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福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

魂にしみいる言葉

2006年12月23日 | 青年会議所の活動
12月21日(木)、タカクラホテル福岡で「九州JC2006ファイナル」が開催。
宗像JCからは田中郁三直前(次年度ブロ長)・高田洋至副理事長・戸波真也副理事長(次年度地区議長)・新枦英文監事・中村好成室長(地区渉外特別委員会副委員長)・浜田修一委員長と私の7名で出席。

 
(写真左上は成松地区長、写真右上はプレゼン用の映像をチェックする浜田委員長)

2006年度の九州地区協議会報告会を聴き、中村好成副委員長の地区最後の仕事を見届けるために参加しました

九州地区協議会の成松広隆会長を始め役員から1年間の総括が報告されましたが、私が特に感銘を受けたのは九州ビジネス交流委員会で委員長代行を見事全うした野上晴史君(飯塚JC)の活動報告(写真左下)と、2004年度に宮崎ブロック協議会会長をされた山口弘哲顧問(写真右下)のお礼の言葉でした。

 

その山口顧問のスピーチをここで紹介させていただきます。
九州地区ファイナル「お礼の言葉」
山口弘哲顧問(宮崎ブロック小林JC)

2001年の7月24日のことだったと思います。サマーコンファレンスが開催された横浜市の歓迎式典挨拶で中田宏市長が紹介された孔子の言葉です。

「善友は助け合って成長し、悪友は誘い合って堕落する」

一生懸命やっているメンバーに対しては、一生懸命やっている理事長に対しては、一生懸命やっている委員長に対しては、皆が一生懸命助け合って応援してくれる、それがJCの友情です。

一方、一生懸命頑張っていない人に対しては、愚痴をこぼし合って堕落していきます。

これはどんな会社でもどんな組織でも一緒だと僕は思っています。
「修練・奉仕・友情」というJCの三信条の中で、まず「修練と奉仕」がくるのは自己の「修練」があって、市民に「奉仕」して、それから得られる「友情」があるから3番目に友情がある。

目の前に大きな長い坂があって、リヤカーに荷物を沢山載せている男がいたとして、その坂の一番下にいるその男とリヤカーを押そう・手伝おうとは誰も思いません。
リヤカーに沢山荷物を積んで汗をかきながら一生懸命坂を登っていって、その坂の頂上まで来ている所で本当に苦しんでいる、そういう男を見た時に、誰もが近くに行って「手伝いましょうか?」「応援しましょう」「応援させてください」という話が出てくる。

銀行に例えても多分そうだと思います。
素晴らしい事業計画をもってしても、しゃべりがうまくても、「500万円、融資してください」では多分銀行マンは融資してくれません。
それよりも「今までこういう夢のために一生懸命10年かけて500万円少しずつ貯めてきました。あと1千万円足りません。どうかお願いします」そういう話をした時に銀行マンは「わかりました、あなたの夢の達成のためにお金を出しましょう」そういうことは多分成立すると思います。

是非皆さんも、一生懸命やることによって得られる友情をこそ大事にしていただきたいと願います。皆で一生懸命やっている人間に対しては助け合って知恵を出し合ってやってもらいたいと思います。

もう一つだけ話をさせていただきます。
森信三さんという方の言葉です。

「裏切られた恨みは他人に語るな、それを他人に語らず、乗り越えていくことにこそ、人生を生きていく知恵が生まれる」

JCを一生懸命やってリーダーシップを発揮していると、他人が休んでいる姿を見て愚痴をこぼしたくもなります。しかしそこで愚痴をこぼすことなく、自分の想いだけを伝えていく。
「とにかく一緒に、一生懸命やっていこうよ」と。
そういった時に自分のJCの中で新しい知恵が生まれて、それが普段の地域社会での成功へと結びつけると思います。

九州地区とはそういう土壌です。今年度の成功を糧に、ここにいる役員も頑張ってまいりたいと思いますので、それぞれのLOMのメンバーの皆さんも愚痴をこぼすことなく、英知を自分の力で身に付けていってもらいたいと思います。
本当に一年間ありがとうございました。
魂にしみいる山口顧問のご挨拶でした。
地区長訪問例会時のスピーチでも感銘を受けましたが、今回のお話も含蓄のあるご挨拶でしたので、ここで紹介させていただきました。
私自身、このお話を拝聴し、自らを戒め精進していかねばと心に誓いました。

さて、九州地区2006ファイナルを終え、渉外特別委員会に副委員長として出向し、職務を全うした中村好成室長、本当にご苦労様でした。

中村室長が苦労していたとき、私は敢えて突き放していましたが、それは中村室長の成長を願っていたから、そして1年間見事に職務を果たすことを信じていたからです。

是非、メンバーの皆さんからも中村好成室長に労いの言葉をお願いします。

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