今朝(2007/10/25)の新聞にとっても気持ちが暖かくなる記事がふたつありました。
地域版なのでwebでご紹介できないのが残念です。
毎日新聞のはんしん版です。
ちょっと長くなるけど、ご紹介したいと思います。
ひとつは、「荒れ放題の中庭が憩いの場に~芦屋市立図書館」です。
せっかく図書館に中庭があるのに、手入れをする予算や人手がなく、背丈ほどの雑草が伸びていたのを、2003年に異動してきた職員の方が「見るに見かねて」草むしりからはじめられたそうです。
図書館を利用する市民の方がボランティアで協力して、「ジャックと豆の木」のナタマメをう植えたり、オリーブや月桂樹などの樹も植えて、今ではすっかり市民の憩いの場になっているという記事です。
関わる人自身が楽しみ、心が潤っていれば、それを利用する人たちもその温もりに自然に触れることでしょう。
それに、図書館にそういう手作りのスペースがあれば、本を読む想像力も膨らみそうです!
そういう雰囲気もとっても大切だなあ、とあらためて思いました。
****
さて、二つ目は「くるまいすまいる~ゆりあ絵日記」という連載の記事です。
伊丹市の林やよいさんという方が、車いすを使う娘さんとの日常を、とってもかわいいイラストと供に綴っておられるのですが、今日は、市バスでお出かけするお話しです。
伊丹市はノンステップバスを導入して10年たつそうですが、現在、76%がノンステップバスにかわったそうです。便利ですね!
でも、バスが変わるだけじゃお出かけは難しいんですよね。
「車いすの人がノンステップバスに乗るためには、運転手さんがスロープをとりつけ、乗るのを手伝ってくれて、車いすを固定するまで、乗客全員に待ってもらわなくてはなりません」
ということで、嫌な顔をする人もいるかもしれません。
でも、最近は運転手さんも慣れてきて、手際がよくなっているそうですし、他のお客さんも気持ちよく待ってくれるそうです。
そう言えば、阪急電車で車いすの人が乗るのをよく見かけますが、駅員さんの手際がとってもよくって、ずっと以前のように特別に待つ時間がほとんどないように思います。
JRでも主要駅では、以前と比べるとだいぶスムーズになってきました。
でもでも、「バリアフリー」って設備を整えるだけでは不十分。
林さんは
「人同士が理解して、心で受け入れられて初めて実現するのだなあと思います」
と最後に書いておられますが、本当にそうだと思います。
移動がゆっくりの年配のお客さんが座席にちゃんと座るまで、発車しないで皆が待っていることができるとか、ベビーカーと赤ちゃんを抱えて若いお母さんが乗っても席をゆずってあげられるとか、ありますね。
私も車いすの友人と出かけたり、
こどもが小さいとき、ベビーカーや荷物をたくさん持って電車やバスを利用するのに、とっても苦労したことがあります。
こちらが気を遣っていても、どうにもならないこともあります。
そんなとき、周囲の人がちょっと気にかけてくれたり、嫌そうな顔をされないとか、そんなことのひとつひとつが、ほんとに嬉しいし、励まされます。
そんなひとりひとりの思いが、みんなの生きやすさになるのだと思います。
地域版なのでwebでご紹介できないのが残念です。
毎日新聞のはんしん版です。
ちょっと長くなるけど、ご紹介したいと思います。
ひとつは、「荒れ放題の中庭が憩いの場に~芦屋市立図書館」です。
せっかく図書館に中庭があるのに、手入れをする予算や人手がなく、背丈ほどの雑草が伸びていたのを、2003年に異動してきた職員の方が「見るに見かねて」草むしりからはじめられたそうです。
図書館を利用する市民の方がボランティアで協力して、「ジャックと豆の木」のナタマメをう植えたり、オリーブや月桂樹などの樹も植えて、今ではすっかり市民の憩いの場になっているという記事です。
関わる人自身が楽しみ、心が潤っていれば、それを利用する人たちもその温もりに自然に触れることでしょう。
それに、図書館にそういう手作りのスペースがあれば、本を読む想像力も膨らみそうです!
そういう雰囲気もとっても大切だなあ、とあらためて思いました。
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さて、二つ目は「くるまいすまいる~ゆりあ絵日記」という連載の記事です。
伊丹市の林やよいさんという方が、車いすを使う娘さんとの日常を、とってもかわいいイラストと供に綴っておられるのですが、今日は、市バスでお出かけするお話しです。
伊丹市はノンステップバスを導入して10年たつそうですが、現在、76%がノンステップバスにかわったそうです。便利ですね!
でも、バスが変わるだけじゃお出かけは難しいんですよね。
「車いすの人がノンステップバスに乗るためには、運転手さんがスロープをとりつけ、乗るのを手伝ってくれて、車いすを固定するまで、乗客全員に待ってもらわなくてはなりません」
ということで、嫌な顔をする人もいるかもしれません。
でも、最近は運転手さんも慣れてきて、手際がよくなっているそうですし、他のお客さんも気持ちよく待ってくれるそうです。
そう言えば、阪急電車で車いすの人が乗るのをよく見かけますが、駅員さんの手際がとってもよくって、ずっと以前のように特別に待つ時間がほとんどないように思います。
JRでも主要駅では、以前と比べるとだいぶスムーズになってきました。
でもでも、「バリアフリー」って設備を整えるだけでは不十分。
林さんは
「人同士が理解して、心で受け入れられて初めて実現するのだなあと思います」
と最後に書いておられますが、本当にそうだと思います。
移動がゆっくりの年配のお客さんが座席にちゃんと座るまで、発車しないで皆が待っていることができるとか、ベビーカーと赤ちゃんを抱えて若いお母さんが乗っても席をゆずってあげられるとか、ありますね。
私も車いすの友人と出かけたり、
こどもが小さいとき、ベビーカーや荷物をたくさん持って電車やバスを利用するのに、とっても苦労したことがあります。
こちらが気を遣っていても、どうにもならないこともあります。
そんなとき、周囲の人がちょっと気にかけてくれたり、嫌そうな顔をされないとか、そんなことのひとつひとつが、ほんとに嬉しいし、励まされます。
そんなひとりひとりの思いが、みんなの生きやすさになるのだと思います。