お前が注文しろよ」と言うと断る。「食べているところが見たいんですよ」なんじゃそりゃ。まずはオーソドックスに豚骨らぁめん、硬麺を2つ注文した。ラーメン自体はあっさりしていて、余計なクセがない、食べやすい味だった。僕はこってりした方が好きなのだけど、これは美味しいと感じた。

 天神で合流してからラーメン屋に行く途中、せっかく北九州から来ているのだし、ラーメンを食べるだけじゃなぁと考えていたプランを彼に話した。以下の通り。

・福岡PARCOを適当にぶらぶらしようツアー
・博多埠頭の先端で何か叫ぼうツアー
・南公園展望台で夜景を見ようツアー

どれも軽く断られた。特に下2つ。でも、これらは実は伏線で、本命のプランを思いついていたのだ。それは、

・映画『RAILWAYS』を観る

である。まぁどうせこのブログは誰も見ていないだろうけど、もしものために僕とRの所属組織については伏せるが……まぁ……「これじゃね?」(何がこれだよ)という感じでこの映画を観たい、もとい観ようと決めていた。乗ってくれるかな……と思いながら話すと、全力で嫌がられた。そこまで拒絶しなくてもいいのに……と思うくらいに。でも私は諦めなかった。絶対に観る、もとい観させる! 狙う上映はレイトショー、20:45分本編開始の回。

 ラーメンを食べながらもそんなことを考えつつ、替玉をして食べ終えても、上映開始まで結構な時間がある。どうするか……と考えて、ふいに思いつきで「ラーメン屋巡りしない?」と言ったのだ。するとRは「いいですね、行きましょう」と乗ったのだ(Rが無類のラーメン好きであるのは、わざわざラーメンを食べに新幹線を使うという時点でお分かりだと思う)。僕は、昼を少し遅く食べたから入るだろうか……と心配しつつ、よし、じゃあ行こうとラーメン屋巡りを決定した。
 『麺や おの』を出て左に曲がり、親富孝通りを北へ進む。次に行く店はすでに決めてあった。『島系本店 舞鶴店』だ。この店は2度ほど来たことがあったので味は知っていた。豚骨・極細麺が基本の福岡のラーメン屋のなかで、豚骨醤油・極太麺という珍しい形でラーメンを出している店だ。
 店内に客は1人もおらず、Rは「えっ…ここですか?」と不安げ。隣の博多餃子房603はお客がそこそこ入っているのに……と、島系の店内を訝しげに眺める。私はそれでも「いや本当にうまいって! さ、入ろう!」と扉を開けた。
 2人とも同じ豚骨ラーメン中、極太麺(注文時に“極太麺”と言わないと太麺になる)を注文。麺の太さのせいで結構待たされつつも、2人しかいない店内でラーメンを食べた。Rの感想は「酸味がある(特にさっきあっさり系を食べたからもあるだろう)、ラーメンに野菜が入っていると食べにくい、麺が固くないか」だった。まぁ、そういうラーメンなんだということで納得させた。
(後半へ)