HIVについてはそれなりにいろいろ勉強したのですが、
そういえばやじはB型肝炎ウイルスHBVにも感染しているんですよね。
頭痛薬をもらいに行ったついでに近所のクリニックの内科の医師に
「全然免疫もできないのですけど、どうなるんでしょうね?」と聞いてみたんです。
すると、「医師向けだけど今日B型肝炎の講演会があるから行ってみたら?」
と言われ行ってきました。
ちょっとちんぷんかんぷんでしたが、それなりに面白かったです。
とりあえず、やじはずっとALT40台、ということで慢性肝炎ではないようです。
いつも?と思っていたB型肝炎ウイルスの量。
なんだかHBeAg-S/CO 886.5 HBe-Ab(-)てことで感染力は強いということでしたが、
HBV-PCR 2.8LogCP/mLってのが何?って疑問だったんですね。
それが今日の公演会でわかりました。
1mlあたりにウイルスが10の2.8乗いるってことらしいです。
ってことは400個ぐらいかな。
これって多いのか?というと・・・
10の5乗を超えると肝硬変への進展、肝臓癌になりやすいらしいです。
B型肝炎は以前は「セロコンバージョン」をおこしてALTが正常化することが
治療の目標だったらしいのですが、
(やじもそう聞きました)
セロコンバージョンしても肝硬変、肝臓癌の発生はおこるらしいです。
結局HIVもHBVも体の中から消えることはないんだって。
トホホ・・・
HBV量が10の7乗未満、HBeAg陽性の場合、
ALT正常の場合(無症候性キャリア)、無治療でよいと。
ALT異常の場合(慢性肝炎)、エンテカビルを投与するらしいです。
ふむふむ。
で、すでにラミブジンを投与中(3年未満)でHBV量が10の2.6乗以上で、
breakthrough hepatitis(ラミブジン耐性が生じて、肝炎を再発すること)が無い場合、
ラミブジン継続可。もしくはエンテカビルに切り替え可。
ということでした。
やじの場合、ラミブジン(エピビル)を内服していますから、そのまま継続でよさそうです。
(B型肝炎の治療の場合ラミブジンはゼフィックスというらしいです。同じ成分らしい)
ラミブジンはウイルスが耐性を持ちやすいので、最近はエンテカビルをチョイスするとか。
でもラミブジン耐性のHBVはエンテカビルにも耐性を持ちやすいので、
エンテカビルあるいはラミブジン耐性の時にはアデフォビルを重ねるということでした。
やじの飲んでいるテノフォビル(ビリアード)もHBVに効果があるらしいのですが、
HIV治療につかうのと10倍以上の量を使う必要があるということでした。
あと、HBVにはA~Hの8つの亜型があるそうです。
日本の中では東北、沖縄を除きC型が多いらしいです。
C型はウイルスの量が多くて、肝硬変・肝臓癌へ進展しやすい。
A型(欧米に多い)も慢性化しやすく、肝硬変・肝臓癌へと進展しやすい。
一方、東北、沖縄に多いB型はウイルス量は少なく、上記のような進展は少ないとか。
なんだか難しい話だったのですが、とりあえず、今のエピビルをしっかり飲むことですよね。
ちなみにHBVに使う薬はアデフォビル(ヘプセラ)とエンテカビル(バルクラード)ということでした。
インターフェロンの話はありませんでした。
話を聴きに行っただけなのに、ボールペンとかレポート用紙もらっちゃいました。
お茶も出たしね。(伊右衛門濃いめでした)
でも、駐車場はベンツとかアウディーとかBMWとか、外車の展示場みたいでしたよ。
移る病気なんですよね?C肝はもっとひどいらしいですけど、キスとかで移るんでしょうか?
今回のやじさんのブログ、全然わかりませんでした・。(俺、アホやからw)
B型慢性肝炎の場合,C型と違ってインターフェロンがあまり効果的でないため,
ラミブジン(商品名:ゼフィックス)登場以後,ほとんど使われなくなりました.
いまは抗ウイルス薬による治療がメインですね.
一方,C型慢性肝炎のインターフェロン治療も成績がずいぶん向上してきました.
これも抗ウイルス薬(リバビリン)のおかげです.
僕が医者になった10数年前とは慢性肝炎治療もずいぶん進歩しました.
日々勉強しなきゃいけませんね(;´∀`)
きっとうぱっぴさんは消化器内科のDrさんですから、間違っていたら訂正していただけると思いますので、
やじの知っている範囲内で。
昔は輸血で感染(確かアメリカの大使が日本で受けた輸血で感染したニュースがあったような)。今は輸血に関して様々な検査を行っているので、ほとんど無いとか。
予防接種のときの注射器の回しうち。(やじの小学校のときは、一本の注射器で二人打たれていたのを記憶しています。)これも、今は使い捨ての注射器を使うのでほとんどないとか。
逆に、覚せい剤使用に際して回しうちをすることが多いので、それで感染することもあるらしいです。ヨーロッパなんかではもちろんHIVを含め、注射器を介した感染ルートを遮断するため、注射器を無料で配布している国もあるくらいです。
その他、刺青の際に用いる針によって感染。
そしてなにより今はハネムーン肝炎で有名になった性交渉による感染ですね。
キスでも移るって聞いたことがありますが、本当かどうかはわかりません。
内容はやじもちんぷんかんぷん。
講演会の後に講師の先生に自分のデータを見せてお尋ねしました。
インターフェロンって、自殺するとかうわさになったくすりですよね。
ゼフィックス=ラミブジン=エピビルなんですってね。同じ薬なのに、それぞれ使う疾患で名前(商品名)が違うんですね。
今日の講師の先生は奈良市立病院のDrなんですが、
内視鏡(胃、大腸とも)はしませんし、肝臓しかみません、とおっしゃっておられました。
頑張って治療してもらってくださいと励ましてくれました。やじの通っている国立大阪病院にも肝臓の有名な医師がいるので、一度相談してみては?とアドバイスいただけました。
主治医はB型肝炎の話にはあまり触れないんですよ。
(主治医は、感染症内科専門のドクターのようですが)
ALTは、今まで最高でも70台、平均すると4~50ってとこなのですが
これって、やじさんと同じで無症候性キャリアであって
慢性肝炎とは言わないんでしょうか?
これといった自覚症状もないですしね。
とは言うものの、肝硬変や肝ガンへの進行の可能性もある訳で
怖い病気ではありますが。。。
やっぱりHIVの方が問題だからではないでしょうか。
うちの主治医も肝臓のことはほとんど話題にしません。
「ALT,ASTは落ち着いていますね。ビリルビンが高いのは薬剤のせいでしょう。ウイルス量は少ないですよ」
くらいです。
あ、HIVの話も少ないかも。ウイルス量とCD4の値くらいだ・・・。
あと、脳の悪性リンパ腫はEBウイルス(発ガンウイルスらしい)によるものなので、血液中、そしてたまに髄液中のウイルス量も測定していて、その値の話。
あとは雑談です。
B型肝炎の話はここに詳しく載っています。
http://www.bkanen.net/index.html
わりとわかりやすく書いてあります。
ALTが正常だと無症候性キャリアのようです。
慢性肝炎になるとALTが上昇したり、
プロトロンビン時間が長くなったりするみたいです。