ぎょうりやま

かいちょうさんの日記

菜の葉一枚

2017年09月22日 | 日記

みよがの志ゆるし ひながたや

擦り減った古墨
それを包んだ紙
そこに書き記された文言
本席さまの信仰がひしひしと伝わってくる

みょうが(冥加)とは
1、気がつかないうちに授かっている神仏の加護・恩恵
2、神仏の加護・恩恵に対するお礼

つまり、神様のご守護に対するお礼の心
一切を粗末にしないという精神
ひながたの精神
それをこの古墨に託されたのだと思う

菜の葉一枚無駄にしてくれるな
教祖の言葉だ

残飯をもらってくる
それを洗って粥にして食べる
こんな先輩が大勢いた

だが、

祝い事がある
テーブルには御馳走が並ぶ
ほとんど食べない

そして
ついに
教祖や本席様のお言葉とは真逆の行為が行われる

ゴム手袋をしたご婦人達
一斉にテーブルの上の料理をわしづかみ
ゴミポリに投入

一度も口を付けていないケーキや饅頭
料理人が手塩にかけて作った料理
それが惜しげもなく廃棄される

それを平然と眺める出席者達
これが自然体なのであろう
小さい頃から眺めてきた風景のひとコマにすぎない

ここには教祖も本席様も
そして親神様もおられない(汗)